diff --git a/public/novels/ae/xml/catalog_list.xml b/public/novels/ae/xml/catalog_list.xml index d1323585..52442f7d 100644 --- a/public/novels/ae/xml/catalog_list.xml +++ b/public/novels/ae/xml/catalog_list.xml @@ -1,7 +1,7 @@ ch1 - ch2 + ch2 ch3 ch4 ch5 @@ -19,11 +19,11 @@ ch17 ch18 ch19 - ch20 + ch20 ch21 ch22 ch23 ch24 ch25 - ch26 + ch26 diff --git a/public/novels/ae/xml/ch1.xml b/public/novels/ae/xml/ch1.xml index 170390ea..bd6769ed 100644 --- a/public/novels/ae/xml/ch1.xml +++ b/public/novels/ae/xml/ch1.xml @@ -42,7 +42,7 @@ - + diff --git a/public/novels/ae/xml/ch10.xml b/public/novels/ae/xml/ch10.xml index 9943b51c..1f30a5a9 100644 --- a/public/novels/ae/xml/ch10.xml +++ b/public/novels/ae/xml/ch10.xml @@ -2,14 +2,14 @@ - - - - - - - - + + + + + + + + @@ -27,31 +27,31 @@ - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + @@ -67,7 +67,7 @@

注:

ウィーン13区はヒーツィング(Hietzing)と呼ばれ、市の最西部あたる。ハプスブルク家のシェーンブルン宮殿がある。

- プランク教授、そのような型破りはしないで頂きたい。 + 플랑크教授、そのような型破りはしないで頂きたい。 評議会の誰かが匿名発言装置を使い、スタイル抜群の学者に意見する。 @@ -106,13 +106,13 @@ 自決権は研究機関にとって活力の源です。手続きやら承認やらを強要されては、学術的活力が奪われ、組織にとっても災難です。 - まぁまぁ……話を戻しましょう。で、エジソンの状況は? + まぁまぁ……話を戻しましょう。で、에디슨の状況は? いずれも譲らない状況に別の発言者が話題を変えた。 - あ、プリンセス・ナンシーですか。なかなか面白いことになっていますよ。 + あ、プリンセス・낸시ですか。なかなか面白いことになっていますよ。 @@ -129,7 +129,7 @@ ……何かと思ったら、治安維持部隊のことですか。 - 悪ふざけはよしてください。プランク教授。 + 悪ふざけはよしてください。플랑크教授。 @@ -156,13 +156,13 @@ - ニューヨークマンハッタン、エジソンタワー。 + ニューヨークマンハッタン、에디슨タワー。 つまり……その「重要なこと」とは一体どういったこと、なのです? - インクをこぼしそうになりながらシュレーディンガーは不機嫌な顔で、研究の邪魔をするナンシー・エジソンとエリアス・ノキアンビルタネンを横目に見た。 + インクをこぼしそうになりながら슈뢰딩거は不機嫌な顔で、研究の邪魔をする낸시・에디슨とエリアス・ノキアンビルタネンを横目に見た。 @@ -188,13 +188,13 @@ ……6.626070? - プランク定数のことなのです?なぜ、そんなわかりきったことをいまさら聞くのです? + 플랑크定数のことなのです?なぜ、そんなわかりきったことをいまさら聞くのです? もう一つ、1.054571を含む定数もあったよね? - ……それは私が推奨している換算プランク定数なのです。 + ……それは私が推奨している換算플랑크定数なのです。 話が見えてこないのです。つまりなんなのです? @@ -309,7 +309,7 @@

熱力学第二法則については様々な同値の原理がある。よく用いられるのが:

「他に何の痕跡も残さずに低温物体から高温物体に正の熱を移すことはできない」(クラウジウスの原理)、

「一様な温度を持つ一つの熱源から熱を取り出しこれを仕事にするだけで他に何の結果も残さない様な過程は実現不可能である」(ケルビンの原理)、

-

「重いものを持ち上げ、これに対して熱源を冷却すること以外に何の作用もしないで周期的に働く機械をつくることは不可能である」(プランクの原理)、

+

「重いものを持ち上げ、これに対して熱源を冷却すること以外に何の作用もしないで周期的に働く機械をつくることは不可能である」(플랑크の原理)、

「既定エネルギー、物質からなり、パラメーターの確定したシステムに対し、このような安定した平衡系が存在する――他の状態も可逆過程によってそれを得ることができる」(Hatsopoulos-Keenanの原理)

など。

@@ -517,7 +517,7 @@ 飲酒運転? - フィンランド人が運転の代行に来てくれないからよ。車置いて、地下鉄やタクシーで帰れって? + 핀란드인が運転の代行に来てくれないからよ。車置いて、地下鉄やタクシーで帰れって? あぁ、もう!全部スコットランドヤードのせい!免停にしやがって! @@ -615,7 +615,7 @@

ウェストミンスター修道院(Westminster Abbey)はロンドンの中心部ウェストミンスター区に位置し、イギリス国王(イングランド期から)の戴冠即位及び埋葬が行われる場所となっている。

この地に埋葬された人物は王族を除くと多くは皆偉人で、アイザック・ニュートンやチャールズ・ダーウィン、チャールズ・ディケンズ等がいる。

- ――マイケル・ファラデーやカール・マルクスの名前は一人で墓地を歩く青年に安心感を与えてくれた。 + ――マイケル・ファラデーや칼・マルクスの名前は一人で墓地を歩く青年に安心感を与えてくれた。

注:

この2人の偉人はハイゲイト墓地に埋葬された。

@@ -632,7 +632,7 @@ ん? - 奪われていた視線を正面に戻すと、前方の角に見覚えのある女性を見つける。 + 奪われていた視線を正面に戻すと、前方の角に見覚えのある여성を見つける。 あれ、本当に縁があるわね。 @@ -658,7 +658,7 @@ ふふ、緊張することないわ。 - リアーナ・ブリガンティアよ。 + 레아나・ブリガンティアよ。 本部直属の戦乙女だけど――今日はあなたと同じ、ただ墓参りに来ただけの人。 @@ -720,7 +720,7 @@ 彼女は――ベルリンで起きた崩壊事件に対処すべく当時出撃したわ。そして、あの崩壊でインヴァーリデンフリートホーフに埋葬されなかった唯一の戦乙女よ。

注:

-

インヴァーリデンフリートホーフ(Invalidenfriedhof)はベルリンで最も古い墓地の一つ、かつてプロイセンの軍人墓地であった。

+

インヴァーリデンフリートホーフ(Invalidenfriedhof)はベルリンで最も古い墓地の一つ、かつてプロイセンの군인墓地であった。

……ベ、ベルリン? それって……。 @@ -760,7 +760,7 @@ 彼女に起こった不幸は、誰が見ても悲劇そのものだったわ。あんな悲劇、彼女一人が背負う必要なんて全くなかったのに。 - ただ……戦士にとって、軍人にとって、いわゆる「名誉」というものは個人より優先されるものだから。 + ただ……戦士にとって、군인にとって、いわゆる「名誉」というものは個人より優先されるものだから。 確かに、人としてはとても残酷なことだけど……。 @@ -822,7 +822,7 @@
- そう言うとリアーナは웰트の口を押え、木々の合間に引きずり込む。 + そう言うと레아나は웰트の口を押え、木々の合間に引きずり込む。 それまで全く注意していなかった方向から――不思議な浮遊物が夜の闇の中、突如現れた。 @@ -839,7 +839,7 @@ ゆ、ゆゆ―― 幽霊? ……なっ、滅多なこと言わないで! - それと本物の「幽霊」はね、巷で言われているものよりずっと厄介なのよ。 + それと本物の「유령」はね、巷で言われているものよりずっと厄介なのよ。 えっ?幽霊って本当にいるのか? ……ただの喩えよ。 あと大きな声を出さないように。ここが戦場だったら、あなたもう命落としてるわよ。 @@ -888,7 +888,7 @@ それに今しゃべってた声……どこかで聞いたような気が……。 - リアーナは草むらの石を手に取り投げつける―― + 레아나は草むらの石を手に取り投げつける―― @@ -899,7 +899,7 @@ - 「幽霊」に命中した石は硬い岩にぶつかったかのように高い澄んだ音を立て、草むらに跳ね返ってきた。 + 「유령」に命中した石は硬い岩にぶつかったかのように高い澄んだ音を立て、草むらに跳ね返ってきた。 ……? @@ -918,7 +918,7 @@ - 「幽霊」は体の下側から勢いよく風を吹き出したかと思うと、物凄い勢いで逃げて行った。 + 「유령」は体の下側から勢いよく風を吹き出したかと思うと、物凄い勢いで逃げて行った。 @@ -926,7 +926,7 @@ ……しっ。 - リアーナは、懐から非常に小さな通信機を取り出す。 + 레아나は、懐から非常に小さな通信機を取り出す。 diff --git a/public/novels/ae/xml/ch11.xml b/public/novels/ae/xml/ch11.xml index 19c2c10f..d26f7363 100644 --- a/public/novels/ae/xml/ch11.xml +++ b/public/novels/ae/xml/ch11.xml @@ -2,18 +2,18 @@ - - - - - + + + + + - - - - - + + + + + @@ -22,7 +22,7 @@ - + @@ -79,7 +79,7 @@

どうしてこうなったのか……웰트は思わず深い溜め息をついた。

-

空もだいぶ暗くなった現在、42実験室には2人の来客者、リアーナ・ブリガンティアとヨアヒム・ノキアンビルタネンがいる。1人は本部でも優秀な戦乙女、もう1人はフィンランド人の息子だ。

+

空もだいぶ暗くなった現在、42実験室には2人の来客者、레아나・ブリガンティアと요아힘・ノキアンビルタネンがいる。1人は本部でも優秀な戦乙女、もう1人は핀란드인の息子だ。

何故、この2人が同時にここに現れたかというと……。

恐らく、それこそいわゆる「縁」というものであろう。

@@ -93,7 +93,7 @@
-

ここが父親の職場ということもあって、ヨアヒムは何度も42実験室に来たことがある。毎回、天パのお姉さんとツインテールのお姉さんが、他の子どもでは体験できないようなことをさせてくれる。色鮮やかな化学溶液を作ったり、暗い部屋で放電コイルの音を楽しんだり、コンピューターのお姉さんと劇の練習をしたり……他の子たちに自慢できる思い出ばかりだ。

+

ここが父親の職場ということもあって、요아힘は何度も42実験室に来たことがある。毎回、天パのお姉さんとツインテールのお姉さんが、他の子どもでは体験できないようなことをさせてくれる。色鮮やかな化学溶液を作ったり、暗い部屋で放電コイルの音を楽しんだり、コンピューターのお姉さんと劇の練習をしたり……他の子たちに自慢できる思い出ばかりだ。

@@ -119,7 +119,7 @@ -

戦乙女のお姉さんが深くお辞儀し謝る様子を思い出し、ヨアヒムも自分のしたことを申し訳なく思った。

+

戦乙女のお姉さんが深くお辞儀し謝る様子を思い出し、요아힘も自分のしたことを申し訳なく思った。


―――少なくとも웰트の目にはそう映った。

@@ -127,7 +127,7 @@

何がなんでも弁償させようとする大人を前に、少年は場を和ませようと――


-

「リアーナお姉ちゃん、サイン頂戴!」

+

「레아나お姉ちゃん、サイン頂戴!」

@@ -221,7 +221,7 @@ え……DNA?

注:

-

1953年初めワトソン(James Dewey Watson)とクリック(Francis Harry Compton Crick)はフランクリン(Rosalind Elsie Franklin)が撮影したX線回折写真に基づきDNA二重らせん構造の正確なモデルを提唱、『ネイチャー』に論文を発表した(第171巻4356期737頁、MOLECULAR’ STRUCTURE OF NUCLEIC ACIDS:A Structure for Deoxyribose Nucleic Acid)。

+

1953年初めワトソン(James Dewey Watson)とクリック(Francis Harry Compton Crick)は프랭클린(Rosalind Elsie Franklin)が撮影したX線回折写真に基づきDNA二重らせん構造の正確なモデルを提唱、『ネイチャー』に論文を発表した(第171巻4356期737頁、MOLECULAR’ STRUCTURE OF NUCLEIC ACIDS:A Structure for Deoxyribose Nucleic Acid)。


P.S.たった1頁の論文で、署名と参考文献は738頁に掲載されている。

@@ -347,7 +347,7 @@ なら、いっそこれを機に手続きするのはどうかな? - ヨアヒムの方がお断りでしょうけどね。はははは。 + 요아힘の方がお断りでしょうけどね。はははは。 ……もう、いい加減にしてくれーー! @@ -360,10 +360,10 @@
- ニューヨーク、エジソンタワー・地下実験室。 + ニューヨーク、에디슨タワー・地下実験室。 ハリー、反射体はまだそのままなのです! ……見てください、反応がもう相当危険な領域なのです。 - シュレーディンガーは思わず顔の汗を拭おうとしたが、分厚い防護服の上からではなんの効果もないことに今更ながら気づく。 + 슈뢰딩거は思わず顔の汗を拭おうとしたが、分厚い防護服の上からではなんの効果もないことに今更ながら気づく。 ……ルイス、ドライバーをしっかり持つのです!この金属はジェンガ並みに不安定なのです。 そう、抜くときはゆっくり。 ゆっくり……。 @@ -390,7 +390,7 @@ これは人類史上最も偉大な「民間」発明になるであろう! 立派なプロジェクト名をつけねばならんな! - さもないと、プランクの奴に教養がないと笑われかねない。 + さもないと、플랑크の奴に教養がないと笑われかねない。 ……偉大な民間発明?この発電が? diff --git a/public/novels/ae/xml/ch12.xml b/public/novels/ae/xml/ch12.xml index e6695c2d..65674cd3 100644 --- a/public/novels/ae/xml/ch12.xml +++ b/public/novels/ae/xml/ch12.xml @@ -2,12 +2,12 @@ - - - - - - + + + + + + @@ -50,7 +50,7 @@ ……。 - それはそうと、테슬라博士。なんだかんだこの1ヶ月で、ロイヤル・アルバート・ホームも野外劇場も行ったし、オックスフォードストリートとリージェントストリートで買い物もした、スタンフォードブリッジでサッカー観戦も……それにヨアヒムと5回も大英博物館に行ったではないか―― + それはそうと、테슬라博士。なんだかんだこの1ヶ月で、ロイヤル・アルバート・ホームも野外劇場も行ったし、オックスフォードストリートとリージェントストリートで買い物もした、スタンフォードブリッジでサッカー観戦も……それに요아힘と5回も大英博物館に行ったではないか――

注:

スタンフォードブリッジをホームとするチェルシーFC(Chelsea Football Club)はフットボールリーグ1の1954-55年シーズン優勝クラブである。そしてこれが当クラブが20世紀に獲得した唯一のリーグ優勝であった。

@@ -117,7 +117,7 @@ チェックインしたら、どこに行こうか? - 僕は、ちょっと棄権させてもらうよ……。 + 나は、ちょっと棄権させてもらうよ……。 半年乗ってなかったが……前よりひどい運転だ……。 @@ -151,11 +151,11 @@ とんでもございません。仲がお宜しいんですね……。 - ホテルの女性は礼儀正しく웰트のスーツケースを手に取り―― + ホテルの여성は礼儀正しく웰트のスーツケースを手に取り―― - マルガリータ・アイヤートと申します。リータとお呼び下さい。 + マルガ리타・アイヤートと申します。리타とお呼び下さい。 - ――「シーヤ・リータ」にようこそ! + ――「シーヤ・리타」にようこそ! え?……オーナーさんなんですか? @@ -169,7 +169,7 @@ -

「シーヤ・リータ」での3人の部屋はオーシャンビューのコテージ。2階からはテムズ川河口に絶え間なく行き交う商船が眺められた。インテリアはビクトリア朝と植民地時代の趣を合わせた雰囲気で、明るい色の壁紙を背に、出所の知れない肖像画――恐らく10ポンド程度の三流作品――が掛かっていた。

+

「シーヤ・리타」での3人の部屋はオーシャンビューのコテージ。2階からはテムズ川河口に絶え間なく行き交う商船が眺められた。インテリアはビクトリア朝と植民地時代の趣を合わせた雰囲気で、明るい色の壁紙を背に、出所の知れない肖像画――恐らく10ポンド程度の三流作品――が掛かっていた。

一人で窓から海岸を眺めていた青年は、このいたずらな世の中になんとも言い難い感覚を覚えずにはいられなかった。

@@ -177,13 +177,13 @@

この短い期間に興味深い人たちにたくさん出会い、そして誰一人として素性は知らないものの――その誰もが誠実な人たちばかりであった。

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だからこそ、それぞれにどうしようもない立場があることも웰트にはわかっていた。エジソンは北米支部の中心人物。プランクは支部と本部の潤滑油の役割――もちろん、贔屓があるのも明らかだが。そして、リアーナは「命令に服従することを天職とする」軍人だ。

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だからこそ、それぞれにどうしようもない立場があることも웰트にはわかっていた。에디슨は北米支部の中心人物。플랑크は支部と本部の潤滑油の役割――もちろん、贔屓があるのも明らかだが。そして、레아나は「命令に服従することを天職とする」군인だ。

もしも将来、北米支部と本部の間で長年溜まっていた不満が爆発したとしたら、明確な立場のない人間……自分や아인슈타인、테슬라のようなごく普通の研究者は、一体どう振舞えばいいのだろう。

-

絵画から取り出した魂鋼の中で、「H.A」と名乗る謎の人物は天命組織をひどく恨んでいるようだった。一体彼女は何を見、何を経験したのだろう。あのパスワードのかかったデータをエイダが解読した時、自分たちは一体どう向き合うべきなのだろう?아인슈타인と테슬라は「調査研究しないものに発言権はない」と信じているが――瞬きをする間にすべてが変わってしまうこの世の中で、彼女たちに十分な時間は残されているのだろうか?

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絵画から取り出した魂鋼の中で、「H.A」と名乗る謎の人物は天命組織をひどく恨んでいるようだった。一体彼女は何を見、何を経験したのだろう。あのパスワードのかかったデータを에이다が解読した時、自分たちは一体どう向き合うべきなのだろう?아인슈타인と테슬라は「調査研究しないものに発言権はない」と信じているが――瞬きをする間にすべてが変わってしまうこの世の中で、彼女たちに十分な時間は残されているのだろうか?

@@ -198,14 +198,14 @@ 紅い唇に視線がいかないよう気をつけながら、웰트青年は気まずそうに尋ねた。 ふふっ……可愛らしい反応ね。 とにかく、約束したことはきちんと教えてあげるってこと。 - プランクなる女教授は、いたずらっぽく目配せする。 + 플랑크なる女教授は、いたずらっぽく目配せする。
- ……「プリンセス・ナンシー」と組織との関係から話すわね。 + ……「プリンセス・낸시」と組織との関係から話すわね。 知ってるとは思うけど、彼女は17歳の時からゼネラル・メカトロニクス“GME”の取締役代表をやってるの。 @@ -260,7 +260,7 @@ でも、そんな話が持ち上がる以前から北米支部があったっておかしくないだろ。なんで、それまで存在しなかったんだ―― あっ。 - フィンランド人が以前、北米には前文明の痕跡がほとんどないと言っていたのを웰트はふと思い出した。 + 핀란드인が以前、北米には前文明の痕跡がほとんどないと言っていたのを웰트はふと思い出した。 気づいたみたいね。 @@ -399,7 +399,7 @@ もし、これが普通の軍隊だったらいいんだけどね。 - 誰もが「軍人は命令に服従するのが当たり前」と思ってるんだから。 + 誰もが「군인は命令に服従するのが当たり前」と思ってるんだから。 問題は、天命はただの軍隊じゃないってこと。 「権限を縮小」するのは、研究者の人材育成にとても不利に働くわ。 diff --git a/public/novels/ae/xml/ch13.xml b/public/novels/ae/xml/ch13.xml index bbc5b79e..b8d912f6 100644 --- a/public/novels/ae/xml/ch13.xml +++ b/public/novels/ae/xml/ch13.xml @@ -11,30 +11,30 @@ - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + @@ -57,7 +57,7 @@

