注:
これはクラウゼヴィッツの『戦争論』第一章第3節にある。そこに含まれている意味を一義的に理解してはならない。事実、同じ章でクラウゼヴィッツはこうも言っている。「文明のある国民はみだりに捕虜を処刑しないし、また敵の都市や国土を破壊しないのが通例である。その理由は、知性が文明国民の行う戦争に介入して、本能のかかる粗野な発現よりも、むしろ知性のほうが暴力を行使するにいっそう有効な手段であることを教えたからである。」
注:
普仏戦争で勝利し「小ドイツ」を統一しようとする「ドイツ帝国」(1871~1918)と、ドイツ語国家であるオーストリアを強制的に併合し、ドイツ人の住むズデーテン、クライペダ(メーメル)、グダニスク(ダンツィヒ)、ユトランド(北シュレースヴィヒ)、ルクセンブルク、アルザス=ロレーヌ等の地を併呑し、「大ドイツ」を築くいわゆる「第三帝国」(1933~1945)を指している。
注:
ブルボン朝を再び倒した「フランス第二共和政」(1848~1852)、ルイ=ボナパルト(ナポレオン三世)の「フランス第二帝政」(1852~1870)、2回の対ドイツ戦敗北に挟まれた「フランス第三共和政」(1870~1940)を指している。
p.s. マルクスの名著『ルイ・ボナパルトのブリュメール18日』はこの時期のフランス社会の様相をダイナミックに解説している。
注:
ハプスブルク家の一員が君主を務めた「オーストリア帝国」(1840~1867)や「オーストリア=ハンガリー帝国」(1867~1918)を指している。1918年、第一次世界大戦終了後、オーストリア=ハンガリー帝国は解体、オーストリア、ハンガリー、チェコスロバキアは共和国として独立。その他の地域もユーゴスラビア、ポーランド、ルーマニア、イタリアに併合された。
注:
第一次世界大戦後、オスマン帝国はアラビア半島、イラク、シリア一帯の大量の領土を放棄した。パレスチナはイギリスが管轄することとなり、ヨーロッパのユダヤ人が大量に流入した。第二次世界大戦後、ユダヤ人の戦争中の悲惨な出来事により、彼らの祖国復興の想いをアメリカやソ連などの強大な勢力が後押しし、「イスラエル」は1948年5月14日に独立を宣言した。
注:
イタリアの統一(1815~1871)、ギリシャ独立戦争(1821~1829)、バルカン戦争(1912~1913)、トルコ独立戦争(1919~1923)を指している。
p.s. 「何世紀も鉄かごのように自分たちの思想を縛り付けていた、あの理解できない記号」はトルコ建国の父(Atatürk)であるムスタファ・ケマル(Mustafa Kemal)のアラビア文字への評価である。
注:
『ライムギ畑でつかまえて』(作者:J.D.サリンジャー)より。原文は以下の通り:
"Anyway, I keep picturing all these little kids playing some game in this big field of rye and all. Thousands of little kids, and nobody's around - nobody big, I mean - except me. And I'm standing on the edge of some crazy cliff. What I have to do, I have to catch everybody if they start to go over the cliff - I mean if they're running and they don't look where they're going I have to come out from somewhere and catch them. That's all I do all day. I'd just be the catcher in the rye and all. I know it's crazy, but that's the only thing I'd really like to be."
注:
国道6号線(U.S. Route 6)は東西方向に走るアメリカの国道。この道路はマサチューセッツ州プロビンスタウンとカリフォルニア州ビショップを結んでおり、「アメリカで最も景色の美しいハイウェイ」とされている。
注:
『ヨハネの黙示録』(21:6)——彼はまた私に言った。「事は成就した。わたしはアルファであり、オメガである。初めであり、終わりである。渇いている者には、命の水の泉から価なしに飲ませよう。」
注:
これはオットー主教の母語——ドイツ語。「Heilige Lanze」は「聖槍」、「Welwitschie」は「ウェルウィッチア」の意味。
p.s. ウェルウィッチアは「ウェルウィッチア科」「ウェルウィッチア属」の唯一の品種である。またの名を「奇想天外」。1859年、オーストリアの探検家Friedrich Welwitschがアンゴラの砂漠で発見した。雌雄異株。茎は短く、一生で2枚の葉しか成長させない(左右対称。この2枚の葉は無限に成長する。その先端は徐々にひび割れて密集するので、見ただけでは元々2枚の葉であったとは分からない)。根は非常によく成長し、3メートルから10メートルになり、地下水を吸収する。平均寿命は数百年に達し、いくつかの個体は二千年以上も生きる。アンゴラの隣国ナミビアの国花である。
注:
「Rangers, Lead the Way!」(レンジャーが道を拓く!)はアメリカレンジャー(他の国の特殊部隊に相当)のモットー。
1944年6月6日、ノルマンディーのオマハビーチでアメリカ軍が「ドッグホワイト」防御エリアに上陸した時、アメリカ第29歩兵師団副師団長ノーマン・コタ(Norman Cota)准将と第5レンジャー大隊の指揮官マックス・シュナイダー(Max Schneider)少佐が出会った。准将は「これはどこの部隊か?」("What outfit is this?")と尋ねた。少佐は「第5レンジャー大隊であります、准将!」("5th Rangers, Sir!")、准将はそこでこう言った。「よし、クソったれ。レンジャーなら道を拓け!」("Well, goddamnit, if you're Rangers, lead the way!")。
注:
エレイン、モーガン、ヴィヴィアン、ニミュエは全てアーサー王伝説の登場人物。そのうちエレイン、ヴィヴィアン、ニミュエはいわゆる「湖の乙女」(Ladies of the Lake)の一員。モーガン(Morgan le Fay)はアーサー王の姉で、「邪悪な巫女」として有名。
p.s. コネチカット州、ハートフォード市とアーサー王の関係は原題のタイムトラベル小説の開祖であるマーク・トウェインの名著『アーサー王宮廷のコネチカット・ヤンキー』(A Connecticut Yankee in King Arthur's Court)を参照。