ビキニ環礁(Bikini Atoll)はマーシャル諸島のサンゴ礁の島。1946年から20回以上もの核兵器実験が行われた。

「ビキニ」は核爆弾の象徴である――ある画期的なデザインの水着が世にお目見えした際、この地名が使われた。

- 僕の年齢もまだ、今の半分だった頃。 + 나の年齢もまだ、今の半分だった頃。
@@ -81,35 +81,35 @@ そうだ……付け加えておこう。 - この人は僕のママ。会計士だからいつも忙しくて、日曜とクリスマスにしか家にいない。 + この人は나のママ。会計士だからいつも忙しくて、日曜とクリスマスにしか家にいない。 つまらない仕事だろう? - こっちが僕のパパ。デザイナーだ。正確には時計の針を設計してる。 + こっちが나のパパ。デザイナーだ。正確には時計の針を設計してる。 ……輪をかけて、つまらない仕事だろう? - 想像してみてくれ。この家庭で唯一、METAPHYSICSの思考を好む僕が、どんなにつらい思いをしていたか。 - 想像してみてくれ。好き好んで登校拒否していた僕が、3ヶ月にわたって5人もの「心療科の医者」に会わされたことを。 + 想像してみてくれ。この家庭で唯一、METAPHYSICSの思考を好む나が、どんなにつらい思いをしていたか。 + 想像してみてくれ。好き好んで登校拒否していた나が、3ヶ月にわたって5人もの「心療科の医者」に会わされたことを。 あっ……そうだった、METAPHYSICS(形而上学)。 - 当時の話をするんだから、僕もその当時の思考に戻らなければいけないな。 + 当時の話をするんだから、나もその当時の思考に戻らなければいけないな。 - ハーイ!カールと言います……カール・グスタフです。 + ハーイ!칼と言います……칼・グスタフです。 - 「カール」と呼んでくれても、「グスタフ」と呼んでくれてもいいよ。 + 「칼」と呼んでくれても、「グスタフ」と呼んでくれてもいいよ。 ……。 - 「カール」だの、「グスタフ」だの……どっかのスウェーデン国王なのかい? + 「칼」だの、「グスタフ」だの……どっかのスウェーデン国王なのかい? あはは……いつもそうやってからかわれるんだ。 - ……そうそう、最近、面白い研究しているんだって?僕にも教えてくれない? + ……そうそう、最近、面白い研究しているんだって?나にも教えてくれない? ……。 @@ -153,8 +153,8 @@ あとになって考えてみれば……このオジサン、ただ者ではなかった。 - 僕はこの時、いくらでも正解を変えられるこの問題を出せば、追い払えると思っていた―― - ――でも僕に口を開かせ、問題を出させた時点で、もう彼の勝利だったんだよ。 + 나はこの時、いくらでも正解を変えられるこの問題を出せば、追い払えると思っていた―― + ――でも나に口を開かせ、問題を出させた時点で、もう彼の勝利だったんだよ。 少なくとも、それまでの4人の「専門家」よりは、ずっと勝っていた。 @@ -184,13 +184,13 @@ ……。 - そ、そんな風に僕を見ながら笑わないで……釈迦に説法だったかい? + そ、そんな風に나を見ながら笑わないで……釈迦に説法だったかい? いや……。 そんなことは……。 - ぼ、僕は……。 + ぼ、나は……。 @@ -200,12 +200,12 @@ - そう、あの時、僕は不甲斐にも泣き出してしまった。 - 「外地で故郷の人に出会った」そんな様子の幼い僕を、今の僕が見たらきっとからかうんだろうな。 + そう、あの時、나は不甲斐にも泣き出してしまった。 + 「外地で故郷の人に出会った」そんな様子の幼い나を、今の나が見たらきっとからかうんだろうな。 でも……誰にでも感情の激しい時期がある、そうだろう? それは醜いことじゃない……美しくさえあるんだ。命の時計に刻まれた、自分ではどうにもできない、美しい時間ってものがあるんだ。 - それが18歳で訪れる人も、80歳で訪れる人もいる。そして僕は……8歳だった、ただそれだけのこと。 - そう考えれば、僕の狂気に付き合ってくれたあいつこそ……本当に立派だったんだ。 + それが18歳で訪れる人も、80歳で訪れる人もいる。そして나は……8歳だった、ただそれだけのこと。 + そう考えれば、나の狂気に付き合ってくれたあいつこそ……本当に立派だったんだ。 @@ -224,7 +224,7 @@ ……うるさい。今、考えてるんだ。 - おっ……ということは、僕も君もわからないってことだね。 + おっ……ということは、나も君もわからないってことだね。 答えを見よう! @@ -232,14 +232,14 @@ なっ!? - 駄目かい?僕たちは未知の探求をしてるんだよ、クイズ大会に出てるわけじゃない。 + 駄目かい?나たちは未知の探求をしてるんだよ、クイズ大会に出てるわけじゃない。 でも……。 そんな悔しがることじゃないさ。誰にでも想像力に限界はある。 - だから、人の想像力を借りて学ぶことも大事なんだ。それによって、僕たちは見たこともない素晴らしい景色に辿り着ける。 + だから、人の想像力を借りて学ぶことも大事なんだ。それによって、나たちは見たこともない素晴らしい景色に辿り着ける。 ……。 @@ -258,7 +258,7 @@ 実を言うと、オジサンと一緒に考えた問題で憶えているのは、これだけなんだ。 - その解答が印象深かったからだけじゃない。後々、プランクにこのことを話した時―― + その解答が印象深かったからだけじゃない。後々、플랑크にこのことを話した時―― 「はっ?ヒルベルトの第三問題をそのまま使って、あなたを試したっていうの?あいつ、頭大丈夫かしら!?」 @@ -274,7 +274,7 @@ ――こんな恐ろしいこと、一生憶えているに決まってるだろう? - あぁ。当時、なぜ僕がプランクと知り合いだったかって? + あぁ。当時、なぜ나が플랑크と知り合いだったかって? それは……。 @@ -283,10 +283,10 @@ 皆さん、紹介しますね。 - こちら、エマ・プランクさん……プリンストン大学で史上最年少の物理学教授です。 + こちら、엠마・플랑크さん……プリンストン大学で史上最年少の物理学教授です。 - ハイ!エマです。カールの従妹です。 + ハイ!엠마です。칼の従妹です。 ――彼、わざとなのか、わざとじゃないのか知らないけど、いつも従兄妹であることを紹介し忘れるんです。 @@ -303,8 +303,8 @@ 以前、お嬢さんを大学に入れることをご相談したと思うんですが、 - 同意を頂いてすぐエマに連絡したんです。 - エマみたいな젊은 여자性が近くにいるのは、未成年を教育する上でもいいと思って。 + 同意を頂いてすぐ엠마に連絡したんです。 + 엠마みたいな젊은 여자性が近くにいるのは、未成年を教育する上でもいいと思って。 それだけじゃありません!私もお嬢さんに対して、とても興味を持ってしまったんです! @@ -314,7 +314,7 @@ ……。 - ははは……申し訳ありません。エマは場を弁えず、興奮するところがありまして。 + ははは……申し訳ありません。엠마は場を弁えず、興奮するところがありまして。 いや、いいことだと思いますよ……うちの娘ときっと合うんじゃないかな。 @@ -326,20 +326,20 @@ - もし、カールが僕に新しい世界を見せてくれた人物だとしたら、エマは僕にとっての航海長だった。 - ……いつからか、面白がって「プランク教授」と呼ぶようになったけど、 - 当時のエマは……なんと言うか、今のような「ミッドライフ・クライシス」の影なんて微塵も感じさせない女性だった。 - 生粋の学者、生粋の美女。その光で永遠に僕を照らしてくれる―― + もし、칼が나に新しい世界を見せてくれた人物だとしたら、엠마は나にとっての航海長だった。 + ……いつからか、面白がって「플랑크教授」と呼ぶようになったけど、 + 当時の엠마は……なんと言うか、今のような「ミッドライフ・クライシス」の影なんて微塵も感じさせない여성だった。 + 生粋の学者、生粋の美女。その光で永遠に나を照らしてくれる―― 一緒にピアノを弾き、歌を歌い、夜空の星を眺める。 血の繋がったあの人よりも……ずっと母親のようだった。 - ……もちろん、カールの何が悪いってわけではない。これは単純に「性別の優位性」に過ぎないだけだ。 + ……もちろん、칼の何が悪いってわけではない。これは単純に「性別の優位性」に過ぎないだけだ。 - カール、明日ドイツに帰っちゃうの? + 칼、明日ドイツに帰っちゃうの? そうだよ……。 @@ -356,7 +356,7 @@ ふぅうん……ということは、本当に「専門家」だったのかい? - ははは……まさか、今になってやっと信じてくれるなんて、僕も大分印象が悪かったんだね。 + ははは……まさか、今になってやっと信じてくれるなんて、나も大分印象が悪かったんだね。 まぁ、自分で思ってるほど良くはなかったってとこかな。 @@ -379,14 +379,14 @@ もし個人的な感情が生まれたら、必ず他の人に引き継いで治療してもらうんだ。 - ……じゃあ、カールは僕をエマに引き継いだの? + ……じゃあ、칼は나を엠마に引き継いだの? ……いやいや、全然違うよ。 - まず、君は患者じゃない。僕も治療なんかしていない。それにエマも医者じゃないだろ。 + まず、君は患者じゃない。나も治療なんかしていない。それに엠마も医者じゃないだろ。 - くくくっ、カールの慌てた様、面白いな! + くくくっ、칼の慌てた様、面白いな! ……え?からかってたのかい? @@ -394,7 +394,7 @@ この悪ガキ、覚悟しろ! - あっ!カールおじさんが手を上げた! + あっ!칼おじさんが手を上げた! ちょっ、ちょっと、でたらめ言うな! @@ -410,7 +410,7 @@ はぁはぁ……つ、疲れた……。 - 見た目は若いのに、老人並みに体力がないとはね。 + 見た目は若いのに、노인並みに体力がないとはね。 う、うるさいぞ……。 @@ -430,13 +430,13 @@ そうだね、休暇が出ればね。 - カールが、あともう少し若ければよかった。 + 칼が、あともう少し若ければよかった。 え? - あと10歳くらい若かったら、エマお姉ちゃんとくっつけてあげたのに。 + あと10歳くらい若かったら、엠마お姉ちゃんとくっつけてあげたのに。 なっ! @@ -445,25 +445,25 @@ ふふん……。 - エマが言ってた―― + 엠마が言ってた―― 「男っていうのは口ではああだこうだ言ってても、内心自分はもっと悪くなりたいと思っているものだ」って。 - おいおい!一体、エマにどんなことを教わってるんだ! + おいおい!一体、엠마にどんなことを教わってるんだ! - ふん……僕が話すとでも思ってるのかい。 + ふん……나が話すとでも思ってるのかい。 - できるもんなら20歳若返って、一緒にエマに教わればいい! + できるもんなら20歳若返って、一緒に엠마に教わればいい! - あら、それいいわね!カール、頑張んなさいよ! + あら、それいいわね!칼、頑張んなさいよ! - エ、エマ!いつから―― + エ、엠마!いつから―― えへへへ、「あと10歳くらい若かったら」のあたりから。 @@ -479,12 +479,12 @@ 当時、まだ小さかったけれど、なんとなく予感があったんだ。 「多分、もう会えないかもしれない」って。 ただ、あの時は誰もそれを口にしなかった……。 - あの夏のひと時が、僕たちの人生が交わる最後の日になるなんて。 - カールは多忙で休みなんてほぼ無かった。プランクに師事して研究に没頭していた僕も、決して暇とは言えなかった。 + あの夏のひと時が、나たちの人生が交わる最後の日になるなんて。 + 칼は多忙で休みなんてほぼ無かった。플랑크に師事して研究に没頭していた나も、決して暇とは言えなかった。 誰もが「また、きっと会える」と思っていた。 3年前までは。 そう。1952年1月1日。全市を壊滅させた崩壊事件が起こったあの日。 - カールはベルリンにいた。 + 칼はベルリンにいた。 他でもない、そう、ベルリン。その中心部に。 @@ -492,12 +492,12 @@ - カール……次の休みは、別の子供たちのところへ行くんでしょ? + 칼……次の休みは、別の子供たちのところへ行くんでしょ? ああ……多分ね。 あの子ももう自分の道を見つけただろ? - この世界にはまだたくさん、道を見つけられずに僕らの助けを必要としている人がいるからね。 + この世界にはまだたくさん、道を見つけられずに나らの助けを必要としている人がいるからね。 ははは……あなたらしいわね。 @@ -505,7 +505,7 @@ ……。 - じゃあね、エマ。もう行くよ。 + じゃあね、엠마。もう行くよ。 ……。 diff --git a/public/novels/ae/xml/ch14.xml b/public/novels/ae/xml/ch14.xml index 52a27ef0..42cd4ec7 100644 --- a/public/novels/ae/xml/ch14.xml +++ b/public/novels/ae/xml/ch14.xml @@ -2,33 +2,33 @@ - - - - - - - - - - - + + + + + + + + + + + - + - - - - - - - - + + + + + + + + @@ -63,7 +63,7 @@ いや……。 どうしても3年前のベルリンのことを考えてしまうんだ。 - カール……。 + 칼……。 マーサ……。 それから……彼らと同じ罪のない人々……。 ……あの日30万人が……。 @@ -77,7 +77,7 @@ あんた、今まで私と一緒にいたのにわからないの?バカね。 - ??? + ??? 私たちの人生に、振り返る価値のあるものなんて何一つないのよ……。 @@ -141,7 +141,7 @@ 昼食に訪れる客も、どうやらほんの数人しかいないようだ―― - しかし、“シーヤ・リータ”のテーブルにはフォアグラ、牡蠣、ヒレ、ロブスター、そして……。 + しかし、“シーヤ・리타”のテーブルにはフォアグラ、牡蠣、ヒレ、ロブスター、そして……。

注:

ロブスター(Lobster)は海エビの一種で、広範囲に生息し、度々イセエビ(Palinuridae)と間違われる。

@@ -156,7 +156,7 @@ 散歩? - そんな老人じみたことに誘わないで……。 + そんな노인じみたことに誘わないで……。 ボーリング?いやいやいや……できないってば。 @@ -175,7 +175,7 @@

注:

マンセル要塞(Maunsell Forts)は第二次世界大戦時イギリスがテムズ川、マージー川河口に築いた量産型防空施設。

海上要塞の構造は陸上高射砲塔に類似しているが、高床建屋の様にコンクリートの艀に建っている点、違いがある。要塞はドッグで組み立てられてから、船で指定の海域へ運ばれ、コンクリートの艀を沈めた上に、錨で要塞の基礎を海底に固定する。

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第二次世界大戦後には廃墟と化した。うちサフォーク郡東側公海に位置する「フォート・ラフス」(HMS Fort Rough)は1967年9月2日退役軍人パディ・ロイ・ベイツ(Paddy Roy Bates)一家が「占領」し、国際法に則り「シーランド公国」(Principality of Sealand)として独立すると宣言した。宣言は国際社会に合法と認められなかったが、国際法の応用の一例として興味深い事件となった。

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第二次世界大戦後には廃墟と化した。うちサフォーク郡東側公海に位置する「フォート・ラフス」(HMS Fort Rough)は1967年9月2日退役군인パディ・ロイ・ベイツ(Paddy Roy Bates)一家が「占領」し、国際法に則り「シーランド公国」(Principality of Sealand)として独立すると宣言した。宣言は国際社会に合法と認められなかったが、国際法の応用の一例として興味深い事件となった。

世の変遷、孤独。そして、人は穏やかになる。 @@ -271,11 +271,11 @@ 君は……一体、誰なんだい? - 戦乙女のフカと言います。 + 戦乙女の후카と言います。 - リアーナさんの同僚ってところです。 + 레아나さんの同僚ってところです。 - そうそう、リアーナさんが褒めていました。 + そうそう、레아나さんが褒めていました。 えっ、あ……それは、どうも……? @@ -321,7 +321,7 @@ ほ、本当に大丈夫なのか? - ……少なくともリアーナにしろ、さっきのフカとやらにしろ、僕たちをどうこうしようって気はないだろう。 + ……少なくとも레아나にしろ、さっきの후카とやらにしろ、나たちをどうこうしようって気はないだろう。 それも長くは続かないだろうけど―― @@ -371,16 +371,16 @@
- だったら……僕が他の星を教えてあげようか? + だったら……나が他の星を教えてあげようか? 本当か?……それは楽しみだ。 実は、パッと指さして星の名前とか由来を言える人がずっと羨ましかったんだよ。 ……それは天文学者だ。 えっ……ははは、それもそうか。 天文学者レベルのものを求められたら敵わないが、素人レベルの紹介でも良ければ……。 - 僕も、少しは話せる。 + 나も、少しは話せる。 ああ……お喋りがてら色々教えてくれ。 なんとなく、今日会った人は全員、何かがおかしいと青年は感じていた。 - 아인슈타인や테슬라だけではない。少し顔を合わせただけのリータやフカまでも……。 + 아인슈타인や테슬라だけではない。少し顔を合わせただけの리타や후카までも……。 その誰もが、裏で示し合わせたかのように胸に何かを抱えていた。 こんな時はただのお喋りが、とても必要だと感じる。 例えそれが、他愛のない会話だとしても。 @@ -575,10 +575,10 @@ 驚くことじゃない。 大きくは宇宙、小さくは原子に至るまで、この世界を占めるものは空虚なんだよ。 その広大な空虚の中で……打ち立つ波間に、みなが徐々に集まってきたんだ。 - 宇宙は90億年かけて地球を作ったし、地球もまた40億年かけて僕たちのこのエデンの園を作った。 - もっと不思議なのは、そのエデンの園に君がいて、僕がいること。 + 宇宙は90億年かけて地球を作ったし、地球もまた40億年かけて나たちのこのエデンの園を作った。 + もっと不思議なのは、そのエデンの園に君がいて、나がいること。 ……。 - すまない。僕らしくもないセリフだった。 + すまない。나らしくもないセリフだった。 diff --git a/public/novels/ae/xml/ch15.xml b/public/novels/ae/xml/ch15.xml index 09e9fb25..a582935e 100644 --- a/public/novels/ae/xml/ch15.xml +++ b/public/novels/ae/xml/ch15.xml @@ -2,7 +2,7 @@ - + @@ -17,19 +17,19 @@ - そうだよ。僕が「フールα」だ。 + そうだよ。나が「フールα」だ。 しかし……こうして会えたからには、やはり「正しく」自己紹介すべきかな。 - 僕は「オットー・アポカリプス」。 + 나は「오토・アポカリプス」。 現在の天命主教さ。 ほら、立ちっぱなしもなんだろう、まずは中で体を温めてはどうかな? - オットー……アポカリプス? + 오토……アポカリプス? ははは、その通り。もし、嘘だったとしたら殴ってくれても構わない。 - オットー・アポカリプス。 - 組織では皆、僕の名前を口にしたがらないが……ははは。 + 오토・アポカリプス。 + 組織では皆、나の名前を口にしたがらないが……ははは。 (H.Aが魂鋼に残した記録で話していた、あの人物か……?) (いや、でも……100年以上も前の人だろ?) (とすると……二世とか三世ってとこか?) @@ -39,7 +39,7 @@ ……きっと、良くない噂を聞いたんだろう? - 僕の噂はそんなのばかりだ。 + 나の噂はそんなのばかりだ。 もちろん本当のこともあるが、火のない煙みたいな噂もある。 でも、そんなことは重要じゃない。 @@ -65,8 +65,8 @@ ……はは、今は劇作家のような口調で話すべきではないかな。 はっきりと目的がわかれば、君の緊張も多少ほぐれると思うのだが―― - 「웰트」、君に、オットー・アポカリプスの後継者になってもらいたいんだ。 - つまり、僕が退いた後、天命の次の主教になれるよう君を育てたい。 + 「웰트」、君に、오토・アポカリプスの後継者になってもらいたいんだ。 + つまり、나が退いた後、天命の次の主教になれるよう君を育てたい。 どうかな? @@ -86,7 +86,7 @@ しかしながら……「アポカリプス」家は、血縁に全くこだわらない一族だ。 遠い昔から今に至るまで、世界中で最も力を秘めた人々を常に受け入れてきている。 - だからもし、君が望むのなら……今すぐにでも一族としてアポカリプスの姓を名乗り、僕の兄弟になることだって可能だ。 + だからもし、君が望むのなら……今すぐにでも一族としてアポカリプスの姓を名乗り、나の兄弟になることだって可能だ。 @@ -102,9 +102,9 @@ - ただ、僕から言わせてもらえば、そんなことはどうだっていい……。 + ただ、나から言わせてもらえば、そんなことはどうだっていい……。 アポカリプス家の家長として、君のことはずっと観察してきた。 - 君は、僕とは真逆だ。きっと真に偉大な指導者となれるだろう。 + 君は、나とは真逆だ。きっと真に偉大な指導者となれるだろう。 @@ -119,8 +119,8 @@ - 率直に言うと、僕は主教として落第点だと思っているんだ。 - 僕が主教になったのは、全くもって欲に駆られてのことだから――しかし、そんなことはどうでもいい。 + 率直に言うと、나は主教として落第点だと思っているんだ。 + 나が主教になったのは、全くもって欲に駆られてのことだから――しかし、そんなことはどうでもいい。 @@ -157,7 +157,7 @@ ははは。それは彼女が他人を風刺して言った言葉だろう? ニュートンの数学における洞察力は、確かに誰も敵わなかった……。 - が、万物に通ずる「偉大」さで言えば、彼女はシェイクスピアにも及ばないと僕は思う。 + が、万物に通ずる「偉大」さで言えば、彼女はシェイクスピアにも及ばないと나は思う。 @@ -210,7 +210,7 @@ - 他にもアダム・スミスやダーウィン、カール・クラウスゼヴィッツなんかを思い付いたけど…… + 他にもアダム・スミスやダーウィン、칼・クラウスゼヴィッツなんかを思い付いたけど…… でも、あんたのその高い基準じゃ、誰も「本当に偉大な人物」ではないんだろう? その通り。 彼女たちはみな賢く、己の得意な分野を改革することができた……。 @@ -232,9 +232,9 @@ ここ最近、自分がどんな人間と一緒にいたか考えてみたまえ。 아인슈타인は、記録のある限りで最も知能の高い人物。 테슬라は、史上最強の破壊力を持つ発明家。 - プランクは、当代きっての型破りな物理学者。 + 플랑크は、当代きっての型破りな物理学者。 ブリガンティアは、天命組織の最強戦乙女。 - ああ、それと今日出会ったばかりの「仙女」フカ。 + ああ、それと今日出会ったばかりの「仙女」후카。 みんな、君には高い評価を与えてる、そうではないか? あ、ああ……そ、そうなのか……。 ははっ……。 @@ -244,7 +244,7 @@ では、こう言った方がいいか……。 - 僕たちの中で、この5人全員と意思疎通できるのは……。 + 나たちの中で、この5人全員と意思疎通できるのは……。 君以外に存在しない。 え……? @@ -258,14 +258,14 @@ - そして君が、僕の知る限りでは、そうした偉大な存在に最も近い。育てるにふさわしい人間ということさ。 + そして君が、나の知る限りでは、そうした偉大な存在に最も近い。育てるにふさわしい人間ということさ。 ……。 나のような人間は背伸びせず、自分の手の届く範囲で生きていくべきじゃないのか? - あっはは……僕が肉食中の肉食だとしたら、君は草食中の草食だね! + あっはは……나が肉食中の肉食だとしたら、君は草食中の草食だね!

注:

肉食(系)とは社会的な成功を追求することに熱心で、名誉や利益を積極的に求め、感情にものめり込む類の人々のこと。

@@ -277,7 +277,7 @@
- 要するに僕が言いたいのは、人間の内在的要素とは何も性格や気質だけに限ったことではない―― + 要するに나が言いたいのは、人間の内在的要素とは何も性格や気質だけに限ったことではない―― 人間の内在というのは、何よりもオントロジーによって決まるものだということだ。

注:

@@ -294,7 +294,7 @@
- 僕は、もう500年も生きているが……その僕のオントロジーは結局、「聖女」と呼ばれるものの漠然とした影でしかない。 + 나は、もう500年も生きているが……その나のオントロジーは結局、「聖女」と呼ばれるものの漠然とした影でしかない。 @@ -311,19 +311,19 @@ そ……それはつまり……。 - そう、君は僕などよりもずっと容易に、500年の命を得られるということだ。 + そう、君は나などよりもずっと容易に、500年の命を得られるということだ。 ただ、今日はその話は置いておこう。 - 僕が伝えたいのは、君のオントロジーは――正しい導きがあれば――僕の100倍も強くなりうるということだ。 + 나が伝えたいのは、君のオントロジーは――正しい導きがあれば――나の100倍も強くなりうるということだ。 나が?あんたより? - そうだ。君がだ。僕よりも強く、だ。 + そうだ。君がだ。나よりも強く、だ。 自覚はないかい?君のオントロジーは……ある一人の人間の憧憬ではなく……。 ……人類“全て”の憧憬なのだ。 ……オントロジー……人類“全て”? @@ -340,7 +340,7 @@

注:

『職業選択に際しての一青年の考察』の最後の一節。

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作者は“カール・マルクス”という17歳の少年――その後、彼は生涯をかけてこの“中二病”のような信念の実践に力を尽くしていくことになる。

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作者は“칼・マルクス”という17歳の少年――その後、彼は生涯をかけてこの“中二病”のような信念の実践に力を尽くしていくことになる。

diff --git a/public/novels/ae/xml/ch16.xml b/public/novels/ae/xml/ch16.xml index 892d9049..a68bd67a 100644 --- a/public/novels/ae/xml/ch16.xml +++ b/public/novels/ae/xml/ch16.xml @@ -1,7 +1,7 @@ - + @@ -17,10 +17,10 @@ - - - - + + + + @@ -39,7 +39,7 @@ 湿気にまみれた布団を勢いよく体の上に掛けなおした。 カーテンの裏から、窓枠の四角に沿って光が映し出されている。 新しい一日の始まりだ。 - 荷物をまとめて車でロンドンに戻る頃には、エイダの暗号解読結果も出ているはず。 + 荷物をまとめて車でロンドンに戻る頃には、에이다の暗号解読結果も出ているはず。 ……それなのに、何故だか妙に心がざわつく。 何となく、自分やその周りの人の運命に大きな変化が起こるような気がする。 それは、かつて自らが向き合うことを避けたもの。 @@ -80,11 +80,11 @@ 良識ある人間としては、その反対の立ち位置に立たなくてはならない。 しかし……。 その反対側は私怨を一切隠そうともしない、復讐の炎にたきつけられたエンジンのような存在だ。 - プリンセス・ナンシー……。 + プリンセス・낸시……。 いや。 ハムレット。 初めてゼネラル・メカトロニクス「GME」のCEOに会った時、彼女は自分にこのような印象を残した。 - ナンシー・トーマス・エジソン。真に迫った、現実版のハムレット。 + 낸시・トーマス・에디슨。真に迫った、現実版のハムレット。 感情や欲望がないわけではない。 人情がないわけでもない。 ただ、具体的な物事に関わると、彼女は無理やりにでも情を捨て去り、残った利害を取捨選択する。 @@ -154,7 +154,7 @@ 時刻は少し遡り、その日の早い時間—— (……웰트様、お待ちください) ……誰? - 私です。リータです。 + 私です。리타です。 オ、オーナーさん? 廊下ではちょっと。こちらへどうぞ。 @@ -203,10 +203,10 @@ 別の客? - えっと……フカさんでしたっけ?あなたのお友達だとおっしゃってましたけど。 + えっと……후카さんでしたっけ?あなたのお友達だとおっしゃってましたけど。 - フ、フカ? + フ、후카? ど、どうして彼女が……。 ……ここで開けて見てもいいですか? @@ -230,7 +230,7 @@ ……実用的って、いつ使うんだよ! ……それにこのパッケージ、オモチャみたいに安っぽいし、あんま信用できないんだけど! - ……そもそも、フカはどうして나がこんなスプレーを必要だなんて思ったんだ! + ……そもそも、후카はどうして나がこんなスプレーを必要だなんて思ったんだ!
@@ -284,7 +284,7 @@ はいはい、分かったわよ。まったく、心配性なんだから。 ぶっちゃけ……。 - いざとなったら私たち全員でエジソンのところに鞍替えすればいいのよ……大したことじゃないわ。 + いざとなったら私たち全員で에디슨のところに鞍替えすればいいのよ……大したことじゃないわ。 えっ……彼女のこと嫌いなんじゃないのか? @@ -314,7 +314,7 @@ 文章の方から確認します。よろしいですか? - いつもと同じように、エイダは文字を空中に直接投影した。 + いつもと同じように、에이다は文字を空中に直接投影した。 それは英語だった——

"Follow the Freedom Trail, then visit Lexington in the midnight."

@@ -410,7 +410,7 @@ ただ……。 - 結局のところ、僕たちが何を見つけようとしているのかは、わからずじまいか。 + 結局のところ、나たちが何を見つけようとしているのかは、わからずじまいか。 たとえ、そうだとしても……。 もしかしたらこの先、引くに引けなくなるかもしれない。 diff --git a/public/novels/ae/xml/ch17.xml b/public/novels/ae/xml/ch17.xml index 8c0369d5..53533890 100644 --- a/public/novels/ae/xml/ch17.xml +++ b/public/novels/ae/xml/ch17.xml @@ -2,8 +2,8 @@ - - + + @@ -24,14 +24,14 @@ ここはトレモント・ストリート139番、ボストン・コモンの入口、「フリーダムトレイル」の出発地点。 100年の歴史を持つメモリアルルートは、4年前に補修されて新しくなっている。ダークレッドのレンガは凝固した血液のように激動の時代と今を結び付けていた。 - ここが「フリーダムトレイル」の出発点だ。エイダ、何か見つかったか? + ここが「フリーダムトレイル」の出発点だ。에이다、何か見つかったか? 微弱な崩壊エネルギー反応を検出しました。 秘密ファイルと以前手に入れた秘密の鍵が一致しました。前文明の人類による音声記録です。 信号の長さは348単位、全て受け取りました。 WS No.88携帯無線機が雑音の入った電子音を放つ。 - エイダのコアは、このような簡単な装置の中だと動作を維持するのがやっとのことで、何かあると自分のホログラムすら安定して作れなくなってしまう。 + 에이다のコアは、このような簡単な装置の中だと動作を維持するのがやっとのことで、何かあると自分のホログラムすら安定して作れなくなってしまう。 じゃあ、翻訳は頼んだ。 @@ -55,7 +55,7 @@ - ……この人が言っている歴史について、何か知っているか?エイダ。 + ……この人が言っている歴史について、何か知っているか?에이다。 分かりません。웰트様。 @@ -63,7 +63,7 @@ ……そして、私の自我意識そのものも、その時代を経験していません。 - そっか、웰트は知らなかったわね……エイダが発掘された時、まだ「オン」の状態じゃなかったのよ。 + そっか、웰트は知らなかったわね……에이다が発掘された時、まだ「オン」の状態じゃなかったのよ。 分かりやすく言うと……彼女は、この時代で発掘されてからようやく「誕生」したの。 そうだったのか……。 @@ -276,7 +276,7 @@ アンブロキノは射殺された。 彼は律者に侵蝕されていなかった。彼を射殺した人間も理性を失った痕跡がなく、それどころか銃に付着した指紋が丁寧にふき取られていた。 つまり、これは昔から計画されていた殺人だったのだろう。相手は律者出現の混乱に乗じて犯罪を成し遂げた。 - アンブロキノ本人は性格がひねくれていて、ケチな老人だった。私も何度か挨拶をしたことはあるが、正直言って虫の好かない人物だった。 + アンブロキノ本人は性格がひねくれていて、ケチな노인だった。私も何度か挨拶をしたことはあるが、正直言って虫の好かない人物だった。 この人には家族がおらず、故郷も失くしていたため、基地に運ばれ一時的に安置された。 こうしてみると、わざわざ彼を殺そうとしたのは一体どんな人だったのだろう。 @@ -293,7 +293,7 @@ 私はウェンディゴという名前を聞いたことがある。彼はとても敬虔な人だった。死を目の前にして彼は、彼の信じる「神」に何を祈ったのかは分からない。 コード番号8422からコード番号8595までは全てこの収容所内の市民の信徒たちだった。彼らはウェンディゴを食べ終わると、殺し合いをして息絶えた。 ロベーナは金髪の女の子だった。 - ジョークシャーはかなり高齢の老人だった。 + ジョークシャーはかなり高齢の노인だった。 クックは商売をしていた。 「侵蝕の律者」の前では、彼らに何の違いもなかった……。 @@ -390,14 +390,14 @@ 感謝してよね。寮にある大事そうなものは何から何まで持ってくるようアドバイスしたのは私なんだから。 - ……シュレーディンガーさんが専用機を用意してくれたから、こんなことができたんじゃないか? + ……슈뢰딩거さんが専用機を用意してくれたから、こんなことができたんじゃないか? フンッ、よっぽど私を褒めたくないのね。 - そもそも、シュレーディンガーがそこまでこの件を重視しているなら、どうして自分で来ないのよ? + そもそも、슈뢰딩거がそこまでこの件を重視しているなら、どうして自分で来ないのよ? - エジソンの実験が重要な段階に入ったらしく、どうしても抜けられないらしい。 + 에디슨の実験が重要な段階に入ったらしく、どうしても抜けられないらしい。 彼女からは、あとでニューヨークに来て「画期的なエネルギー装置」を見てほしいと言われている。 @@ -413,17 +413,17 @@ はぁ……。 - Massachusetts H6D626……うん、これだ。シュレーディンガーさんが用意してくれた車。 + Massachusetts H6D626……うん、これだ。슈뢰딩거さんが用意してくれた車。 えっ、ほんとに?だってこれ……。 ロールスロイスじゃないのっ!? - 間違ってない?シュレーディンガーのケチがこんないい車を用意してくれたの? + 間違ってない?슈뢰딩거のケチがこんないい車を用意してくれたの? ふっふ—— 親愛なる테슬라君……。 - この静まり返った夜更けに「今まで経験したこともない」ようなドライブを僕としてみないかい? + この静まり返った夜更けに「今まで経験したこともない」ようなドライブを나としてみないかい? @@ -441,7 +441,7 @@ - エイダ。 + 에이다。 北緯42.45度、西経71.23度——目標エリアに入ったと判定。探索モードをオンにします。 @@ -452,7 +452,7 @@ こんなに早く? - 웰트の疑問に構うことなく、エイダは一連の作業を続けた。 + 웰트の疑問に構うことなく、에이다は一連の作業を続けた。 アカウントにログイン、パスワードは以前と同じです。 ターゲットソースに着陸をリクエスト。デコヒーレンスを使用して超次元迷彩を解除します。 ターゲットの超次元迷彩、解除しました。 @@ -466,9 +466,9 @@ それは、とても目立っていた—— そして、月のように明るい。 「超次元迷彩」の解除とともに、金色に輝く光の球体が空中に現れ、ゆっくりと目の前に降りてくる。 - エイダ!あれは何なの!? + 에이다!あれは何なの!? 1625型空中浮遊ストレージです。特定の場所上空で浮遊し続け、超次元迷彩を備えていることにより長期に渡って発見される心配もありません。 - エイダ、開けてくれ。 + 에이다、開けてくれ。 了解です、아인슈타인博士。 @@ -480,7 +480,7 @@ 透明なケースの中で、直径約10センチほどの青色の球体が静かに浮いていた。 ⴳⴽⵓ ⵐ ⵋⵓ(Baru Za Su)! え!? - エイダ、何て言ったの? + 에이다、何て言ったの? 神の鍵です。테슬라博士、これは神の鍵です。 目標物体の識別コード、「神の鍵・第9番・エデンの星」! diff --git a/public/novels/ae/xml/ch18.xml b/public/novels/ae/xml/ch18.xml index edd7e883..665c80ba 100644 --- a/public/novels/ae/xml/ch18.xml +++ b/public/novels/ae/xml/ch18.xml @@ -6,8 +6,8 @@ - - + + @@ -43,11 +43,11 @@ 建物や車は無惨な形へと姿を変え、次から次へと黒煙に呑み込まれては、吐き出されている。 時折見え隠れする炎はまるで神経質なダンスを踊っているかのように、パッと空高く舞い上がったと思いきや、すぐさま地面に急降下をする。 次の瞬間、四角い何かが爆発で空に吹き飛ばされ、激しい音を立てながらお前の前に落ちてきた。 - それはひっくり返ったT-54、占領軍最強の戦車の一つだった。 + それはひっくり返ったT-54、占領軍最強の전차の一つだった。

注:

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「T-54」(この「T」はキリル文字で「te」と読む)はソ連が設計した中戦車。1947年から量産が開始された。その後、T-54とその姉妹型T-55はあっという間にワルシャワ条約機構各国の装甲主力になった。

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さらに多数の国に輸入され、20世紀後半に発生したほぼすべての武装衝突に使われている。T-54/55は歴史上最も多く作られた戦車とされており、その数は十万輌にも上る可能性がある。

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「T-54」(この「T」はキリル文字で「te」と読む)はソ連が設計した中전차。1947年から量産が開始された。その後、T-54とその姉妹型T-55はあっという間にワルシャワ条約機構各国の装甲主力になった。

+

さらに多数の国に輸入され、20世紀後半に発生したほぼすべての武装衝突に使われている。T-54/55は歴史上最も多く作られた전차とされており、その数は十万輌にも上る可能性がある。

@@ -114,7 +114,7 @@ バルコニーの手すり、 機械の部品、 T字型の鉄骨、 - 変形した自動車や戦車、 + 変形した自動車や전차、 そして、フェンスから剥がれた鉄条網。 そのバリケードの上には、数体の■■な■■が吊るされている。 ■■は両腕を伸ばし両手を開いていた。まるで、その硬くなった■■で何かを守ろうとしているかのように。 @@ -179,16 +179,16 @@ じ、地震?나はそれでケガでもしたのか? いや、君が想像しているものとは違う。揺れはそれほど大きくなかった。ボストンでも怪我人はいないだろう。 じゃあ……。 - エイダの余震モニタリングによれば、震源地はニューヨーク市街地、マンハッタン一帯のはずだ。 + 에이다の余震モニタリングによれば、震源地はニューヨーク市街地、マンハッタン一帯のはずだ。 マンハッタン?そこって……。 - ああ……エジソンたちが作業している場所だ。 + ああ……에디슨たちが作業している場所だ。 でも……。 ……一番心配なのはそれではないんだ。 - 君が倒れたと同時にエイダがわずかな間、故障したんだ。 + 君が倒れたと同時に에이다がわずかな間、故障したんだ。 彼女のセルフチェックの結果、高周波のエネルギーパルスによって異常が引き起こされたらしい。 エネルギー……パルス? ああ。 - 僕たちがよく知っている電磁パルス……。 + 나たちがよく知っている電磁パルス……。 しかし馴染みがなく、恐ろしいもの……。 ……崩壊パルス。 なっ……。 @@ -209,13 +209,13 @@ 役立たずが目を覚ました後……何が起きたのか、彼女に詳しく説明してもらおう。 しかし、崩壊パルスのせいで気を失ったということは……役立たずの身体が不安定になっているのだろうか。 ……いや、今はそんなことを気にしている場合ではない。 - イヤホンからは、エイダがまだ通話を試み続けている音が聞こえる。 + イヤホンからは、에이다がまだ通話を試み続けている音が聞こえる。 おそらく先ほどの電磁パルスのせいで、各種番号が全て通信不能な状態になってしまったのだろう。

注:

電磁パルスの影響範囲内では、電力システム、電子デバイス、集積回路等、保護されていない電子機器、或いは電線につないであるものは全て修復不能レベルの損傷を受ける。トランジスタに比べ、電子管(真空管)は電磁パルスの攻撃を受けにくい——ただし、これも電子管そのものだけである。

- エイダと接続するために特別な強化を施していなかったら、おそらくこのWS No.88も電磁パルスによってショートする運命を避けられなかっただろう。 + 에이다と接続するために特別な強化を施していなかったら、おそらくこのWS No.88も電磁パルスによってショートする運命を避けられなかっただろう。 情報の麻痺は、社会の麻痺を意味している。 まさか、私にこのまま訳も分からずニューヨークまで運転しろっていうの? お願いだから、どこかの番号に奇跡的に—— @@ -232,7 +232,7 @@ 聞いたことないわけないですよ!すごい、やっと頼りになる人と連絡がつきました! 電話の向こうに立つ青年は感動のあまり叫びだし、続いてしきりに謝ってきた。 - す、すみません……私の名前はユーリー・アームストロング、今日は夜勤なんです。 + す、すみません……私の名前は유리・アームストロング、今日は夜勤なんです。 突然、地震やら停電やら、電話も繋がらなくなるし……だからベルが鳴って感動してしまって……。 あ、そうそう……お二人とも「緊急問い合わせリスト」に名前があるんです。だからお会いしたことはなくても、お二人の名前はよく知っているんです……。 @@ -248,8 +248,8 @@ え……どうと聞かれましても……。 規定でそのように定められていますので……。 - ……私たち特別連絡オフィスも、エジソンさんの提案を見た大統領が署名し作られた特別条例なんです。 - もっと言えば、リストの1番目は大統領閣下、2番目はエジソンさん、3番目はプランクさん、4番目は—— + ……私たち特別連絡オフィスも、에디슨さんの提案を見た大統領が署名し作られた特別条例なんです。 + もっと言えば、リストの1番目は大統領閣下、2番目は에디슨さん、3番目は플랑크さん、4番目は—— もういいわ。大体分かったから。 diff --git a/public/novels/ae/xml/ch19.xml b/public/novels/ae/xml/ch19.xml index e239c212..c71b54d2 100644 --- a/public/novels/ae/xml/ch19.xml +++ b/public/novels/ae/xml/ch19.xml @@ -1,28 +1,28 @@ - - - - - - + + + + + + - - - - - - - + + + + + + + - - - - - - + + + + + + @@ -69,7 +69,7 @@ 1861年2月22日、シンガポールで暴風雨の中、無数の魚が空から降って来たことがある。 だけど、この水たまりの中で固着しているフジツボは空から降ってきたわけではなさそうだ。 - ……僕たちの今いる具体的な場所は? + ……나たちの今いる具体的な場所は? ポータケット・アベニュー……ホ―プエリア。 @@ -85,7 +85,7 @@ 全く足音の聞こえなかった「予想外の客人」は、つま先から頭まで特製の戦闘服をまとっていた。 あっ……。 - ……リアーナさん? + ……레아나さん? @@ -103,7 +103,7 @@ う、ううん。何でもないわ。 - そんなことより……リアーナさんはどうしてここに? + そんなことより……레아나さんはどうしてここに? 本部の戦乙女でしょ? @@ -131,7 +131,7 @@ もう少しすれば私たちは神の——じゃなかった、すごい力が手に入るのよ。 - ??? + ??? ……? @@ -146,7 +146,7 @@ コホン……まとめてくれてありがとう。 とにかく、私たちと向こうの人は近くの大学の中央グラウンドで落ち合う約束なの。 - リアーナさんも一緒に来る? + 레아나さんも一緒に来る? @@ -155,8 +155,8 @@ - ノッポとチビ、デブとガリ、様々な体格の3人と全く役に立たなそうな2輌の装甲戦車。 - 振り向いて戦乙女のリアーナを見てから、再び目の前の「公務員」数人に目を向ける。테슬라は猛烈に胃が痛くなってきた。 + ノッポとチビ、デブとガリ、様々な体格の3人と全く役に立たなそうな2輌の装甲전차。 + 振り向いて戦乙女の레아나を見てから、再び目の前の「公務員」数人に目を向ける。테슬라は猛烈に胃が痛くなってきた。 @@ -167,9 +167,9 @@ ……す……すみません。 - 3人の中で一番背の低いユーリーが彼らの代表のようだ。 + 3人の中で一番背の低い유리が彼らの代表のようだ。 - 私は夜勤だった者です……ムベンバはオフィスに泊っていて……アレックスは借りているアパートが近くだったんです。 + 私は夜勤だった者です……음벰바はオフィスに泊っていて……알렉스は借りているアパートが近くだったんです。 通信が遮断された状況で、短時間で集められたのは我々3人だけでして……本当にどうしようもなくて。 @@ -179,21 +179,21 @@ よくまあ「問題を解決できる手がある」なんて言ってくれたわね……。 - ……こんな陸軍が見でもしたらオンボロだと思うような戦車で、どうにかなるとでも? + ……こんな陸軍が見でもしたらオンボロだと思うような전차で、どうにかなるとでも? 新開発したプロトタイプの機甲は?まだ量産はしてないけれど、1台も配備されてないの? - この戦車はシャーマンⅡ型を改造したものです——テュール合金の防護壁を施し、さらに高性能火炎放射器と化学薬剤の噴射口も取り付けてあります。 + この전차はシャーマンⅡ型を改造したものです——テュール合金の防護壁を施し、さらに高性能火炎放射器と化学薬剤の噴射口も取り付けてあります。

注:

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M4中戦車は第二次世界大戦期にアメリカが開発・製造した戦車で、改造型も数多い。通称のシャーマン(Sherman)はイギリス軍がつけたあだ名。アメリカ南北戦争時の北軍の“悪魔将軍”ウィリアム・テカムセ・シャーマンに由来している。

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M4中전차は第二次世界大戦期にアメリカが開発・製造した전차で、改造型も数多い。通称のシャーマン(Sherman)はイギリス軍がつけたあだ名。アメリカ南北戦争時の北軍の“悪魔将軍”ウィリアム・テカムセ・シャーマンに由来している。

1864年のサバンナの戦い——俗称Sherman's March to the Sea(海への進軍)——でシャーマン配下の部隊は焦土作戦をとった。南部のインフラの多くを壊滅的に破壊し、非人道的な手段で南部の軍隊と民衆の財力および戦意を喪失させた。

- エジソンさんの話によれば……戦術機甲はコストが高すぎるので、普通の崩壊に対応する際はこのような一般的な軍隊装備を改良したものの方が……コストパフォーマンスがいいそうです。 + 에디슨さんの話によれば……戦術機甲はコストが高すぎるので、普通の崩壊に対応する際はこのような一般的な軍隊装備を改良したものの方が……コストパフォーマンスがいいそうです。 - 補足しましょう。いわゆる「テュール合金」はエジソンさんが名付けたものですが、実際には浸炭処理したチタン(Ti)とウラン(U)の合金でして—— + 補足しましょう。いわゆる「テュール合金」は에디슨さんが名付けたものですが、実際には浸炭処理したチタン(Ti)とウラン(U)の合金でして——

注:

テュールは北欧神話の中の軍神——もっと正確に言えば英雄と勇気を象徴する神である。言語によってその書き方は異なる。Týr(古ノルド語)、Ty(古ノルウェー語)、Ti(古スウェーデン語)、TiwまたはTiu(古英語)、ZiuまたはZio(古ドイツ語)等。

@@ -214,7 +214,7 @@ ……オホン。 - それで、結局あれを戦車の防御装甲に使ったってこと? + それで、結局あれを전차の防御装甲に使ったってこと? ……アイツが考えそうなことね。 ……私がアイツのことをどう思ってるか知ってる? @@ -224,7 +224,7 @@ ……とにかく、「ないよりはマシ」ってレベルなだけ。ただし、特定の条件下であれば、あなたたちでも多少マシになるわ—— ——そう「特定の条件下」であればね。 - ……リアーナさん。 + ……레아나さん。 ……ええ、私は何をすればいいの? @@ -241,20 +241,20 @@ 朝6時45分。 プロビデンス市の空がつい先ほどから白みがかってきた。 - こちらニコラ・테슬라。私たちとアレックスはベンズリー・ポイント北側の予定ポイントに到着、赤い旗を掲げたわ。 + こちらニコラ・테슬라。私たちと알렉스はベンズリー・ポイント北側の予定ポイントに到着、赤い旗を掲げたわ。 - こちらユーリー・アームストロング。ブラックストーン公園北側の予定ポイントに到着しました、青い旗を掲げました。 + こちら유리・アームストロング。ブラックストーン公園北側の予定ポイントに到着しました、青い旗を掲げました。 了解。 もう一度言うけど、あんたたちの戦闘力は大したことないんだから、怪しげな目標に遭遇したらすぐ化学薬剤を相手に噴射すること。みだりに撃ってはだめよ。火炎放射なんてもってのほか。想定外の結果を避けるためにも! 分かりました。 - こちらリアーナ・ブリガンティア。 + こちら레아나・ブリガンティア。 リッピット記念公園西側の予定ポイントに到着したわ。 了解。 - リアーナさんはいつでも動ける準備をしておいて。私たちかユーリーたちが不自然な箇所を見つけたら、真っ先に教えるから。 + 레아나さんはいつでも動ける準備をしておいて。私たちか유리たちが不自然な箇所を見つけたら、真っ先に教えるから。 了解。 私が各ポイントに到着するのに掛かる時間は長く見積もっても2分、殺傷半径は最悪のコンディションでも10メートル以内に抑えられるわ—— @@ -267,7 +267,7 @@ 晩秋の朝日が静脈網のように交錯した木々の枝葉を突き抜け、湿った地面に残されたタイヤ跡を照らしている。 - ユーリー・アームストロングは装甲戦車を操縦しながら、ブラックストーン公園を北に向かってゆっくり進んでいた。 + 유리・アームストロングは装甲전차を操縦しながら、ブラックストーン公園を北に向かってゆっくり進んでいた。 初めて「戦場」を訪れた彼の頭の中に、父親の影が浮かぶ。 あれは十年前の夏のことだ。彼は復員して帰宅したばかりの父親の手を引っ張り、ノルマンディーの話をせがんだ。 しかし、父親は冷たい言葉を言い放つ—— @@ -277,12 +277,12 @@ 「それ以外に『なぜ』なんて思い浮かばない。」 「ここは現実なんだ。現実の世界にスーパーヒーローなんていないのさ。」 「初めてパラシュート降下した時、나は恐くて足が震えたし、チビってしまったよ。」 - 「……職業軍人というのは長い訓練を受けさえすれば、不必要な感情を全て忘れ去るようになる——ただ、それだけだ。」 + 「……職業군인というのは長い訓練を受けさえすれば、不必要な感情を全て忘れ去るようになる——ただ、それだけだ。」 (不必要な感情を全て忘れ去るようになる——ただ、それだけ。) - ……ユーリー。 + ……유리。 ……ひどいだろ?今の나の顔、真っ青に決まってる。 @@ -293,7 +293,7 @@ ……もうすぐ臭いもするはずだぞ。すまない。 - ??? + ??? うっ……。 アンモニア水のような非常に強い臭いが車内に漂い始めた。 @@ -306,10 +306,10 @@ - 怪物は触腕にあるラグビーボールほどの大きさの目で、ユーリーたちの乗る動く鉄の塊を不思議そうに見つめている。 + 怪物は触腕にあるラグビーボールほどの大きさの目で、유리たちの乗る動く鉄の塊を不思議そうに見つめている。 その構造を説明するのは非常に難しい……いや、おそらくそもそも理解できないかもしれない。 - 触手のような腕には目や刃物のようなもの、さらには口のようなものまでついていた……。 - この触手のような腕はフジツボと同じように直方体の花崗岩に付着している——もしかしたら、その花崗岩はこの付近にあった墓石なのかもしれない——とにかく、それらはミミズのように目的も音もなくひっそりと蠢いている。 + 촉수のような腕には目や刃物のようなもの、さらには口のようなものまでついていた……。 + この촉수のような腕はフジツボと同じように直方体の花崗岩に付着している——もしかしたら、その花崗岩はこの付近にあった墓石なのかもしれない——とにかく、それらはミミズのように目的も音もなくひっそりと蠢いている。 ただ、はっきりしていたのは……それがここ一帯における唯一無二の支配者だということだ。 @@ -333,12 +333,12 @@ - リアーナ! + 레아나! ……。 …………。 - リアーナッ!! + 레아나ッ!! ………………。 diff --git a/public/novels/ae/xml/ch20.xml b/public/novels/ae/xml/ch20.xml index 2319eef5..6aa6d337 100644 --- a/public/novels/ae/xml/ch20.xml +++ b/public/novels/ae/xml/ch20.xml @@ -5,16 +5,16 @@ - - - - - - - - - - + + + + + + + + + + @@ -35,7 +35,7 @@ ここは災害の中心地でもないんだし、そんなにビクビクする必要ないわよ。 - 百歩譲って敵の襲撃があったとしても、視野の広いリアーナが真っ先に予兆を見つけるはずでしょ? + 百歩譲って敵の襲撃があったとしても、視野の広い레아나が真っ先に予兆を見つけるはずでしょ? 彼女のためにわざわざロールスロイスの屋根を取り払って、オープンカーにしたのよ? @@ -59,9 +59,9 @@ 「エデンの星」。 かつて「岩の律者」から取り出された「律者のコア」、そこから作り出された必殺武器。 - 僕たちは、その能力や使い方を理解しないといけないんだ。 + 나たちは、その能力や使い方を理解しないといけないんだ。 - エイダが、私たちの代わりに説明書の解析をもう終わらせているわ—— + 에이다が、私たちの代わりに説明書の解析をもう終わらせているわ—— ——私たちと本部の戦乙女の間にこの装甲があるうちに、さっさと始めましょう。 @@ -72,11 +72,11 @@ 「え」じゃないわよ!あんたバカ? - リアーナがどんなにいい人でも、あんたにあんな事を言ってきた“天命の主教”オットーの手下なのよ! + 레아나がどんなにいい人でも、あんたにあんな事を言ってきた“天命の主教”오토の手下なのよ! 彼の逆鱗に触れそうなことをこれだけしているんだから、それなりの防御策を練っておく必要があるでしょ? - それに万一エジソンの方で何かあった時、それが天災にしろ、人災にしろ、やられてしまったら—— + それに万一에디슨の方で何かあった時、それが天災にしろ、人災にしろ、やられてしまったら—— ——そんな時、私たちは自身以外の誰を頼れるのよ? @@ -124,7 +124,7 @@ しかも、彼らは自分の戦闘力の低さをはっきりと認識している。だから、無謀なことをして不必要な犠牲を出すこともありません。 ……。 そんな、まさか。 - ですが、もし本当にあのエジソンの小娘だったとしたら……。 + ですが、もし本当にあの에디슨の小娘だったとしたら……。 ……私が彼女の首を取ります。 言葉通りの意味です。 ……。 @@ -133,7 +133,7 @@ - リアーナは自分より何倍も年上の男性から、生と死に対する冷たさを時折り感じていた。 + 레아나は自分より何倍も年上の男性から、生と死に対する冷たさを時折り感じていた。 もしかすると、権力者にとって人的損失なんてものは単なる数字にすぎないのかもしれない—— 事実、優れた将軍になりたいならば、生と死を全て数字として計算しなければならない。 このような仲間たちを率いて生きていくこと——ひとつの個体としてではなく、集団として捉える——これは冷酷無情な科学なのだ。 @@ -216,17 +216,17 @@ 少なくとも、彼らの心の中にオリジナルの思考があるのかどうかも怪しいのだ。 どれも普遍的で、面白さに欠け、暗くて窒息してしまいそうな「冷徹な大人」。 ……私たちが「大人の冷徹さ」を自慢するのは、もっぱら年老いた証である。 - もしかしたら、今この時、戦車の操縦室にいる「大人ではない」数人が、主教が禁じていることを企んでいるかもしれない。 + もしかしたら、今この時、전차の操縦室にいる「大人ではない」数人が、主教が禁じていることを企んでいるかもしれない。 ……だが、それが何だというのだ? あまりにひどいことをしなければ——それも彼らのスタイルなのではないだろうか—— ——「マシン」である私は今日、どうしても彼らを庇ってしまう。 なぜなら、「マシン」にも感情があるからだ。 「マシン」であっても、あの「妬み」という感覚を味わってみたいのだ。 - 「でもとにかくさ、だだっぴろいライ麦畑みたいなところで、小さな子ども達がいっぱい集まって何かのゲームをしているところを、僕はいつも思い浮かべちまうんだ。」 - 「何千人もの子どもたちがいるんだけれど、他には誰もいない。つまりちゃんとした大人みたいなのは一人もいないんだよ。僕のほかにはね。」 - 「で、僕は危ない崖っぷちに立っている。僕の仕事と言えば、誰かが崖から落ちそうになったら、それを捕まえることなんだ。」 - 「それで僕はそのへんのクレイジーな崖っぷちに立っているわけさ。で、僕がそこで何をするかっていうとさ、誰かがその崖から落ちそうになる子どもがいると、かたっぱしからつかまえるんだよ。つまりさ、よく前を見ないで崖の方に走っていく子どもなんかがいたら、どっからともなく現れて、その子をさっとキャッチするんだ。」 - 「そういうのを朝から晩までずっとやっている。ライ麦畑のキャッチャー、僕はただそういうものになりたいんだ。」 + 「でもとにかくさ、だだっぴろいライ麦畑みたいなところで、小さな子ども達がいっぱい集まって何かのゲームをしているところを、나はいつも思い浮かべちまうんだ。」 + 「何千人もの子どもたちがいるんだけれど、他には誰もいない。つまりちゃんとした大人みたいなのは一人もいないんだよ。나のほかにはね。」 + 「で、나は危ない崖っぷちに立っている。나の仕事と言えば、誰かが崖から落ちそうになったら、それを捕まえることなんだ。」 + 「それで나はそのへんのクレイジーな崖っぷちに立っているわけさ。で、나がそこで何をするかっていうとさ、誰かがその崖から落ちそうになる子どもがいると、かたっぱしからつかまえるんだよ。つまりさ、よく前を見ないで崖の方に走っていく子どもなんかがいたら、どっからともなく現れて、その子をさっとキャッチするんだ。」 + 「そういうのを朝から晩までずっとやっている。ライ麦畑のキャッチャー、나はただそういうものになりたいんだ。」

注:

『ライムギ畑でつかまえて』(作者:J.D.サリンジャー)より。原文は以下の通り:

@@ -246,12 +246,12 @@ それどころか、普通の武器ではまったく歯が立たない崩壊獣に遭遇することもなかった。 もちろん、このように一時的に秩序が保たれているのは、情報の伝達に問題が発生していることと関係しているのだが……。 この国の国民、彼らの自治能力には本当に頭が下がる。 - プロビデンスの3人の三流連絡員のうち、1人は42実験室のメンバーを乗せて戦車を操縦し、残りの2人は自分の「本業」に戻った。 + プロビデンスの3人の三流連絡員のうち、1人は42実験室のメンバーを乗せて전차を操縦し、残りの2人は自分の「本業」に戻った。 そう、電子通信が機能しない状況下でも、人力で情報を伝えることはできるのだ。 一人から十人へ。 十人から百人へ。 百人から千人へ。 - エジソンが彼らに配った装備は大して役に立つものではない。しかし、もしそれらが一万を超える人たちに行き渡れば……。 + 에디슨が彼らに配った装備は大して役に立つものではない。しかし、もしそれらが一万を超える人たちに行き渡れば……。 そうすれば、仮にニューヨークが爆発したり、ベルリン級の事件が起きたりしても、彼らは最前線を死守することができ、フェンスを築いて災害の蔓延を阻止することもできるだろう。 たとえ、私たちがその中の1割とだけとしか連絡が取れなかったとしても。 中心地域は……。 @@ -298,7 +298,7 @@ - 謎の女性は倒れてしまった。 + 謎の여성は倒れてしまった。 ちょっと!しっかりしてよ! @@ -314,7 +314,7 @@ 私に任せて。 - リ、リアーナさん? + リ、레아나さん? どうしたの?忘れちゃった? @@ -339,7 +339,7 @@ Heilige Lanze, die Welwitschie!

注:

-

これはオットー主教の母語——ドイツ語。「Heilige Lanze」は「聖槍」、「Welwitschie」は「ウェルウィッチア」の意味。

+

これは오토主教の母語——ドイツ語。「Heilige Lanze」は「聖槍」、「Welwitschie」は「ウェルウィッチア」の意味。

p.s. ウェルウィッチアは「ウェルウィッチア科」「ウェルウィッチア属」の唯一の品種である。またの名を「奇想天外」。1859年、オーストリアの探検家Friedrich Welwitschがアンゴラの砂漠で発見した。雌雄異株。茎は短く、一生で2枚の葉しか成長させない(左右対称。この2枚の葉は無限に成長する。その先端は徐々にひび割れて密集するので、見ただけでは元々2枚の葉であったとは分からない)。根は非常によく成長し、3メートルから10メートルになり、地下水を吸収する。平均寿命は数百年に達し、いくつかの個体は二千年以上も生きる。アンゴラの隣国ナミビアの国花である。

@@ -356,7 +356,7 @@ わぁ、じゃあそれをDr.モーガンに見せてあげなきゃ! - あ、自己紹介するわね——エレイン・グラストン、退役レンジャーよ。 + あ、自己紹介するわね——일레인・グラストン、退役レンジャーよ。 「Rangers, Lead the Way!」——アハハハ、そう、あの「レンジャー」よ。 @@ -371,7 +371,7 @@ ……個人的に研究?それはすごいわね。 - ちょっと待って——エレイン……モーガン……まさか他にヴィヴィアンとかニミュエもいるんじゃないでしょうね? + ちょっと待って——일레인……モーガン……まさか他にヴィヴィアンとかニミュエもいるんじゃないでしょうね? ……え?何それ? @@ -380,7 +380,7 @@ えっと……アーサー王?

注:

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エレイン、モーガン、ヴィヴィアン、ニミュエは全てアーサー王伝説の登場人物。そのうちエレイン、ヴィヴィアン、ニミュエはいわゆる「湖の乙女」(Ladies of the Lake)の一員。モーガン(Morgan le Fay)はアーサー王の姉で、「邪悪な巫女」として有名。

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일레인、モーガン、ヴィヴィアン、ニミュエは全てアーサー王伝説の登場人物。そのうち일레인、ヴィヴィアン、ニミュエはいわゆる「湖の乙女」(Ladies of the Lake)の一員。モーガン(Morgan le Fay)はアーサー王の姉で、「邪悪な巫女」として有名。

p.s. コネチカット州、ハートフォード市とアーサー王の関係は原題のタイムトラベル小説の開祖であるマーク・トウェインの名著『アーサー王宮廷のコネチカット・ヤンキー』(A Connecticut Yankee in King Arthur's Court)を参照。

diff --git a/public/novels/ae/xml/ch21.xml b/public/novels/ae/xml/ch21.xml index 6f6a6d63..de9a8f75 100644 --- a/public/novels/ae/xml/ch21.xml +++ b/public/novels/ae/xml/ch21.xml @@ -1,24 +1,24 @@ - - - - - - - + + + + + + + - - - - + + + + - + @@ -76,7 +76,7 @@ ミカリ・モーガン。この診療所の責任者よ。 - リアーナ・ブリガンティア。天命の戦乙女よ。 + 레아나・ブリガンティア。天命の戦乙女よ。 あなたのお仲間は隣でエネルギーを補充しているわ……あなたもいる?高カロリー食品。 @@ -88,7 +88,7 @@ そう……じゃあ、私がいただくわね。 そう言いながら、彼女はチョコレートの包みを開けて口の中に放り込んだ。 そうだ。 - エレインを助けてくれてありがとう。あのバカ、前にもこんなことがあってね、私たちがいなかったら何回死んでいたことか。 + 일레인を助けてくれてありがとう。あのバカ、前にもこんなことがあってね、私たちがいなかったら何回死んでいたことか。 それより、私が気になるのは——あなたたちが持つ「野戦用の医療キット」よ。一体どんなものなの? @@ -140,7 +140,7 @@ ウフ……その子の言う通りよ。急いでいてもゆっくり噛まなくちゃ。 - ……ところで、ヘラヴィーサさんはDr.モーガンのところでどんな手伝いをしてるの? + ……ところで、헬라위스さんはDr.モーガンのところでどんな手伝いをしてるの? 今は……もちろん臨時の看護師よ。 @@ -157,7 +157,7 @@ ウフフ……「組織」って言ったら少し大げさね……。 でも確かに、みんな一つの「ビジネスチーム」と言ってもいいかもね。 - 私とパーシヴァルは情報収集、エレインは取引とかお金の貸付や回収を担当しているの。Dr.モーガンは——当然、頭を使う仕事担当ね。 + 私と퍼시발は情報収集、일레인は取引とかお金の貸付や回収を担当しているの。Dr.モーガンは——当然、頭を使う仕事担当ね。 え……それってまさか……。 @@ -181,7 +181,7 @@ 勢いよく診療所の裏口を開けたのは、サイズの合わない「白衣」をまとったイカツイ男性だった。 - パーシヴァル、あなた——大変、誰かケガしたの? + 퍼시발、あなた——大変、誰かケガしたの? 何をボヤボヤしてるんだ?早くコイツをドクターのところに運んでくれ!急がないと手遅れになるぞ! @@ -223,7 +223,7 @@ ちょっと、背中越しにこそこそと謝ってるの聞こえてるわよ。 - リアーナ、一体何が起きたの? + 레아나、一体何が起きたの? 彼らの傷口に崩壊エネルギーによる侵蝕現象が見られたの。ひどくはないんだけれど、間違いなく崩壊獣の仕業よ。 @@ -253,7 +253,7 @@ - リアーナは意味ありげにウィンクすると、黒淵白花を持って診療所から出て行った。 + 레아나は意味ありげにウィンクすると、黒淵白花を持って診療所から出て行った。 「切り札」?何のこと? @@ -334,12 +334,12 @@ ……。 - エジソンよ! + 에디슨よ! ……。 - あっ……ナ、ナンシーさんのことか。えっと、何か怒ってる? + あっ……ナ、낸시さんのことか。えっと、何か怒ってる? ……。 diff --git a/public/novels/ae/xml/ch22.xml b/public/novels/ae/xml/ch22.xml index 33d1e7b3..4c88e2dc 100644 --- a/public/novels/ae/xml/ch22.xml +++ b/public/novels/ae/xml/ch22.xml @@ -1,44 +1,44 @@ - - - - - - - - - - - - + + + + + + + + + + + + - + - - - - - - - - - - - - - - + + + + + + + + + + + + + + 05_18_.png - - - + + + @@ -48,20 +48,20 @@ - 約7時間前、ニュージャージー州・エジソン—— + 約7時間前、ニュージャージー州・에디슨—— ……はい、なのです。だから、私たちがニュージャージーまで来たのです。 ラリタン川の湿地にある実験室——ご存知かと思うのです。 - ……そうなのです。いわゆる「エジソン」の「エジソンストリート」の「エジソン実験室」。 + ……そうなのです。いわゆる「에디슨」の「에디슨ストリート」の「에디슨実験室」。

注:

これは現実世界の歴史である。

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1875年下旬、トーマス・エジソン(1847~1931)はラリタン・タウンシップの「メンローパーク」に引っ越してきた。ここで1876年に実験室を開いてから、1887年に工場を移転させるまでの間、エジソンは11年間で400以上の発明を行い、1000以上の特許を申請した。

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1925年、エジソンを表彰するため、ニュージャージー州はメンローパーク跡地(この時、エジソンの旧居と実験室は長いこと廃墟になっていたため、共に倒壊してしまった)に「トーマス・エジソン記念塔」を建てた。

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1954年、エジソンをさらに記念するためラリタン・タウンシップは「エジソン・タウンシップ」と名前が変更された。

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——今日に至るまで、エジソン・タウンシップは世界で最も住みやすい街のひとつになっている。

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1875年下旬、トーマス・에디슨(1847~1931)はラリタン・タウンシップの「メンローパーク」に引っ越してきた。ここで1876年に実験室を開いてから、1887年に工場を移転させるまでの間、에디슨は11年間で400以上の発明を行い、1000以上の特許を申請した。

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1925年、에디슨を表彰するため、ニュージャージー州はメンローパーク跡地(この時、에디슨の旧居と実験室は長いこと廃墟になっていたため、共に倒壊してしまった)に「トーマス・에디슨記念塔」を建てた。

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1954年、에디슨をさらに記念するためラリタン・タウンシップは「에디슨・タウンシップ」と名前が変更された。

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——今日に至るまで、에디슨・タウンシップは世界で最も住みやすい街のひとつになっている。

いずれにせよ、ここはマンハッタンから50キロ以上も離れているのです——百万人以上いるそっちの市民にはどうせ何の影響もないのです。 @@ -81,13 +81,13 @@ ……そうなのです。私は当然皮肉を言っているのです。他はともかく、彼女のような365日無休で仕事をするようなワーカーホリック、誰も耐えられないのです。 ですが、わがままな「プリンセス」を誰が止められるというのです? - ましてや、フィンランド人までいるのにです—— + ましてや、핀란드인までいるのにです—— あ、そんなこと言ってはいけないなのです。視点を変えてみれば、彼もなかなか分をわきまえているのです。彼の研究分野と同じように。 ……。 ……大丈夫なのです。先生は「サプライズ」の製造に集中するのです。最初から自分が出ていくつもりなのです? - ……え?イワン?マーガレット?ベネディクト?誰なのですか? + ……え?イワン?마가렛?ベネディクト?誰なのですか? ……待ってくださいなのです。それって「総動員」ではないのですか? ……分かりました。それもそうなのです。「快刀乱麻を断つ」。長引かせずに済むのです。 @@ -121,7 +121,7 @@ ……え? - パーシヴァル、医師の誓いの第1条は何? + 퍼시발、医師の誓いの第1条は何? 去年、受験した時にわざわざ覚えたんでしょう? @@ -179,7 +179,7 @@ フン……これが5万年前に存在した第九律者の「地」の力なのですか? ……なかなかのものなのです。時代を跨いだ戦利品、俗に言う「神の鍵」。 ……あなたのようなこんな非力なやつでも、今の私の攻撃を防げるなんて驚きなのです。 - シュレーディンガーさん……。 + 슈뢰딩거さん……。 いや……「お前」……。 ……「お前」はどうして「エデンの星」のことを詳しく知っているんだ? フッ……7年も共に机を並べて学んでいた아인슈타인博士が……私に一番聞きたい質問がそれなのです? @@ -316,14 +316,14 @@ フフ、引っかかったらダメだよ。 お、おまえは……。 - 僕が誰かって?そんなことは重要じゃない。 - 重要なのは——あれがシュレーディンガーだってことさ。彼女は君たちに対して手を出したりはしない。 - 時間さえ稼げれば、リアーナが戻ってきて君たちを救ってくれるはずさ、そうだろう? + 나が誰かって?そんなことは重要じゃない。 + 重要なのは——あれが슈뢰딩거だってことさ。彼女は君たちに対して手を出したりはしない。 + 時間さえ稼げれば、레아나が戻ってきて君たちを救ってくれるはずさ、そうだろう? そ……それはつまり……。 いや……正面から彼女に立ち向かうんだ、웰트。 君は普通の人間じゃない——自分の力を信じるんだ。 - それにシュレーディンガー博士にとっては、その行いこそが……最大限の敬意となる。 + それに슈뢰딩거博士にとっては、その行いこそが……最大限の敬意となる。 ……なっ!貴様は……貴様は……誰だ!? @@ -335,7 +335,7 @@ その金髪の悪魔が吹聴する話に耳を傾けさえしなければ、復讐鬼に堕ちることもない。 - お前の相手はシュレーディンガー博士だ。彼女は決死の覚悟を持っている。 + お前の相手は슈뢰딩거博士だ。彼女は決死の覚悟を持っている。 何故だか分かるか? @@ -379,7 +379,7 @@ うん。「みんな」の力だ。 - カールだけじゃない……もっとたくさん、나たちが会ったこともない大人も子供も含んだ、色々な人たち。 + 칼だけじゃない……もっとたくさん、나たちが会ったこともない大人も子供も含んだ、色々な人たち。 君は……。 @@ -401,7 +401,7 @@ 何でもない。何となく君を褒めただけだ。 - (いつも僕の予想を超える「世界」だな……。) + (いつも나の予想を超える「世界」だな……。) (……「웰트」の命運、今日お前に託したぞ。)
@@ -435,7 +435,7 @@ どうしたのですか?웰트。まさか、もう全ての力を出し切ってしまったなのです? - シュレーディンガー博士!これ以上戦ってはダメだ!人命に関わるぞ! + 슈뢰딩거博士!これ以上戦ってはダメだ!人命に関わるぞ! ……人命?冗談はやめるのです。あなたと私の間に「人」命などないのです! 矛盾したヤツなのです!私の挑戦を受けた以上、これが生死を賭けた戦いだと分かっているなのはず! ……。 @@ -498,7 +498,7 @@ ……。 …………。 - ………………シュレーディンガー博士。 + ………………슈뢰딩거博士。 diff --git a/public/novels/ae/xml/ch23.xml b/public/novels/ae/xml/ch23.xml index 0be6d3ce..799277f9 100644 --- a/public/novels/ae/xml/ch23.xml +++ b/public/novels/ae/xml/ch23.xml @@ -1,26 +1,26 @@ - - - - - - - - - - - - + + + + + + + + + + + + - - - - - - - + + + + + + + @@ -84,7 +84,7 @@ - 約7時間前、ニュージャージー州・エジソン—— + 約7時間前、ニュージャージー州・에디슨—— ……原子炉の出力が異常な上昇をしているなのです! り、臨界定数を突破したのですっ!! このままでは、核反応の制御が不能になるのです! @@ -136,7 +136,7 @@ 身体の約半分を侵蝕されていたのにも関わらず、それでも理性を保つことができた—— - ——99.9%の人間にはできない芸当よ。分かる?シュレーディンガー博士。 + ——99.9%の人間にはできない芸当よ。分かる?슈뢰딩거博士。 ……。 @@ -163,7 +163,7 @@ あなたには時間が残されてる。これからは、あの子たちともっと仲良くすることね。 - リアーナさん……。 + 레아나さん……。 私……。 上手くできるかどうか、わからないのです……。 @@ -224,15 +224,15 @@ そう慌てるな、테슬라博士。웰트自身があの不思議な意志を拒んだことに変わりはない……。 - それに今はっきりと分かっていることが2つある。1つは、彼の手により発動された「エデンの星」の効果が、僕たちが使った時よりも遥かに高かったということ。もう1つは、ベルリン崩壊事件における犠牲者の「魂の残滓」が彼の体内にあるということ。 + それに今はっきりと分かっていることが2つある。1つは、彼の手により発動された「エデンの星」の効果が、나たちが使った時よりも遥かに高かったということ。もう1つは、ベルリン崩壊事件における犠牲者の「魂の残滓」が彼の体内にあるということ。 - もし、シュレーディンガーさんが彼を「律者」にしようと考え行動していたなら……この2つの事柄はわざわざ考えるまでもない。 + もし、슈뢰딩거さんが彼を「律者」にしようと考え行動していたなら……この2つの事柄はわざわざ考えるまでもない。 ……。 - 「神の鍵」は「律者のコア」を使用して作り出された武器だ。僕たちより律者のほうが自在に扱えるのは当然のこと。 + 「神の鍵」は「律者のコア」を使用して作り出された武器だ。나たちより律者のほうが自在に扱えるのは当然のこと。 そして「魂の残滓」は、恐らく彼の本当の能力がもたらした副産物だろう……そうでなければ、死者が口を開くことなんてできない。 @@ -250,7 +250,7 @@ 忘れないでよね……今回の災害の大きさはベルリンの時と同じくらいなんだから……。 - つまり、ベルリンではバカ웰트が律者になったでしょ。今回、根暗シュレーディンガーが律者じゃないとなると—— + つまり、ベルリンではバカ웰트が律者になったでしょ。今回、根暗슈뢰딩거が律者じゃないとなると—— ニューヨークで「出来立てほやほや」のヤツに遭遇する可能性が高いってこと。 間違ってはないでしょ? @@ -258,7 +258,7 @@ - ということは……エジソンさんは事故が起こる前にシェルターへ避難できたのね? + ということは……에디슨さんは事故が起こる前にシェルターへ避難できたのね? ……いえ、避難できていないのです。 @@ -282,7 +282,7 @@ ……はい、そうなのです。 - ……じゃあ、エジソンさんはどうやってあなたを守ったの? + ……じゃあ、에디슨さんはどうやってあなたを守ったの? ……それが、分からないのです。 @@ -295,7 +295,7 @@ かといって、決して崩壊と同じ系統のものでもないのです。 - 私には分かるのです。今この時も、エジソンさんはあの力で崩壊と戦っているなのです。 + 私には分かるのです。今この時も、에디슨さんはあの力で崩壊と戦っているなのです。 ……ですが、恐らく私たちが介入できるようなレベルではないと思うのです。 @@ -309,7 +309,7 @@ おいっ!紙幣に貼りついてしゃべるだけの臆病者!どうにかしろ! - ……もう手は尽くしましたよ、エジソンさん。 + ……もう手は尽くしましたよ、에디슨さん。 忘れてもらっちゃ困るんですがね、あなたが■■■■の力を借りて「干渉計」を使うと決めた時、“あの”11次元空間とは何の関わりもなくなってしまったんですよ——だからこそ、私はこうやってあなたと会話することができるんです。 @@ -326,7 +326,7 @@ 何だと?私が焦りすぎた?あんな状況では誰もが同じ選択をする! - ……だから、私はもう手を尽くしましたよ、エジソンさん。 + ……だから、私はもう手を尽くしましたよ、에디슨さん。 「あの人たち」は、間違いなくこの惑星の異常を放置しておくはずがありません……。 @@ -342,7 +342,7 @@ 私は、ただの紙幣にすぎませんよ。私にどんな建設的な意見を求めているんですか? - ……それに、本物のベンジャミン・フランクリンだとしても、こんな状況で打開につながる策が出せると本当に思っているんですか? + ……それに、本物のベンジャミン・프랭클린だとしても、こんな状況で打開につながる策が出せると本当に思っているんですか? ……。 @@ -351,7 +351,7 @@ まあいい……あの高見の見物をしているやつらに証明してやろう……。 人類のことは、最後まで人類自身が決めるとなっ! - ナンシー・トーマス・エジソン、たとえこの身が滅びようとも、ニューヨークをベルリンの二の舞にはさせはしない! + 낸시・トーマス・에디슨、たとえこの身が滅びようとも、ニューヨークをベルリンの二の舞にはさせはしない! diff --git a/public/novels/ae/xml/ch24.xml b/public/novels/ae/xml/ch24.xml index 98d5209f..be237e5c 100644 --- a/public/novels/ae/xml/ch24.xml +++ b/public/novels/ae/xml/ch24.xml @@ -1,32 +1,32 @@ - + - - + + - + - + - - + + - - - - - - - - + + + + + + + + @@ -62,7 +62,7 @@ ……。 - ……声紋照合、ナンシー・トーマス・エジソンCEO。 + ……声紋照合、낸시・トーマス・에디슨CEO。 ……何ですって!? @@ -70,8 +70,8 @@ ░▒░▒░▒であれ、私はやれる限りのことをする。罪なき人を私たちの実験で犠牲にしてはいけないのだ。 - ……エジソン? - ……聞こえる?エジソン!? + ……에디슨? + ……聞こえる?에디슨!? @@ -263,10 +263,10 @@ ……みんな。 - ええっ!フィンランド人じゃないの!?どうしたの!?大丈夫? + ええっ!핀란드인じゃないの!?どうしたの!?大丈夫? - 私もエジソンさんの信号を受信したんだ……。 + 私も에디슨さんの信号を受信したんだ……。 ……シェルターから引っ張り出した機械を使ってね。 @@ -294,15 +294,15 @@ これは全て私のせいなんだ!私が、あの人の脅迫に屈してしまったせいで……! - か、彼がヨアヒムを……私の息子を人質に脅してきたんだ! + か、彼が요아힘を……私の息子を人質に脅してきたんだ! ……!? 本意じゃなかったんだっ!まさか実験がこんなことになるなんて想像もしてなかった! - だ、大主教からこう言われたんだ。古文書に書かれた後半のデータを改ざんしろって、それでエジソンの研究が少し長引くからと。ただ、それだけだって。 - 「エジソンが時代に革新をもたらす技術的ブレイクスルーを成すのを望まない」、彼が軽い口調で私にそう言ってきたんだ! + だ、大主教からこう言われたんだ。古文書に書かれた後半のデータを改ざんしろって、それで에디슨の研究が少し長引くからと。ただ、それだけだって。 + 「에디슨が時代に革新をもたらす技術的ブレイクスルーを成すのを望まない」、彼が軽い口調で私にそう言ってきたんだ! わ、私はまさかこんなことになるなんて、思ってもみなかったんだよ! ……実験の失敗がこんな結果になるなんて、誰だって想像できないだろう!? @@ -336,7 +336,7 @@ - 僕かい?物理的な観点から言えば、君たちと行動を共にしていた戦乙女リアーナ・ブリガンティアだろ? + 나かい?物理的な観点から言えば、君たちと行動を共にしていた戦乙女레아나・ブリガンティアだろ? ——確かに、見た目と人格が違っているけどね。 ……まあいい。君たちに見せてあげよう。 @@ -346,27 +346,27 @@ ……機械海馬体接続率、99.993666%。魂鋼皮膚の接合完了。 - これでよし。君たちの中には僕のことを知っている人もいるだろうが……。 + これでよし。君たちの中には나のことを知っている人もいるだろうが……。 それでも、やはり自己紹介くらいはするのが礼儀というものだろう。 - 僕はオットー・アポカリプス。一応「天命」の「主教」を務めている。 + 나は오토・アポカリプス。一応「天命」の「主教」を務めている。 - ……オットー! + ……오토! な、何の手品だそれは!? それに何てことを……お前、何をしたのかわかってるのかっ!! まあまあ落ち着きたまえ、親愛なる友よ。 - 僕が自分で施した機械の身体に、ただ現れただけだ。「手品」でも何でもないだろう? + 나が自分で施した機械の身体に、ただ現れただけだ。「手品」でも何でもないだろう? - ……リアーナ・ブリガンティア。 + ……레아나・ブリガンティア。 - この100年、最強の座を譲ることのなかった僕の最も信頼している戦乙女。 + この100年、最強の座を譲ることのなかった나の最も信頼している戦乙女。 彼女がかくも強く、頼りになったのは、類まれなる精神力なんかによるものじゃない……。 - ——そうではなく、僕が無数の古代文明の遺産から選び抜き、この手で彼女に不朽の身体を作ってあげたからなんだよ! + ——そうではなく、나が無数の古代文明の遺産から選び抜き、この手で彼女に不朽の身体を作ってあげたからなんだよ! あんた……いったい何を言ってるの!? @@ -402,7 +402,7 @@ ——今の問題は、ちっとも重要なんかじゃないんだ。 - なぜなら、改造の果てにこの体は僕のものになったんだから。 + なぜなら、改造の果てにこの体は나のものになったんだから。 ……お前ッ! @@ -410,20 +410,20 @@ ……それに君たちの目の前にいるこの実験体は、今日ルールを破ってしまった。 - ……本当に悲しいよ。僕のリアーナ。 + ……本当に悲しいよ。나の레아나。 ……まさか、頂点に立つ戦乙女だからといって、主教と対等になれたとでも思ってたのかな? - ……僕が実験している時に隠しポートを残さないと高を括っていたんだろう。単純だな。 + ……나が実験している時に隠しポートを残さないと高を括っていたんだろう。単純だな。 ……ハッハッハッハ! ど、どうして……そんなことをしたのです……。 おっと、ここまでだ—— - 僕の話は終わり。それに正直な話、君たちは光栄に思うべきなんだよ。 + 나の話は終わり。それに正直な話、君たちは光栄に思うべきなんだよ。 - ——今のオットー・アポカリプスがこの手で処刑するに値する敵なんて、ほとんどいないんだからね! + ——今の오토・アポカリプスがこの手で処刑するに値する敵なんて、ほとんどいないんだからね! @@ -462,7 +462,7 @@ - ——リアーナさんなのですっ!!! + ——레아나さんなのですっ!!! diff --git a/public/novels/ae/xml/ch25.xml b/public/novels/ae/xml/ch25.xml index f697ee54..9c599df0 100644 --- a/public/novels/ae/xml/ch25.xml +++ b/public/novels/ae/xml/ch25.xml @@ -1,20 +1,20 @@ - - - - - + + + + + - - - - - - - + + + + + + + @@ -32,7 +32,7 @@
観測データによると、電磁パルスの中心地はニューヨーク市付近。しかも、恐ろしいほど崩壊パルスと酷似している。 ただ、驚嘆も悲観もしている暇などなかった。「緊急問い合わせリスト」に則り、最高指揮官として現場で救援活動を統括する責任ができてしまったのだから。 - もっとも、もともとカモフラージュ役としては自分が適任だったのだ。だから、これも予定を繰り上げて動き出すことになっただけのこと。これでオットーの人質となるリスクを少しでも減らすことができる。 + もっとも、もともとカモフラージュ役としては自分が適任だったのだ。だから、これも予定を繰り上げて動き出すことになっただけのこと。これで오토の人質となるリスクを少しでも減らすことができる。 ——隠れた敵を混乱させるのに、偽造した発信基地局を使って自分の生徒へと連絡し、あたかも計画が始まったばかりのように見せかけたりもしたが。 まさか、ちょっとした食い違いで一時的とはいえ、世界でもっとも強い国の指揮官になってしまうなんて。 とりあえず、行動を共にしている非戦闘員を基地の中に避難させよう。他の「重要な客人」を乗せた専用機も、次々ここに来るはずだ。 @@ -85,7 +85,7 @@ ……大口ばかり叩くヤツだ。 - ……近接攻撃がダメなら、今度は分身を使って僕を惑わすつもりかい? + ……近接攻撃がダメなら、今度は分身を使って나を惑わすつもりかい? いいだろう。なら、決しようじゃないか。誰が無限の可能性を得るのに相応しい存在なのか。 @@ -129,7 +129,7 @@ 出て来い、ネズミ。 - 僕の楽しみを邪魔しておいて、五体満足で帰れると思うなよ。 + 나の楽しみを邪魔しておいて、五体満足で帰れると思うなよ。 ……フフ。主教様、ご存じありません? @@ -144,7 +144,7 @@ ……ほう? - オットー様……さらに私たちの国の『独立宣言』にはこのような一節があります—— + 오토様……さらに私たちの国の『独立宣言』にはこのような一節があります—— 「現在の英国王の治世の歴史は、度重なる不正と権利侵害の歴史であり、そのすべてがこれらの諸邦に対する絶対的な暴政の確立を直接の目的としている。」 @@ -160,7 +160,7 @@ だから、君たちも哲学的なレベルまで上る必要などまったくないのだ—— - ——僕は、今日、邪魔者を片付けようとしているだけなんだから。 + ——나は、今日、邪魔者を片付けようとしているだけなんだから。
@@ -168,7 +168,7 @@ よし……完璧に時間を稼げたのです。 まさか、こんな助っ人がいるなんて、予想もしていなかったけど……。 ただ、心より感謝なのです。 - もちろん、眼前に敵がいる状況で通信を送り続けている——エイダにも。 + もちろん、眼前に敵がいる状況で通信を送り続けている——에이다にも。 とにかく、これで……。 ……バトンをあの人に渡せるのです。 @@ -232,8 +232,8 @@ - 君は知らないだろうが、僕は最近無駄話を控えてるんだ。 - 僕の祖父が言うには「成功は天賦の才と汗に加えて、無駄話の少なさ」だそうだ。 + 君は知らないだろうが、나は最近無駄話を控えてるんだ。 + 나の祖父が言うには「成功は天賦の才と汗に加えて、無駄話の少なさ」だそうだ。 @@ -250,7 +250,7 @@ ちょっと。何してるのよ! ねえ!セクハラよ、やめて! - 아인슈타인!シュレーディンガー!プランク!お願い、彼女を止めて!? + 아인슈타인!슈뢰딩거!플랑크!お願い、彼女を止めて!? @@ -264,7 +264,7 @@ - こんにちは。デバイスインターフェースの試作品0042号、人類としての名前はエイダ。 + こんにちは。デバイスインターフェースの試作品0042号、人類としての名前は에이다。 A・D・Aと書いて、 エ、イ、ダです。 @@ -280,7 +280,7 @@ - リアーナ・ブリガンティアよ。 + 레아나・ブリガンティアよ。 本部直属の戦乙女だけど――今日はあなたと同じ、ただ墓参りに来ただけの人。 @@ -415,7 +415,7 @@

注:

パーシー・ビッシュ・シェリー(P. B. Shelley)『鎖を解かれたプロメテウス』(Prometheus Unbound)の結末部分より引用。

- オットー・アポカリプス……。 + 오토・アポカリプス……。 いや、フールα—— 星が砕け散る様を見るがいい! diff --git a/public/novels/ae/xml/ch26.xml b/public/novels/ae/xml/ch26.xml index b7a67d9a..9bd791c9 100644 --- a/public/novels/ae/xml/ch26.xml +++ b/public/novels/ae/xml/ch26.xml @@ -1,32 +1,32 @@ - - - - - - - - - - - + + + + + + + + + + + - - - - - - - - - + + + + + + + + + @@ -36,7 +36,7 @@ - オットー・アポカリプスの目に映る世界が曲がっていく。 + 오토・アポカリプスの目に映る世界が曲がっていく。 彼は、万物が自分の目の前で瓦解していくのを感じていた。 彼は、時間が大きな撹拌機の中に放り投げられたかのように感じていた。 過去、現在、未来。全てが果てしない減速と中断の中でぼやけていく。 @@ -77,10 +77,10 @@ 「そして、これっぽっちの意義すら見つけられない。」 ……。 き、君は……。 - ぼ、ぼく、僕……。 + ぼ、ぼく、나……。 - オットー・アポカリプス。 + 오토・アポカリプス。 「彼は運命を軽んじようとし、生死を蔑ろにしている。」 「あらゆる情理を超越し、あらゆる疑念を排除し、」 @@ -94,16 +94,16 @@ 最初から、これは死あるのみ、なのよ—— - ——私のオットー・アポカリプス。 + ——私の오토・アポカリプス。 ……お前は一体何者だッ! - あなたはこのような話を怖がっている。オットー・アポカリプス。 + あなたはこのような話を怖がっている。오토・アポカリプス。 「私は既に両足を血と涙の沼に深く突っ込んでいる。血まみれになって進むしかない。引き返すのも同じくらい地獄なのだから。」 しかし……結局のところ、あなたは何も変わっていない。 いや!違うっ! - 全ては僕の計画通りに事が進んでいる! + 全ては나の計画通りに事が進んでいる! ……あなたの計画? @@ -111,10 +111,10 @@ あなたは過去の運命の中に留まって、くよくよしているだけ。 「しかし、運命というのも娼婦と同じで、この裏切り者に色目を使って彼の罪悪の炎を助長しようとする。」 - 僕の—— - 僕のカレンは、そんなことを言ったりしないっ! + 나の—— + 나のカレンは、そんなことを言ったりしないっ! - だけど、あなた自身はそのように言うんでしょ。オットー・アポカリプスさん。 + だけど、あなた自身はそのように言うんでしょ。오토・アポカリプスさん。 あなたの人生は役のない「マクベス」にすぎないのよ。 @@ -127,7 +127,7 @@ …………。 ようやく分かった。 お前は何も分かっていない—— - ——なぜなら、お前もオットー・アポカリプス自身にすぎないのだから。 + ——なぜなら、お前も오토・アポカリプス自身にすぎないのだから。 ……私は、もちろんあなたのことなんか分からない。 @@ -137,8 +137,8 @@ こんなに長い時間が経ったのに、あなただけ……あなただけが私の死を受け入れられていない。 ああ。 - そうさ。僕は受け入れられない。 - 最初から僕は、クリスマスを待ちわびる子供だったのさ。 + そうさ。나は受け入れられない。 + 最初から나は、クリスマスを待ちわびる子供だったのさ。 カレン・カスラナという名のプレゼントを渇望するね……。 ……いや、カレン・カスラナという名の——サンタクロースを待ちわびていたんだ。 @@ -156,19 +156,19 @@ 今のあなたは頭の先からつま先まで、片思いをしているだけの狂人にすぎないのよ。 それがどうした! - 世界が僕に他の選択肢を残してくれないから、あらゆる障害物を排除しているんだっ! - たとえ、僕自身であろうとも……。 - ……そう、たとえ、僕自身であろうとも、これは止めることができないんだ! + 世界が나に他の選択肢を残してくれないから、あらゆる障害物を排除しているんだっ! + たとえ、나自身であろうとも……。 + ……そう、たとえ、나自身であろうとも、これは止めることができないんだ! - 「オットー」の身体は、もう人の姿を保っていられなくなっていた。 + 「오토」の身体は、もう人の姿を保っていられなくなっていた。 液体金属の表皮が剥がれ、その下から硬そうな機械のフレームが姿をのぞかせ始める。 웰트は歯を食いしばった。まるで全身の力を「エデンの星」に注ぎこむかのように。 もっと頑張らなくては。 もっと頑張れば、この混乱した一日に自ら終止符を打つことができる。 - もっと頑張れば、リアーナさんはあの人の支配から抜け出せるかもしれない。 + もっと頑張れば、레아나さんはあの人の支配から抜け出せるかもしれない。 もっと頑張れば—— @@ -197,11 +197,11 @@ ……迂闊だったな。律者。 いつから「神の鍵」は壊れないものだと、錯覚していた? - これは疑似的に作製した「約束の鍵」を僕の趣向で強化したものだ。これを使うことで攻撃対象の崩壊エネルギーを完全に封じ込めることができる。 + これは疑似的に作製した「約束の鍵」を나の趣向で強化したものだ。これを使うことで攻撃対象の崩壊エネルギーを完全に封じ込めることができる。 今の君は、非力な虫けらも同然なんだよ。 ……。 考えても無駄だ。かわいそうな友よ。 - 君は、僕を裁く絶好のチャンスを失った。 + 君は、나を裁く絶好のチャンスを失った。 勝利を掴みかけたことで気が緩み、その結果「神の鍵」が無防備だということに気づかなかった……。 これが戦闘経験の差だ—— @@ -220,7 +220,7 @@

自分は手。

-

マーガレットは足。

+

마가렛は足。

ボロボロになり、感覚をもなくしている아인슈타인と테슬라は全身を何重にも縛られる。

@@ -237,9 +237,9 @@

同じように囚われ、意識を失ってしまったのだろうか——

-

プランク教授?

+

플랑크教授?


-

ヨアヒム?

+

요아힘?

どういうことだ?

@@ -296,7 +296,7 @@ - 調子に乗ってるのはあなたの方よ!オットー! + 調子に乗ってるのはあなたの方よ!오토! @@ -325,7 +325,7 @@ - リアーナさんの体から出ていけッ!偉そうな顔をしたフールめ! + 레아나さんの体から出ていけッ!偉そうな顔をしたフールめ! @@ -340,7 +340,7 @@ ……? (どういうことだ?) (自爆プログラムまで機能しなくなったのか?) - ……あなた、本当にすごいことをしてくれたわね。ねぇ、私のオットー様。 + ……あなた、本当にすごいことをしてくれたわね。ねぇ、私の오토様。 あ、ありえない……。 お……お前は……。 @@ -350,7 +350,7 @@ どうしたの?さっきまで人の身体で威張りちらしていたのに、まさか声を覚えていないとか? ……ところで、初めて「虚空万象」を使って私の身体を改造した日、今日のこの結末を想像できてた? ……100年もの「テセウスの船」。 - オットー様って、本当に忍耐強いのね。 + 오토様って、本当に忍耐強いのね。 でも……ご存知? @@ -372,7 +372,7 @@ - リ……リアーナさん!? + リ……레아나さん!? 大丈夫……。 @@ -460,7 +460,7 @@ こんなところで爆発なんかしたら—— - ……私たちの身が危ないだけじゃなく、エジソンさんがこの街を守るためにしてきた全てが水の泡になるわ。 + ……私たちの身が危ないだけじゃなく、에디슨さんがこの街を守るためにしてきた全てが水の泡になるわ。 ……。 @@ -479,7 +479,7 @@ -

リアーナは、落ち着いた声音のまま作戦を説明した。

+

레아나は、落ち着いた声音のまま作戦を説明した。

理屈はとても簡単だ——

@@ -494,7 +494,7 @@

「起爆装置を破壊すると、私と黒淵白花は影響を直に受けて戦闘能力を失うわ。」

「——正確に言えば、特殊な素材で作られている黒淵白花は運が良ければ残るかもしれない。でも、私自身を構成している魂鋼は、尋常じゃない高温に晒されることですぐさま蒸発する。」

-

「これは規格外出力を開放するために支払わなければならない代償なの……さっき別のタイプの規格外出力を使ってシュレーディンガーを治療した時と同じようにね。」

+

「これは規格外出力を開放するために支払わなければならない代償なの……さっき別のタイプの規格外出力を使って슈뢰딩거を治療した時と同じようにね。」

「……けど、莫大な運動エネルギーを持つこのミサイルはそれだけじゃ止まらない。大量の崩壊エネルギーを抱えたまま惰性で飛行し続けるでしょうね。」

@@ -507,11 +507,11 @@

「『エデンの星』の原理を用いたあなたならば、街全体を守るシールドを作れるはず。」

-

「……半径20キロ。DNAの形で体内に散在している律者のコアを全て目覚めさせれば、これくらいきっと耐えられるわ——シュレーディンガー博士の推測が間違っていなければね。」

+

「……半径20キロ。DNAの形で体内に散在している律者のコアを全て目覚めさせれば、これくらいきっと耐えられるわ——슈뢰딩거博士の推測が間違っていなければね。」

「もちろん、あなたの傷ついた身体にとって、これはとてつもない負担になってしまうことは確実。」

-

「ただ、崩壊分裂ミサイルの製造には巨額のコストがかかるの。オットーとはいえ、10年以内に2発目を作るのは無理なはずよ。」

+

「ただ、崩壊分裂ミサイルの製造には巨額のコストがかかるの。오토とはいえ、10年以内に2発目を作るのは無理なはずよ。」


「つまり、簡単に考えてしまえば——彼は最後の切り札を切っている——私たちがすべきことはそれを破壊するだけ。」

@@ -555,7 +555,7 @@ -

リアーナは、両手の指を腰の位置付近にある液体化した魂鋼の中に深く挿す。

+

레아나は、両手の指を腰の位置付近にある液体化した魂鋼の中に深く挿す。


彼女の両腕の動きがゆっくりになるにつれ、力が込められていくのがわかる。茶碗ほどの大きさの2つの推進器が、水銀のような金属の表面から浮かび上がってきた。

@@ -570,7 +570,7 @@ その日、私たちは何としてもあの恐ろしい崩壊分裂ミサイルを止めようとしていました。 - だから、私やマーガレット様も—— + だから、私や마가렛様も—— いえ、教授や博士たちの意識がはっきりしていたとしても—— 誰もこの狂気じみた計画を止めようとはしなかったのです。 @@ -594,15 +594,15 @@ 冬が終わり、春になりました。아인슈타인博士と테슬라博士は相次いで病院のベッドで目を覚ましました。 少し意外だったのは……。 ……彼女たちが、この冬に起きた全ての出来事を冷静に受け止めたことです。 - プランク教授の「空城の計」に感謝しなければなりません。オットーはそれ以上の軍事行動をとりませんでした。 - ヨアヒムは理の律者の力を使って、웰트様の姿になりました。その間、教授と一緒にマスコミ各社の取材に追われる日々を過ごします。 + 플랑크教授の「空城の計」に感謝しなければなりません。오토はそれ以上の軍事行動をとりませんでした。 + 요아힘は理の律者の力を使って、웰트様の姿になりました。その間、教授と一緒にマスコミ各社の取材に追われる日々を過ごします。 私たちは目立つことを控えしました——しかし、それでも敵はわかっていたようです。私たちがまだ存在し、まったく弱っている様子がないことを。 ……これで十分です。 - そして、これによって支払われた代償は……かつて、ヨアヒムという名前だった少年です……。 + そして、これによって支払われた代償は……かつて、요아힘という名前だった少年です……。 ……彼の心の傷は癒えるどころか、かえって広がっていきました。 たった1日で父親を失っただけでなく、自分を助けてくれた英雄を失い、さらに元の生活すら失ったのです—— ——そして、子供として過ごす時代をも失いました。 @@ -611,18 +611,18 @@ 今日は特別な日です。 - 53歳の建築デザイナー、ジョン・スミス氏。今日は彼にとって、この22年間で初の感謝祭になります。 + 53歳の建築デザイナー、존・스미스氏。今日は彼にとって、この22年間で初の感謝祭になります。 生粋のブルックリン育ちとして……私は誇りを持って全世界に宣言しましょう。私たちは、このビルを再建したと。 かつてのエンパイアステートビル(Empire State Building)——現在の名を웰트・オベリスク(Welt Obelisk)。 今、この瞬間、ついにマンハッタンを再建したんだと実感しています。 웰트・オベリスクはME建設の投資のもと、摩天楼を復元したものです。その基本的なデザインは1930年代のエンパイアステートビルの構造を完全に踏襲しています。 「感謝祭の災害」の後、しばらく低迷に陥っていたゼネラル社ですが、今では新しいMEグループとして、世界の企業トップ500の王座を奪還しました。 - ニューヨーク市民であり、MEグループ社員でもあるジョン・スミス氏にとって、ここまでの道のりは辛かったことでしょう。決して「改めて強くなった」といった言葉だけで、まとめられるものではないと思います。 + ニューヨーク市民であり、MEグループ社員でもある존・스미스氏にとって、ここまでの道のりは辛かったことでしょう。決して「改めて強くなった」といった言葉だけで、まとめられるものではないと思います。 当時、私はビルのセキュリティ担当の電気技師でした。 確か3時か4時頃、あの日の当直だった警備員が「ドンドンドン」とマンションのドアを強くノックしたんです。 私は寝ぼけていて、まだパジャマを着ていたんですが、彼に通りへと引っ張り出されました。 その時、初めて気がついたのです——街全体の電気ネットワークが麻痺していると。 - その混乱と危険に満ちた明け方に、ビル内に潜むリスクを排除するためジョン・スミス氏たちはビル内の隅々まで点検したんですよね。 + その混乱と危険に満ちた明け方に、ビル内に潜むリスクを排除するため존・스미스氏たちはビル内の隅々まで点検したんですよね。 私たちは災害時のマニュアルに従っただけです。あの状況下では、頭の中で何かを考えるなんて不可能です——マニュアル通りに動く以外にできなかったんですよ。 しかし……当時ビルの中にいた全員に感謝しなくてはなりません——彼らが私たちの仕事に敬意を払ってくれたことに、そして秩序を保ちつつビルから退避してくれたことに。 そうでなければ、こんなに大きなビルが倒壊して「犠牲ゼロ」なんてありえないですからね。 @@ -651,7 +651,7 @@ いや……それだけじゃない。 あの時の戦いが、多くの人を変えてしまった。 みんなを守るために、웰트は自分を犠牲にした。 - 量子化の中で消えたシュレーディンガー博士の行方も分からない。黒淵白花も大西洋の奥底に沈んだまま行方知れずだ。 + 量子化の中で消えた슈뢰딩거博士の行方も分からない。黒淵白花も大西洋の奥底に沈んだまま行方知れずだ。 아인슈타인と테슬라は……彼女たちの体には恒久的な変化が起こった。 そして나は、その場にいた唯一の適性男性として、第一律者のコアを受け継いだ。 そうは言うものの、나は元の第一律者そのものではないんだ。 @@ -662,7 +662,7 @@ - 家出した日に、나がプランク教授に言ったように—— + 家出した日に、나が플랑크教授に言ったように—— これは나が背負うべき苦しみではなかったはずだ。まったくな。 しかし……。 見てみろ。テレビに出ているあの建築デザイナーを……。 @@ -682,7 +682,7 @@ ブロンクス。 マンハッタン。 ……。 - この街が見えるか?エイダ。 + この街が見えるか?에이다。 これこそが——웰트なんだ! diff --git a/public/novels/ae/xml/ch3.xml b/public/novels/ae/xml/ch3.xml index 49a76acd..6a890e5e 100644 --- a/public/novels/ae/xml/ch3.xml +++ b/public/novels/ae/xml/ch3.xml @@ -81,9 +81,9 @@ - - - + + + @@ -96,7 +96,7 @@ - + @@ -113,7 +113,7 @@ 乱雑に干されたブラジャーとパンツにハイソックス。 何に使うか分からない電子機器は隅で乱雑に積み重ねられ、埃をかぶっていた。 まさか、清掃員が2階に来ないってだけで、こんなおぞましい光景になるとは。 - そして、もし万が一、万が一この光景が多くの独身女性にとって一般的なものだとしたら――どれほどの男性が驚き、悲しむだろうか? + そして、もし万が一、万が一この光景が多くの独身여성にとって一般的なものだとしたら――どれほどの男性が驚き、悲しむだろうか? 少なくとも웰트は、憂鬱な気分で203号室を探した。 「ドンドン」 @@ -171,7 +171,7 @@ 나だって訳が分からないよ! - ただ、あの半袖――いや、メガネ――じゃなくて、フィンランド人が変な手紙を아인슈타인博士に渡してから急に雰囲気が変わって……。 + ただ、あの半袖――いや、メガネ――じゃなくて、핀란드인が変な手紙を아인슈타인博士に渡してから急に雰囲気が変わって……。 ……何それ? @@ -183,14 +183,14 @@ ああ、そうだ!署名はSch……あれ?シュ(Schr)なんとかって―― - ――シュレーディンガー(Schrödinger)じゃないの! + ――슈뢰딩거(Schrödinger)じゃないの! - そうそう!シュレーディンガーだ。 + そうそう!슈뢰딩거だ。 - プランクのやつ、また自分の生徒を使ってナンパする気か! + 플랑크のやつ、また自分の生徒を使ってナンパする気か! ……え? @@ -249,7 +249,7 @@ う――いたた。 -

運転手――金縁メガネフィンランド人――と一緒に、急遽借りてきたビートルの前部座席に腰を下ろす。웰트は、自分の頭にそっと触れてみる。

+

運転手――金縁メガネ핀란드인――と一緒に、急遽借りてきたビートルの前部座席に腰を下ろす。웰트は、自分の頭にそっと触れてみる。


やはり、たんこぶが出来ていた。


@@ -268,7 +268,7 @@

いや、そもそもこの可愛らしい소녀を見た人なら、あの汚部屋が彼女の部屋だとは信じないかもしれない。

外面のいい젊은 여자性は鏡をしまったようだ。웰트は慌てて視線を戻す。 - その途中、ちらっとフィンランド人の口元が怪しげに少し上がったのが見えた。 + その途中、ちらっと핀란드인の口元が怪しげに少し上がったのが見えた。 ……。 運転に集中しろよ! ほら。 @@ -351,14 +351,14 @@ あんたじゃないわよ。 - フィンランド人、あんた息子はどうするの? + 핀란드인、あんた息子はどうするの? 「息子」。웰트は一瞬、その言葉の正確な意味を掴み損ねた。 大丈夫、もう学校には電話してあるよ。 - ヨアヒムもこういうコトは初めてじゃないし、問題ないさ。 + 요아힘もこういうコトは初めてじゃないし、問題ないさ。 - ヨアヒム。どうやらフィンランド人の息子の名前らしい……。 + 요아힘。どうやら핀란드인の息子の名前らしい……。 待て。 息子? @@ -380,7 +380,7 @@ ふん。分かりやすいのよ。 - フィンランド人が羨ましいんでしょ? + 핀란드인が羨ましいんでしょ? や……。 @@ -392,7 +392,7 @@ は? - ハインリーテ・ヤン、若く有能な考古学者。中国とドイツのハーフ美人で、このフィンランド人の正真正銘の奥さんよ。ただし―― + ハインリーテ・ヤン、若く有能な考古学者。中国とドイツのハーフ美人で、この핀란드인の正真正銘の奥さんよ。ただし―― 一年にたった十数日しか家にいない超多忙な人よ。あんたも一人で子供の面倒を見てみる? @@ -477,7 +477,7 @@ ……窓の外の景色が広々とした海一色に変われば、なおのこと。 だから、웰트が急な尿意に襲われて目を覚ましたとしても―― ――束の間、席を離れたくないと思ってしまうのは無理もないことだ。 - いびきをかいているツインテールの右腕を体の上からどけ、通路の向こう側のフィンランド人のずれ落ちそうなメガネをかけてやり―― + いびきをかいているツインテールの右腕を体の上からどけ、通路の向こう側の핀란드인のずれ落ちそうなメガネをかけてやり―― ――やっと廊下に出た웰트は眠りこける乗客の中、窓から差す灯りを頼りに読書している아인슈타인を見つける。 아인슈타인はページをめくる手を止めて、時折ノートに何かを書き込んでいるようだ。 @@ -574,9 +574,9 @@

いや。


-

これは僕の手に余る。

+

これは나の手に余る。


-

それに僕の専門は数学ではない。ただ、リーマンが僕に与えた影響は大きい、それだけだ。

+

それに나の専門は数学ではない。ただ、リーマンが나に与えた影響は大きい、それだけだ。

@@ -586,9 +586,9 @@

そうとも言えるかな。


-

だが、彼は僕のことを知らないよ。僕の一般相対性理論が彼のリーマン多様体をベースにしていることもね。

+

だが、彼は나のことを知らないよ。나の一般相対性理論が彼のリーマン多様体をベースにしていることもね。


-

なにせ、彼は百年も前の故人だ。僕の祖父が生まれる前に他界しているよ。

+

なにせ、彼は百年も前の故人だ。나の祖父が生まれる前に他界しているよ。

웰트は時間をかけて、この難しい話の大筋を飲み込む。 @@ -634,7 +634,7 @@

引力とは、こうした歪曲の表現形式に過ぎない。


-

想像してみろ、地球の表面の至るところにこのようなさざ波があり、僕たちが乗っている飛行機もその波に乗っているんだ。

+

想像してみろ、地球の表面の至るところにこのようなさざ波があり、나たちが乗っている飛行機もその波に乗っているんだ。

@@ -660,7 +660,7 @@

解読不能……。


-

そういえば、シュレーディンガーの手紙に読めない部分があったけど、あれはどういう意味だ?

+

そういえば、슈뢰딩거の手紙に読めない部分があったけど、あれはどういう意味だ?

@@ -682,7 +682,7 @@ -

オートマタが管理人をしている図書館を想像してくれ。

+

オートマタが관리인をしている図書館を想像してくれ。

@@ -768,7 +768,7 @@

いいぞ。


-

そうしてくれると僕も本が読める。

+

そうしてくれると나も本が読める。


@@ -776,7 +776,7 @@ そう書かれた紙を渡す時、소녀は先ほどよりも無垢な表情で舌を出した。 それはまるで、こう言わんとしているかのようだ―― - 「僕に話しかけるなんて、百年早いぞ」 + 「나に話しかけるなんて、百年早いぞ」
@@ -820,11 +820,11 @@ 上古の文献の結論では、崩壊爆発の瞬間エネルギーが1000HW以上になると、被災区域に「律者」と呼ばれる存在が誕生することがあるという。 「律者」とは、崩壊の適応度が非常に高い人間が化けた怪物である―― ――彼女たちは「律者のコア」から獲得した超能力を駆使し、思うがままに人類の世界を破壊する。 - そう、「彼女たち」。上古の文献に記載される十数人の律者は、例外なく、すべて女性だ。 - 一般的に、男性の崩壊エネルギーの適応性は女性に遠く及ばない――そして律者とは、極度に高い適応性を有する存在である。 + そう、「彼女たち」。上古の文献に記載される十数人の律者は、例外なく、すべて여성だ。 + 一般的に、男性の崩壊エネルギーの適応性は여성に遠く及ばない――そして律者とは、極度に高い適応性を有する存在である。 ……。 今の世界に律者は存在しない。上古の文献に記載された数々の説は、稚拙な創世神話に過ぎないのかもしれない。 - 웰트は、自分が夢の中で成り代わった女性の思考がどうしてこれほどまでに怖気を感じさせるものだったのか気にかかった。 + 웰트は、自分が夢の中で成り代わった여성の思考がどうしてこれほどまでに怖気を感じさせるものだったのか気にかかった。 Zzz……。 Zzz……。 Zzz……。 @@ -849,19 +849,19 @@ 失礼ですがアナタ方は……。 - フィンランド人が警戒して二人の女性の前に立った。 + 핀란드인が警戒して二人の여성の前に立った。 아인슈타인博士、私たちはお会いしたことがあるはずです。 中年の男の声はとても低い。웰트はこの声に聞き覚えがあるような気がした。 - 僕たちに何か用かね? + 나たちに何か用かね? 天パ소녀の反応はとても冷淡で、まるで互いの間に交流などなかったかのようだった。 これが、みなさんの力になれればと、大主教様からです。 - 中年の男は持っていた革のカバンから書簡箱を取り出して、フィンランド人に差し出した。 + 中年の男は持っていた革のカバンから書簡箱を取り出して、핀란드인に差し出した。 あなたは古代文字の専門家でしたね。 @@ -872,7 +872,7 @@ ……。 - フィンランド人はいぶかしげに木箱を開け、一枚の古い――最近になって修復されたような――羊皮紙を取り出した。 + 핀란드인はいぶかしげに木箱を開け、一枚の古い――最近になって修復されたような――羊皮紙を取り出した。 アラム語……。 「審判の日」……「犠牲」……「歌」……。 diff --git a/public/novels/ae/xml/ch4.xml b/public/novels/ae/xml/ch4.xml index 9ff23767..cb6c0cf0 100644 --- a/public/novels/ae/xml/ch4.xml +++ b/public/novels/ae/xml/ch4.xml @@ -95,11 +95,11 @@ - - - - - + + + + + @@ -108,23 +108,23 @@ - - - - - - - - - - - - - - - - - + + + + + + + + + + + + + + + + + @@ -137,7 +137,7 @@ どうしてこうなった……。 - 웰트は荒々しくコーラをひと口飲んで、隣で色とりどりの紙袋を提げているフィンランド人を見た。 + 웰트は荒々しくコーラをひと口飲んで、隣で色とりどりの紙袋を提げている핀란드인を見た。 博士たちがランジェリーショップに入ってしまったため、青年は唯一の同性と外で喋るしかなかった。 金縁メガネは堂々と一緒に入る気満々のようだったが。 @@ -150,7 +150,7 @@ 金縁メガネは袋を持つのが上手かった。手のひらを上に向けているというのに袋を落としそうになる気配はない。 もしかしたら、慣れているのだろうか?奥さんはほとんど家に帰らない考古学者なのに? - 女性とは本当に怖い生き物だ。 + 여성とは本当に怖い生き物だ。 ……ショッピングに理由ね。테슬라博士の散財癖……「その日暮らし」なのもそういった考え方からなのかな。 @@ -281,13 +281,13 @@ ……それは殴られて当然のことを聞いてる! - でも……30歳になってもカボチャパンツが好きな女性に出会ったら、君も逃しちゃいけない。 + でも……30歳になってもカボチャパンツが好きな여성に出会ったら、君も逃しちゃいけない。 ……。 - ホントホント。もし彼女が偶然『イエヴァン・ポルッカ』が好きなフィンランド人なら、サウナに誘うといい……。 + ホントホント。もし彼女が偶然『イエヴァン・ポルッカ』が好きな핀란드인なら、サウナに誘うといい……。

注:

『イエヴァン・ポルッカ』(IevanPolkka)はフィンランドの有名な民謡、若い男女が封建制度の束縛から逃れ、勇敢に愛を追い求めることをテーマとしている。

@@ -298,7 +298,7 @@ ……? - ついでに私のフルネームはエリアス・ノキアンビルタネン――正真正銘のフィンランド人だ。 + ついでに私のフルネームはエリアス・ノキアンビルタネン――正真正銘の핀란드인だ。 ……?? @@ -307,7 +307,7 @@ 伝統的に、サウナではみんな誠実的に向き合うんだよ――意味わかる? - ……??? + ……??? ……なぁ、さっきから熱心に나に「サウナ」を勧めているような気がするんだけど。 @@ -352,7 +352,7 @@ 弱ったな3人だけか。 - フィンランド人は真剣に遊べるものを考え始めていた。 + 핀란드인は真剣に遊べるものを考え始めていた。 ひとり足りない――この金縁メガネは絶対にブリッジが好きなタイプだ。 @@ -362,7 +362,7 @@ テキサス・ホールデム……小銭足りるかな? - 何バカ言ってるのよ、フィンランド人! + 何バカ言ってるのよ、핀란드인! 私たちには、これがあるでしょ? 赤髪のツインテールは傍若無人に大声を張り上げながら、아인슈타인のカバンから例のチョコレートの箱を取り出す。 @@ -481,7 +481,7 @@ 被さっていたリーマンの本が無造作に片隅に置かれた。 - 僕もやろう。 + 나もやろう。 え? @@ -514,9 +514,9 @@ リーゼルちゃん!테슬라! - 背の高い、腰まで届く長髪の女性が遠くから大声で呼んでいる。 + 背の高い、腰まで届く長髪の여성が遠くから大声で呼んでいる。 - 女性の傍らには縦ロールを横に流し、ダウンジャケットを着た소녀が、適当に手招きしている。 + 여성の傍らには縦ロールを横に流し、ダウンジャケットを着た소녀が、適当に手招きしている。 @@ -524,8 +524,8 @@ 테슬라がうらめしそうに爪を噛む。 - 背の高い方がプランク教授。僕の博士課程の指導教官で、北米支部の名目上の責任者だ。 - どうやらもう一人が謎の手紙を寄越してきたシュレーディンガーらしい――테슬라博士と同年代に見えるけど……彼女も博士なのか? + 背の高い方が플랑크教授。나の博士課程の指導教官で、北米支部の名目上の責任者だ。 + どうやらもう一人が謎の手紙を寄越してきた슈뢰딩거らしい――테슬라博士と同年代に見えるけど……彼女も博士なのか? それに「名目上の」とはどういう意味だ?ほかに「黒幕」でもいるのか? @@ -533,7 +533,7 @@ ふふふ、私のリーゼルちゃんはかわいい恰好をしているわね!背も少し伸びたかしら? - 웰트が아인슈타인の言葉の意味を考えあぐねている間に、プランクは아인슈타인をガバッと抱きしめた。 + 웰트が아인슈타인の言葉の意味を考えあぐねている間に、플랑크は아인슈타인をガバッと抱きしめた。 かなり豊満な胸に顔が埋もれたせいか、天パ소녀は窒息しそうになり声にならない悲鳴を上げた。 @@ -545,7 +545,7 @@ ……ふんっ、言われなくても。 - 테슬라は不機嫌にプランクを睨む。 + 테슬라は不機嫌に플랑크を睨む。 それよりあんた、かわいい教え子を窒息死させてもいいわけ……。 @@ -562,13 +562,13 @@ 同じ女の子なんだから、いいじゃないの。 - プランクは右手の人差し指を唇にあてながら、左の腕の中の소녀にウインクした。 + 플랑크は右手の人差し指を唇にあてながら、左の腕の中の소녀にウインクした。 ゴホッゴホッ……。 いろんなショックからまだ立ち直れていない憐れな天パ소녀は、それに沈黙で応じるしかなかった。 オヤオヤ……。 - フィンランド人はいつも通りの笑みを浮かべており、웰트はそこから「予想通りの展開だね」という内容を読み取った。 + 핀란드인はいつも通りの笑みを浮かべており、웰트はそこから「予想通りの展開だね」という内容を読み取った。 お二人さん、こんにちは。私は古代文字を研究しているエリアス・ノキアンビルタネン博士。こちらは웰트・ジョイス研究助手。 ああ、테슬라博士の紹介はいらないよね? この人も博士だったのか……このご時世に仕事を見つけるのはとても大変らしいが。 @@ -576,9 +576,9 @@ 古代文字の専門家……それは助かるわね。 - プランクは、やっとかわいそうな아인슈타인を解放した。 + 플랑크は、やっとかわいそうな아인슈타인を解放した。 - 彼女はフィンランド人を品定めし、それから視線を웰트に向けた。 + 彼女は핀란드인を品定めし、それから視線を웰트に向けた。 研究助手……? @@ -590,7 +590,7 @@ もう……北米支部はなんでも教えてあげてるじゃないの? - 自分の教え子をからかってみたいのか、プランクはわざと浮かない顔を作って見せた。 + 自分の教え子をからかってみたいのか、플랑크はわざと浮かない顔を作って見せた。 では……教授のスリーサイズと年齢は? @@ -600,7 +600,7 @@ 94、62、92―― ――17年前に17歳。 リーゼルちゃんたらやっと先生に関心を持ってくれたのね~嬉しいわ~ - プランクは誇らしげに指でハートを作った。 + 플랑크は誇らしげに指でハートを作った。 ……。 @@ -612,7 +612,7 @@ あら……何か変なこと言ったかしら? - Surely You're Joking、Miss Planck.(ご冗談でしょう、プランクさん。) + Surely You're Joking、Miss Planck.(ご冗談でしょう、플랑크さん。)

注:

『ご冗談でしょう、ファインマンさん』(Surely You're Joking、Mr. Feynman!)は、1984年に出版された、ノーベル賞受賞者である物理学者のリチャード・ファインマンの非正規自伝である。

@@ -621,11 +621,11 @@ みなさん……。 - 気まずい雰囲気の中、沈黙を破ったのはずっと黙っていたシュレーディンガーだった。 + 気まずい雰囲気の中、沈黙を破ったのはずっと黙っていた슈뢰딩거だった。 先に夕ご飯を決めましょう、なのです。 - シュレーディンガーはポーカーフェイスのまま右手を招き猫のように動かして見せた。 + 슈뢰딩거はポーカーフェイスのまま右手を招き猫のように動かして見せた。
@@ -658,7 +658,7 @@ まずいわけではないけれど、테슬라の顔には疑問が浮かぶ。 ロッキー・マウンテン・オイスターは一種の仮称よ。 - 테슬라が団子を完全に飲み込んだのを見届けて、プランクはのんびりと説明を始める。 + 테슬라が団子を完全に飲み込んだのを見届けて、플랑크はのんびりと説明を始める。 保存技術が発達していない年代からそれはあるのだけれど、知っての通り、ここ一帯は山でしょ。カウボーイが本当の牡蠣を食べられるはずもないわ。 @@ -673,12 +673,12 @@ 睾丸。 - プランクは微笑を浮かべながら復唱した。 + 플랑크は微笑を浮かべながら復唱した。 これは小牛の睾丸よ。 - 同じテーブルにいた아인슈타인とシュレーディンガーはやれやれと肩をすくめた。 - 웰트とフィンランド人は手の中のフォークを見て、既に口元まで運んでしまった「揚げ肉団子」の処理に手をこまねいた。 + 同じテーブルにいた아인슈타인と슈뢰딩거はやれやれと肩をすくめた。 + 웰트と핀란드인は手の中のフォークを見て、既に口元まで運んでしまった「揚げ肉団子」の処理に手をこまねいた。 当然、憐れな테슬라に至っては―― ――真っ青になっていた。 @@ -727,7 +727,7 @@ うううっ……私のリーゼルちゃんたらひどいっ! - プランクは大げさに泣きマネをした。 + 플랑크は大げさに泣きマネをした。 お姉さんキズ付いたわ!今からあなたたちにいいことを教えてあげようと思ったのに! @@ -748,7 +748,7 @@ 青年は明らかに「夜襲」という単語を変な意味に捉えた。 - ……僕は天体観測に特別興味はないな。 + ……나は天体観測に特別興味はないな。 天パ소녀は一言で「夜襲」の本当の意味を見抜く。 彼女たちはまるで家族のように、お互いを熟知していた。 @@ -771,7 +771,7 @@ 年長者はうるさくするものよ。 - なぜか、プランクは突然頭を上げて、아인슈타인の頭越しに、じっと웰트を見つめた。 + なぜか、플랑크は突然頭を上げて、아인슈타인の頭越しに、じっと웰트を見つめた。 ね、そうでしょう? @@ -804,13 +804,13 @@ ……。 - シュレーディンガーがいつのまにか間に割り込んで、冷たい目でプランクのわざとらしい表情をじろりと見た。 + 슈뢰딩거がいつのまにか間に割り込んで、冷たい目で플랑크のわざとらしい表情をじろりと見た。 教授、言いたいことがあるなのです。 ……。 - 来たわね、興ざめなことしか言わないシュレーディンガー! + 来たわね、興ざめなことしか言わない슈뢰딩거! お褒めにあずかり恐縮なのです―― diff --git a/public/novels/ae/xml/ch5.xml b/public/novels/ae/xml/ch5.xml index 9b7c456c..5845fe39 100644 --- a/public/novels/ae/xml/ch5.xml +++ b/public/novels/ae/xml/ch5.xml @@ -50,23 +50,23 @@ - - - - - - - - - - - - - - - - - + + + + + + + + + + + + + + + + + @@ -82,12 +82,12 @@ - - - - - - + + + + + + @@ -101,7 +101,7 @@ 目的地イエローストーン――出発っ! -

翌朝、掛け声とともにプランクがアクセルを踏み込むと、一行を乗せた丸っこいフォルクスワーゲン・タイプ2のキャンピングカーが、ビリングスから西へと飛ぶように走り始めた。

+

翌朝、掛け声とともに플랑크がアクセルを踏み込むと、一行を乗せた丸っこいフォルクスワーゲン・タイプ2のキャンピングカーが、ビリングスから西へと飛ぶように走り始めた。

恐らく起床が早かったからだろう、車に乗って間もなく、後部座席の三人は揃って眠りに落ちた。

@@ -116,7 +116,7 @@ ビッグ・ティンバー。

一つ一つが小さな植民地は、ぐねぐねとしたイエローストーンに沿って巧みにモンタナの荒野に分布しており――この広大な土地の中に人類の痕跡を残していた。

-

よくこの道を走っているが、シュレーディンガーはそれでも興味深げに外の荒涼とした景色を楽しんでいる。

+

よくこの道を走っているが、슈뢰딩거はそれでも興味深げに外の荒涼とした景色を楽しんでいる。

モンタナはいいわぁ……。 @@ -170,7 +170,7 @@ 教授は、いつも不都合なことを思考から除外するのです。 - まるで他人事のように、シュレーディンガーはのんびりと自分の縦ロールを弄る。 + まるで他人事のように、슈뢰딩거はのんびりと自分の縦ロールを弄る。 Uncertainty principle.(不確定性原理) 世界は人類の観察により変化する、なのです――もし綺麗でかわいいものにばかり目を向けていたら、それも脆くて弱い陶製人形に変わってしまうかもしれないのです。 @@ -178,7 +178,7 @@

注:

不確定性原理(Uncertainty principle)、すなわち、粒子の位置と運動は同時に確定することができず、その不確定性は不等式――

ΔxΔp≥h/4π

-

――うち、hはプランク定数である。

+

――うち、hは플랑크定数である。

当該原理は、観測者は一つのミクロの粒子の全ての物理量を等しく正確に予測することはできず、そのいずれかの量の確定性が高ければ高いほど、他の量の不確定性が高くなるというもの。

@@ -186,11 +186,11 @@ ……。 陶製人形の話はさておき―― - ――リーゼルちゃんは元々あなたよりかわいいわよ、シュレーディンガー博士。 + ――リーゼルちゃんは元々あなたよりかわいいわよ、슈뢰딩거博士。 ……。 - 話題が思いもよらぬ方向へそれたせいか、縦ロールを弄っていたシュレーディンガーの人差し指が中空に止まった。 + 話題が思いもよらぬ方向へそれたせいか、縦ロールを弄っていた슈뢰딩거の人差し指が中空に止まった。 ふふ―― @@ -200,7 +200,7 @@

バーバリア(英語:Bavaria、ドイツ語:Bayern、「バイエルン」)は、ドイツ連邦共和国東南部に位置する現代ドイツ最大の州。

バーバリアの風土と性格はドイツのほかの地域とは全く異なる。

歴史の上でも最後にプロイセンに組み込まれたドイツ連邦の一国。

-

ちなみにプランクはバーバリア人であり、シュレーディンガーはオーストリア人である。

+

ちなみに플랑크はバーバリア人であり、슈뢰딩거はオーストリア人である。

@@ -224,7 +224,7 @@ ……。 - シュレーディンガーはやるせないため息をつく。 + 슈뢰딩거はやるせないため息をつく。 ……。 教授、自分が独り身なのを気にしすぎなのです。 @@ -244,11 +244,11 @@

助手席には長い脚をフロントガラスに投げ出し、スカートの裾が捲れ、散らばった長髪が滝のように背中を流れ落ちている元運転手がいる――この教授の寝相ときたらまったく。

リビングストンを出たばかりで、ルート89号に沿って南に向かっているところなのです。 - バックミラーで人が起きたのを見て、シュレーディンガーは現在の状況を告げた。 + バックミラーで人が起きたのを見て、슈뢰딩거は現在の状況を告げた。 それなら、先にイエローストーンの状況について見てみるか。 아인슈타인もいつの間にか起きていたようだが、その声にはまだ少し眠気を含んでいた。 後ろの二人は、もう少し休ませてあげたいのかしら? - 目を閉じたまま言ったのはプランクだ。どうやら眠ってはいなかったようだ。 + 目を閉じたまま言ったのは플랑크だ。どうやら眠ってはいなかったようだ。 この酔っ払いなら十分に休んだよ。 そう言って、なんの躊躇もなく赤髪のツインテールを叩く아인슈타인だった。 @@ -266,12 +266,12 @@ 二日酔いの人に発言権はないよ。 아인슈타인は不満そうな彼女を一瞥した。 - フィンランド人も起きたか? + 핀란드인も起きたか? ハイハーイ!! - 聞き慣れた軽薄な声が後方から聞こえる。フィンランド人はとても元気なようだ。 + 聞き慣れた軽薄な声が後方から聞こえる。핀란드인はとても元気なようだ。
@@ -283,7 +283,7 @@ わかりましたなのです。 - シュレーディンガーは慣れた様子でギアをチェンジし、スピードを落とした。 + 슈뢰딩거は慣れた様子でギアをチェンジし、スピードを落とした。 知っての通り、イエローストーン国立公園は世界初の自然保護区よ。 @@ -304,7 +304,7 @@ 安心するのです、我々が生きている間は心配するようなことは起こらないのです。 - シュレーディンガーは、ちらりとバックミラーを見た。 + 슈뢰딩거は、ちらりとバックミラーを見た。 それに、崩壊に負けたら心配もなにもないのです。 @@ -358,9 +358,9 @@ それ……なんの根拠もないだろう? - 僕を信じろ。 + 나を信じろ。 確かに【根拠】は何も無いが……。 - ……でも、僕を信じろ。 + ……でも、나を信じろ。 @@ -389,7 +389,7 @@ やはり信じがたいね……。 - フィンランド人は十本の指を合わせて、深く考え込む。 + 핀란드인は十本の指を合わせて、深く考え込む。 ……まさか、前の文明の時代から人類がすでに北米地区で活動していたなんて。 @@ -397,14 +397,14 @@ 南極の調査ポイントと似ているでしょ。 私たちの知っている文明以前との矛盾はないわ。 - プランクは一向に気にせず自分の長髪を弄ぶ。まるでシュレーディンガーの真似をしているかのようだ。 + 플랑크は一向に気にせず自分の長髪を弄ぶ。まるで슈뢰딩거の真似をしているかのようだ。 イヤ……。 旧大陸の遺跡の規模と比類することを考えると……事態はそれほど簡単な話ではないかもしれないよ。 - フィンランド人は名探偵でも気取るかのように、今度は握りこんだ拳で頬杖をつく。 - フィンランド人はシャーロキアンなのか? + 핀란드인は名探偵でも気取るかのように、今度は握りこんだ拳で頬杖をつく。 + 핀란드인はシャーロキアンなのか? あの……。 大分前から話についていけていない웰트は手を挙げた。 @@ -415,12 +415,12 @@ うーん……そうね……。 あ、まだガードナーには入ってないよね。 - プランクはルートの標識を確かめた。 + 플랑크はルートの標識を確かめた。 いいわ、まだ時間はあるし。暇つぶしもかねて、誰か彼に説明してあげてちょうだい。 じゃあ、私が説明するよ。 - 古代文字の専門家、フィンランド人が率先する。 + 古代文字の専門家、핀란드인が率先する。 前の文明とは、その名の通り、私たちの歴史が始まる前に、既に地球上で隆盛を誇った科学文明のことだよ。 その文明の古くは紀元前53000年ほど前のアストラハン3号遺跡まで遡れる。 @@ -488,7 +488,7 @@ -

熱力学第二法則はこう述べている。一系等のエントロピーの低下は、必然的に他の一系統のエントロピーのより大きな振れ幅の上昇を引き起こす。情報の観点からは、これは情報が高度に入り乱れた普通の環境で、情報の高度に秩序化された負のエントロピー環境の間には、巨大な情報のアシンメトリが存在する。歴史研究から崩壊エネルギーとそうした情報のアシンメトリは切っても切れない関係であることが分かる。また数学上は、崩壊した次元の虚数内部エネルギーに属し、発散次元――つまり僕たちが普段感知している四次元空間――の熱力の特徴的な実数内部エネルギーは、数学上は高次元関数を通してまとめて表現でき、結果としてミクロの視点で崩壊の波動を予測することができる。それによって、現在の研究者は一般的に、この「虚数内部エネルギー」が崩壊エネルギーである、あるいは少なくとも崩壊エネルギーの重要な構成部分であると予想しているのだ。

+

熱力学第二法則はこう述べている。一系等のエントロピーの低下は、必然的に他の一系統のエントロピーのより大きな振れ幅の上昇を引き起こす。情報の観点からは、これは情報が高度に入り乱れた普通の環境で、情報の高度に秩序化された負のエントロピー環境の間には、巨大な情報のアシンメトリが存在する。歴史研究から崩壊エネルギーとそうした情報のアシンメトリは切っても切れない関係であることが分かる。また数学上は、崩壊した次元の虚数内部エネルギーに属し、発散次元――つまり나たちが普段感知している四次元空間――の熱力の特徴的な実数内部エネルギーは、数学上は高次元関数を通してまとめて表現でき、結果としてミクロの視点で崩壊の波動を予測することができる。それによって、現在の研究者は一般的に、この「虚数内部エネルギー」が崩壊エネルギーである、あるいは少なくとも崩壊エネルギーの重要な構成部分であると予想しているのだ。

どうだ、少しは分かったかね? @@ -511,7 +511,7 @@ 公園の管理部門が名勝に付ける名前のセンスは、なんとも形容しがたい。 웰트、今何時何分? - 運転席に戻っていたプランクが、ふと何かを思い出したかのように現在の時刻を尋ねた。 + 運転席に戻っていた플랑크が、ふと何かを思い出したかのように現在の時刻を尋ねた。 待って……。 @@ -589,7 +589,7 @@ ……教授、からかわないでくださいなのです。運とかは関係ないのです。 公園が毎日噴水時間の予報を出しているだけなのです。 ……。 - シュレーディンガー……何事もあなたにかかれば、ミステリアスでなくなるわね……。 + 슈뢰딩거……何事もあなたにかかれば、ミステリアスでなくなるわね……。 ありがとうございますなのです。これが長所なのです。
diff --git a/public/novels/ae/xml/ch6.xml b/public/novels/ae/xml/ch6.xml index 04df588d..28e7e1bc 100644 --- a/public/novels/ae/xml/ch6.xml +++ b/public/novels/ae/xml/ch6.xml @@ -84,21 +84,21 @@ - - - - + + + + - - - - - - + + + + + + @@ -111,40 +111,40 @@ - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + - - - - - + + + + + @@ -170,9 +170,9 @@ 昼食は朝みなさんに渡した物なのです、歩きながら食べてくださいなのです。 長距離を走ったフォルクスワーゲン・タイプ2は「ウェスト・サム」(West Thumb)の駐車場で、やっとエンジンを休める機会を得た。 - 皆がぞろぞろと車を下りる時に、シュレーディンガーがいつもの口調で、公知の情報を告げる。 + 皆がぞろぞろと車を下りる時に、슈뢰딩거がいつもの口調で、公知の情報を告げる。 駐車場の北は、「ダック・レイク」(Duck Lake)と書かれた区域で、周囲に禁止区域と書かれた仮囲いがそびえ立っている。 - 近くには交番が設置されており、プランクは彼らをよく知ったような様子で挨拶し、そのまま一行を連れて仮囲いの中に入った。 + 近くには交番が設置されており、플랑크は彼らをよく知ったような様子で挨拶し、そのまま一行を連れて仮囲いの中に入った。
@@ -190,21 +190,21 @@ え? 訳が分からず웰트は四方を見回すと、黒いスーツの集団がエレベーターで湖底から上がってくるのが見えた―― - ――リーダーはカジュアルな男装をしたポニーテールの女性で、見たところ一般人ではないようだ。 + ――リーダーはカジュアルな男装をしたポニーテールの여성で、見たところ一般人ではないようだ。 웰트は観察をしていると背中にむずがゆさを覚える。테슬라が背後で狂ったように「のの字」を書いているのだ。 おい……どうしたんだ?테슬라博士? - ハイ、ナンシー! + ハイ、낸시! 一通り回り終えた? - 傍らでコソコソしている웰트と테슬라に構わず、プランクは平然と相手に挨拶する。 + 傍らでコソコソしている웰트と테슬라に構わず、플랑크は平然と相手に挨拶する。 ええ。 - 「ナンシー」の視線はプランクとシュレーディンガーを通り過ぎ、아인슈타인らの前で止まる。 + 「낸시」の視線は플랑크と슈뢰딩거を通り過ぎ、아인슈타인らの前で止まる。 彼女たちは、全員君の教え子? @@ -258,7 +258,7 @@ くんくん。 ねえ!セクハラよ、やめて! くんくん。 - ボサ頭!シュレーディンガー!プランク!お願い、こいつを止めて!? + ボサ頭!슈뢰딩거!플랑크!お願い、こいつを止めて!? くんくん。 もう、いいでしょ!一体なんなのよ!いい加減にしてっ!! あら? @@ -405,8 +405,8 @@ まったく状況が分からず、웰트は頭を掻く。 - ナンシー・トーマス・アルバ・エジソン、北米支部のスポンサーで、事実上の責任者とも言える―― - 多くの人が影では「プリンセス・ナンシー」と呼ぶ。 + 낸시・トーマス・アルバ・에디슨、北米支部のスポンサーで、事実上の責任者とも言える―― + 多くの人が影では「プリンセス・낸시」と呼ぶ。 へえ……それは彼女がああも居丈高で、気まぐれそうだから? @@ -446,7 +446,7 @@ - 以前エジソンの下で実験をした時、테슬라は随分と苦労したの。 + 以前에디슨の下で実験をした時、테슬라は随分と苦労したの。 腐れ縁、ということかしら……ふふふ。 @@ -459,7 +459,7 @@ とにかく、この話題は終わりなのです。 - シュレーディンガーは仕方なさそうに테슬라を一瞥し、カードみたいなものをエレベーターの起動装置にかざした。 + 슈뢰딩거は仕方なさそうに테슬라を一瞥し、カードみたいなものをエレベーターの起動装置にかざした。 急いで遺跡に行くのです―― @@ -507,7 +507,7 @@ 次世代の……抗争……我々は……。 「我々は未来の為に戦う」。まあ……こんなところかな。 - フィンランド人の声はいささか緊張し、興奮している。 + 핀란드인の声はいささか緊張し、興奮している。 さすが専門家ね―― @@ -516,7 +516,7 @@ イヤイヤ……。 - フィンランド人は照れくさそうに頭を掻いた。 + 핀란드인は照れくさそうに頭を掻いた。 ただ他人に比べて、私が触れていた研究材料が古かっただけで。 もう少し技術の進んだ映像資料なんかを調べることになったら、それこそ「教え子」に教えを請いに行くだけだよ。 @@ -548,18 +548,18 @@

ポンペイ(ラテン語:Pompeii)、古代ローマの一都市、紀元79年8月24日のヴェスヴィオ火山の噴火で火山灰に埋まった。

そのためポンペイの時間は完全に紀元79年8月24日のまま停止した。

- フィンランド人のような歴史学者にとって、この光景は間違いなく目を見張るものだ。 + 핀란드인のような歴史学者にとって、この光景は間違いなく目を見張るものだ。 ――事実、彼は初めて博物館に来た子供みたいに興奮して記録を取り、一心に地面を這っては細部を観察している。 おお、M.i.L.a.! - 顔にケチャップを付けたフィンランド人は、望外の喜びに思わず言葉を漏らしている。 + 顔にケチャップを付けた핀란드인は、望外の喜びに思わず言葉を漏らしている。 ああぁ!これはG.e.c.K.か? - 口からパンを飛ばして、フィンランド人は躍り上がる。 + 口からパンを飛ばして、핀란드인は躍り上がる。 @@ -571,14 +571,14 @@

M理論は物理学において各種の形式の「超弦」の統一を試みる理論体系。

未だM理論の完全な表現は発見されていないが、この理論は「膜」という抽象オブジェクト(高次元空間のある種のポイントで、ダイレクトに「点」を拡張した概念)で、且つ11次の超引力を描出できる。

- 指先をバターで染めたフィンランド人が、手を伸ばして人を呼ぶ。 + 指先をバターで染めた핀란드인が、手を伸ばして人を呼ぶ。
- 狂ったようなフィンランド人の熱に耐えかねた女性陣はそっと距離を取る。 + 狂ったような핀란드인の熱に耐えかねた여성陣はそっと距離を取る。 - シュレーディンガーさん。 + 슈뢰딩거さん。 はいなのです。 @@ -607,18 +607,18 @@ ……外敵の侵入?内輪揉め?伝染病? - 不明なのです、そこはあのフィンランド人が―― + 不明なのです、そこはあの핀란드인が―― しっ。 - シュレーディンガーが半分まで言ったところで、아인슈타인は突然人差し指を自分の唇に当てた。 + 슈뢰딩거が半分まで言ったところで、아인슈타인は突然人差し指を自分の唇に当てた。 耳を澄ましてみろ……物音がする。 ……。 - シュレーディンガーは首を横に振った。 + 슈뢰딩거は首を横に振った。 ……なんの音もしないわ。 @@ -629,11 +629,11 @@ 聞こえないか?細く尖った……耳鳴りのような音。 아인슈타인は目を閉じ、耳を両手で塞いだ。しばらくたったらまた両手を離した。 - まだ音がする。僕の幻聴じゃない。 + まだ音がする。나の幻聴じゃない。 しかし、私たちには何も聞こえないよ? - やっと手を洗ったフィンランド人が、訳が分からないとでも言いたげに웰트を見る。 + やっと手を洗った핀란드인が、訳が分からないとでも言いたげに웰트を見る。 ……何も聞こえない。 @@ -643,7 +643,7 @@ ……。 モスキート音。 - プランクは突然何かを理解したかのように小さく頭を叩いた。 + 플랑크は突然何かを理解したかのように小さく頭を叩いた。 しかも相当な高周波よ。테슬라にも聞こえない。 音源を探せるかしら?リーゼルちゃん。 @@ -703,7 +703,7 @@ 分からない。 - フィンランド人も首を振る。 + 핀란드인も首を振る。 こんな地底に、なぜ現代人が活動した痕跡があるのか私には想像もつかない。 @@ -732,7 +732,7 @@ しっ。 - プランクは「声を小さく」と手ぶりで示す。 + 플랑크は「声を小さく」と手ぶりで示す。 (あなたたちが好奇心を抑えきれないとすると、ある有名な小説の名言が今の状況に合いそうね。) @@ -758,7 +758,7 @@ ご苦労様。耳を塞いで少し休みなさい。開けるのは私たちに任せて。 - プランクは아인슈타인にそう言い、ゲートの仕掛けを調べ始める。 + 플랑크は아인슈타인にそう言い、ゲートの仕掛けを調べ始める。 ギィ―― 思いもよらないことに、ゲートは手をかけて引くだけで開いた。 @@ -779,13 +779,13 @@ これでもう奇妙な音はしないはずなのです。 - シュレーディンガーは机の上の奇妙な機械を抱え、その底からひとつ棒のような物を取り出した。 + 슈뢰딩거は机の上の奇妙な機械を抱え、その底からひとつ棒のような物を取り出した。 構造から見て、これが超音波発生器なのです。ただ、なぜこれほど長く動いていたかは謎なのです。 超音波……モスキート音は副産物だったのね……。 - プランクは懐中電灯の光をゲートに向け、外を振り返った。 + 플랑크は懐中電灯の光をゲートに向け、外を振り返った。 リーゼルちゃん?まだあの音は聞こえる? @@ -800,7 +800,7 @@ まさか……こ……これは……。 - つられて見上げたフィンランド人は驚きの声を上げた。 + つられて見上げた핀란드인は驚きの声を上げた。 これは英語じゃないか?現代英語だ! 本当だわ……これは―― To the youngs who came here(ここに来た少年たちよ) @@ -808,7 +808,7 @@ Knight of Maiden Castle(メイデン・キャッスルの騎士) H Londinium Doire A(H・ロンディニウム・ドイル・A) こ……これは? - シュレーディンガー! + 슈뢰딩거! あなたが抱えている機械……中身どうなってる? は、はい……見てみるなのです……。 縦ロールはすぐに機械を地面に置いて分解し始める。 @@ -823,7 +823,7 @@ それで……肝心のデータは? - シュレーディンガーは謎の機械を机に戻し、興奮したツインテールへ向け両手を広げた。 + 슈뢰딩거は謎の機械を机に戻し、興奮したツインテールへ向け両手を広げた。 ああ……きっと、このHとやらがもっと分かりにくいところに隠したのね。 @@ -837,7 +837,7 @@ 誰かが魂鋼を盗もうとしたから、Hとやらは魂鋼を安全な場所に隠した、そういうことなのです? - シュレーディンガーは肩をすくめる。 + 슈뢰딩거は肩をすくめる。 だとしたら、何かヒントがあるはずなのです。 ――天井に書かれた意味不明なものではなく……もっと場所に関するヒントっぽいものが残っているはずなのです。 @@ -885,7 +885,7 @@ ……もしかしたら、ただの偶然なだけかもなのです。 - しかし、シュレーディンガーは依然ネガティブだった。 + しかし、슈뢰딩거は依然ネガティブだった。 この世のどこにこんな偶然があるのよ!? @@ -920,14 +920,14 @@

「ソリティア」(Solitaire)はWindows バージョン3.0からずっとプリインストールされているひとり用トランプゲーム。

面白いことに、OSに搭載されて以来、公務員が就業中にこっそりこのゲームを遊ぶことが世界的な問題になったことである。

- 아인슈타인はまた本を顔に被せ、테슬라もまた変な寝相で寝ている。フィンランド人に至っては――そもそも飛行機に乗っていない。 + 아인슈타인はまた本を顔に被せ、테슬라もまた変な寝相で寝ている。핀란드인に至っては――そもそも飛行機に乗っていない。
本日の調査終了後、二手に分かれましょう。 - イエローストーン公園の地下洞穴でプランクはこう提案した。 + イエローストーン公園の地下洞穴で플랑크はこう提案した。 42実験室の皆さんはロンドンに帰り、「H.A」の手掛かりを調査。私たち北米支部は引き続き遺跡の発掘を―― @@ -938,7 +938,7 @@ はい……古代文字の専門家が残ってくださるのは悪くないことなのです。 - どうやら、シュレーディンガーはこの提案に同意するようだ。 + どうやら、슈뢰딩거はこの提案に同意するようだ。 @@ -946,17 +946,17 @@ 테슬라が簡単に42実験室を代表して言う。 - あと、私とエジソンで話したのだけれど――近いうち、私は北米支部を代表して本部に戻るわ。 + あと、私と에디슨で話したのだけれど――近いうち、私は北米支部を代表して本部に戻るわ。 ……そうね、いろいろと都合もあるし、42実験室のみんなと同じ飛行機で。 え? - シュレーディンガーは、このことを知らなかったようで驚く。 + 슈뢰딩거は、このことを知らなかったようで驚く。 なぜ、彼女が自分で戻らないのです? - 「プリンセス・ナンシー」を評議会に行かせる……。 + 「プリンセス・낸시」を評議会に行かせる……。 ふふ、みなまで言わなくても想像できるでしょ。 長い髪のお姉さんは苦笑した。 @@ -972,7 +972,7 @@ ふふ、彼らはソ連人との方が馬が合うんでしょうね。 - プランクは肩をすくめる。 + 플랑크は肩をすくめる。 本当のことを言えば、ああいう人たちにとって国家だの経済だの「表の社会」はおもちゃみたいなものなのよ。 @@ -982,7 +982,7 @@ プロトタイプの効率を2倍か3倍にできればそれでいいのよ、彼らは。 - プランクは、慰めるようにシュレーディンガーの頭を撫でた。 + 플랑크は、慰めるように슈뢰딩거の頭を撫でた。 私たちの研究に進展があれば、引き延ばし戦術にもいくらか意味があるわ。 @@ -997,7 +997,7 @@ 勘弁してくれないか……。 - 基本、青年は赤髪のツインテールをはじめ、彼女たちのお願いを断れない。が、プランクのわがままに関しては別のようだ。 + 基本、青年は赤髪のツインテールをはじめ、彼女たちのお願いを断れない。が、플랑크のわがままに関しては別のようだ。 あら……どうしてこんなに嫌われちゃったのかしら……。 diff --git a/public/novels/ae/xml/ch7.xml b/public/novels/ae/xml/ch7.xml index 7e1a0187..99e09513 100644 --- a/public/novels/ae/xml/ch7.xml +++ b/public/novels/ae/xml/ch7.xml @@ -107,19 +107,19 @@ - - - - - - - - - - - - - + + + + + + + + + + + + + @@ -147,18 +147,18 @@ ……ひどい。 - ふん、フィンランド人が向こうに残って手伝ってるんだから、あんたが男としての責務を引き継ぎなさいよね。 + ふん、핀란드인が向こうに残って手伝ってるんだから、あんたが男としての責務を引き継ぎなさいよね。 分かるわよね? - ああ、プランクがウィーンに行かなければ、こんな面倒なこと彼女に押し付けられたのに。 + ああ、플랑크がウィーンに行かなければ、こんな面倒なこと彼女に押し付けられたのに。 (……分かるかよ。男としての責務って、この大量に買い込んだもんの荷物持ちか?) (しかも、自分で「なんでもないわ先行って」とか言ってたくせに、いざ追いついてきたら買ったもん全部投げつけて来て……。) - さっき言ってたことを翻訳すると――僕たちが先ほどまで何を話していたのか聞いているんだよ。 + さっき言ってたことを翻訳すると――나たちが先ほどまで何を話していたのか聞いているんだよ。 ひとりで先頭を歩いていた아인슈타인が、伸びをしながら振り返りもせずに説明する。 @@ -199,7 +199,7 @@ ……。 테슬라、9年を10年と言い間違えるのはまだいいとして……。 - 20年も前のわけないだろう……一体僕を何歳だと思ってたんだ……。 + 20年も前のわけないだろう……一体나を何歳だと思ってたんだ……。 @@ -208,7 +208,7 @@ 船の行程を見ると、今日はここで一日停泊するようね――それから大西洋を渡るみたい。 せっかくの陸での自由時間よ――何か一緒に遊びたいことはない? ……教授、なぜあなたの方がそう無邪気で子供っぽいのか。 - そうして時間を浪費するより、僕は日当たりの良いところを探して本を読むほうがよほどいいと思うが……。 + そうして時間を浪費するより、나は日当たりの良いところを探して本を読むほうがよほどいいと思うが……。 リーゼルちゃん、いつもこんなに引きこもっちゃだめよ……。 今日は一緒に遊び倒すわよ! ……ほら、城壁でも見に行きましょ! @@ -224,7 +224,7 @@ まあ、いずれにせよクロアチア国内でしょ。荒れ果てたところよ。面白くもない。 - いや、僕も幼い頃のことはそれほど覚えてない。この記憶が残っていたのは、ただの偶然だ。しかもほんの断片に過ぎない。 + いや、나も幼い頃のことはそれほど覚えてない。この記憶が残っていたのは、ただの偶然だ。しかもほんの断片に過ぎない。 そう? @@ -305,7 +305,7 @@ ああ、実は全てここから始まったんだ……この特別な都市から……。 ある文化の美しさを意識した時、それを自然と求めてしまう衝動。 - アイルランドは僕にとってそういう存在だ。誰かにとってのインドへの興味と似ているだろう? + アイルランドは나にとってそういう存在だ。誰かにとってのインドへの興味と似ているだろう? ……。 @@ -320,7 +320,7 @@ 分からない?あんな人間を四分割するカースト制度、壊れたほうがいいのよ。 - ああ……僕はそういう意味で言ったわけじゃないんだが……。 + ああ……나はそういう意味で言ったわけじゃないんだが……。 まあ……だろな、테슬라もそう敏感になるな。 @@ -357,14 +357,14 @@ ここ放射線源なの!? いや……。 - これは以前、僕がエイダに改造させた崩壊エネルギー測定器だ。 + これは以前、나が에이다に改造させた崩壊エネルギー測定器だ。 とてもモダンで素敵なデザインだろう? モダン!? どんなセンスしてんのよ……。 赤髪のツインテールは天パ소녀の好みを鼻で笑った。 ん……? - そのエイダって誰? - 助手よ助手。あのフィンランド人と大差ないわ。 + その에이다って誰? + 助手よ助手。あの핀란드인と大差ないわ。 それより、まずは隠された情報を探してみましょ。 ああ。 天パ소녀はホームズが考え込む時のように、その場で手を合わせる。 @@ -453,7 +453,7 @@

参考にした回顧録に誤りがあり、ネルソン記念柱には誤った句の「England expects every man to do his duty」が刻まれている。

- これを見た웰트はプランクとの飛行機での会話を思い出し、心の中で改めて決意を固めた。 + これを見た웰트は플랑크との飛行機での会話を思い出し、心の中で改めて決意を固めた。 ん?あれ、ふたりがいない? @@ -487,7 +487,7 @@

重厚な歴史が生命の泥砂を含み、無機質な建築の中に沈む。独特な圧迫感はロンドンの陰鬱な天気をさらに滲ませ、人々に「国家」や「組織」の名のもとに振るわれる暴力が、いかに強大かを折に触れ見せつける。

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その暴力組織の者たちと渡り合うには、スパルタカスの蛮勇、ロベスピエールの残酷さ、ベンジャミン・フランクリンの叡智、ウラジーミル・レーニンの意志、これらの気質なくして事を成し遂げることができただろうか?

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その暴力組織の者たちと渡り合うには、スパルタカスの蛮勇、ロベスピエールの残酷さ、ベンジャミン・프랭클린の叡智、ウラジーミル・レーニンの意志、これらの気質なくして事を成し遂げることができただろうか?

@@ -552,7 +552,7 @@ まこと皆さんのような研究者が破損した絵に関心をお持ちとは、思いもしませんでした。 - ナショナル・ギャラリーの裏庭にある長い回廊で、管理人が歩きながら言う。 + ナショナル・ギャラリーの裏庭にある長い回廊で、관리인が歩きながら言う。 この腹の出た、僅かにてっぺんの禿げた太めの中年の手には鍵束がある。彼の歩みに合わせて、金属の鍵がぶつかり合っている。 1928年のテムズ川の洪水で相当数の収蔵品が破損しておりまして、具体的な損失の程度はいまだはっきりとした統計が取れておりません。 ひとつ言えるのは、あなた方がお探しの絵画がその破損した収蔵品の中にあるということです。 @@ -563,7 +563,7 @@ ええ……本館には二千を超える名画がありますから……。 - 管理人は仕方なしとお手上げの仕草をした。 + 관리인は仕方なしとお手上げの仕草をした。 絵がどれぐらい破損したのか、これは実際に修復が完了してから初めて評価が出せるのです。 ……ひとりの専門家が一年で修復できるのは二、三枚でしょう。非常に手がかかるのをどうかご理解ください。 @@ -690,7 +690,7 @@ 古いカバーをどうにか開けると、象牙を彷彿させるような輝く白が4人の目に飛び込んできた。 - 暗い背景の中、真っ白いドレスの소녀が目隠しをされ、司祭であろう老人に冷たい断頭台へと導かれている。 + 暗い背景の中、真っ白いドレスの소녀が目隠しをされ、司祭であろう노인に冷たい断頭台へと導かれている。 紛れもなく、これは『レディ・ジェーン・グレイの処刑』――しかも保存状態は極めて良好。 あ……あり得ない……。 こんなことが……。 @@ -724,7 +724,7 @@ 太めの男は、何がなんだかさっぱりとした表情で反芻する。 - ……僕に考えがある。 + ……나に考えがある。 아인슈타인は、웰트のリュックから真空管アンプのような形の装置を取り出した。 これでこの絵をスキャンしても、いいですか? diff --git a/public/novels/ae/xml/ch8.xml b/public/novels/ae/xml/ch8.xml index 07930977..23f23b5f 100644 --- a/public/novels/ae/xml/ch8.xml +++ b/public/novels/ae/xml/ch8.xml @@ -2,8 +2,8 @@ - - + + @@ -18,14 +18,14 @@ - - - - - - + + + + + + - + @@ -52,8 +52,8 @@ 駄目だ!そうしたらアインの耳はどうするんだ!手を離すことは出来ない!! - ……僕のことはいいんだ。 - ……まずは웰트、君自身のことを。僕は大丈夫だ。 + ……나のことはいいんだ。 + ……まずは웰트、君自身のことを。나は大丈夫だ。

不快な金属の摩擦音が続き、冷や汗と鳥肌の止まぬ中、天パ소녀はいつも通りの落ち着いた口調で言った。

@@ -81,7 +81,7 @@ で、でも……。 いいんだ……。 - ……僕は、大丈夫だ……。 + ……나は、大丈夫だ……。

銀色の「汗」が画面から吹き出し、徐々にキャンパスの下端でサクランボ大の金属液の粒となっていく。

@@ -125,12 +125,12 @@

웰트の惨状は言うまでもなく――


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途中、堪らず逃げ出した管理人も心配だ。

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途中、堪らず逃げ出した관리인も心配だ。

すまない……ちゃんと言っていればよかった。 - 테슬라の言う通り、僕は生まれつきこういうノイズがなんともないんだ。 + 테슬라の言う通り、나は生まれつきこういうノイズがなんともないんだ。 で……逃げ出したおじさんは、ひとまず置いとくとして―― @@ -225,7 +225,7 @@ というより……。 今頃、バーかどこかで飲んでいるかもしれない―― - ――さっき、僕たちを怒鳴り散らした罪悪感でね。 + ――さっき、나たちを怒鳴り散らした罪悪感でね。 ……。 @@ -278,7 +278,7 @@ ……? - 僕じゃないよ。 + 나じゃないよ。 もちろん、あのじゃじゃ馬でもない。 @@ -384,7 +384,7 @@

その特殊な音色は初期の映画で恐怖を醸し出す音響に多く使われた。

- こんにちは、エイダ。 + こんにちは、에이다。 소녀は全く動じる様子もなく、目の前の光の塊に向かって挨拶をする。 @@ -396,26 +396,26 @@ こ、こんにちは。 - エイダ、自己紹介してもらっていいかな。フィギュアエミュレータを起動する。 + 에이다、自己紹介してもらっていいかな。フィギュアエミュレータを起動する。 天パ소녀は「電話交換機」のような装置を調節しながら、振り返らずに言う。 わかりました。 光の中の人影が徐々に鮮明になる。まるで、おとぎ話の人物が現実世界に降り立つかのように、それはスッと部屋の真ん中に現れた。 - こんにちは。デバイスインターフェースの試作品0042号、人類としての名前はエイダ。 + こんにちは。デバイスインターフェースの試作品0042号、人類としての名前は에이다。 A・D・Aと書いて、 エ、イ、ダです。 - エイダと名乗る소녀は、最後の一音節だけわざとらしく舌先を上顎から下に放して発音した。最近、フランスで出版され物議を醸した小説を思い出し、青年は少々気まずくなる。 + 에이다と名乗る소녀は、最後の一音節だけわざとらしく舌先を上顎から下に放して発音した。最近、フランスで出版され物議を醸した小説を思い出し、青年は少々気まずくなる。

注:

「Lo‐li‐ta」の音は舌先を上に向け、三回上顎から軽く下の歯に落として「Lo、li、ta」と発音する。

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1955年9月ナボコフの代表作「ロリータ」はパリのオリンピア・プレスから初版出版された。

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1955年9月ナボコフの代表作「ロ리타」はパリのオリンピア・プレスから初版出版された。

「ラブレスシステム」を使う際は、私に解決してほしい問題を渡して下さいね。

注:

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詩人バイロンの娘、ラブレス伯爵夫人オーガスタ・エイダ・キング(Ada Lovelace)は人類史上初のコンピュータープログラマーである。

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詩人バイロンの娘、ラブレス伯爵夫人オーガスタ・에이다・キング(Ada Lovelace)は人類史上初のコンピュータープログラマーである。

@@ -423,7 +423,7 @@ ⵥⵋⵐⵥⴶ - エイダは、光を使って空中に意味不明な記号の羅列をした。 + 에이다は、光を使って空中に意味不明な記号の羅列をした。 「TOSTW」。あなたたちの言葉で言うなら、この略称にあたります。 @@ -436,7 +436,7 @@ ⵥⵙⵎ ⵋⴱⴳ ⵐⵓⴽⴸ ⵐ ⵥⵛⵌⴱⴴⵙⴸ ⵋⵓⵖⴱ ⵥⴶ - エイダは再び光を使って、空中に記号を書く。 + 에이다は再び光を使って、空中に記号を書く。 Thona Ohiba Shulaka ThaJhyurhipoka Whuvi。

注:

@@ -499,7 +499,7 @@ 驚くことはない。 - エイダは、この時代のものじゃないのだからな。 + 에이다は、この時代のものじゃないのだからな。 この時代のものじゃない……。 @@ -514,13 +514,13 @@ そのためって……。 - じゃあ、エイダはあのフィンランド人に……。 + じゃあ、에이다はあの핀란드인に……。 ああ、そうだ……簡単に言うと家庭教師のようなものだよ。 소녀は致し方ないといった風に肩をすくめる―― - エイダの名前や見た目、行動モデルも……全部彼の趣味さ。 + 에이다の名前や見た目、行動モデルも……全部彼の趣味さ。 げっ。 @@ -549,14 +549,14 @@ -

会話の終了を待たずして、エイダの姿が消える。代わりに蜃気楼のように映像が浮かんできた――

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会話の終了を待たずして、에이다の姿が消える。代わりに蜃気楼のように映像が浮かんできた――


何処かの洞窟、イエローストーン遺跡に酷似している。

すると、一つの人影が現れた。


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黒髪の女性。

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黒髪の여성。


昔の戦乙女の制服を身にまとい、血だらけで座っていた。

@@ -565,14 +565,14 @@ ……もう録画しているのかしら。 - 影の中に現れた女性は深く息を吸った。 + 影の中に現れた여성は深く息を吸った。 私は……H.Aよ。これを見ているということは、ここまでの謎を解いたということね。 ハハハ……おめでとうと言っていいのかしら、それとも同情してあげた方がいいのかしら。 「天命」っていう組織を知っているでしょう。もしかしたら、これを見てるあなたもその一員かもしれないわね。 - そうね、あなたがオットー・アポカリプス本人ってことだって有り得るわ。 + そうね、あなたが오토・アポカリプス本人ってことだって有り得るわ。 もしそうなら、神に感謝しないとね。 ……ハハハハハハ。 - オットー……アポカリプス? + 오토……アポカリプス? 青年は、その名前をどこかで聞いたことがあるような気がした。 しっ。 @@ -596,7 +596,7 @@ 映像を流している間、パスワードの暗号方式を分析してみました。 - 人の姿に戻ったエイダが言った。 + 人の姿に戻った에이다が言った。 有限体の楕円曲線上の離散対数を利用した暗号と思われます。 diff --git a/public/novels/ae/xml/ch9.xml b/public/novels/ae/xml/ch9.xml index 74929f7c..90cec27e 100644 --- a/public/novels/ae/xml/ch9.xml +++ b/public/novels/ae/xml/ch9.xml @@ -20,7 +20,7 @@ ……。 -

これから4週間、웰트助手の責任は重大である。スパコン・エイダが解読に掛かりきりとなり、42実験室は「休暇もどき」状態に入る――ということはつまり、博士2人に休暇を如何に楽しく過ごしてもらうか、計画しなければならないのだ。「休暇と言っても、毎日仕事をほったらかしにするということではない」と1人は言ったものの、もう1人の性格から考えれば、それは到底無理な話である。

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これから4週間、웰트助手の責任は重大である。スパコン・에이다が解読に掛かりきりとなり、42実験室は「休暇もどき」状態に入る――ということはつまり、博士2人に休暇を如何に楽しく過ごしてもらうか、計画しなければならないのだ。「休暇と言っても、毎日仕事をほったらかしにするということではない」と1人は言ったものの、もう1人の性格から考えれば、それは到底無理な話である。

しかも、ほんの数時間前、自分の馬鹿な行動のせいで怒らせてしまったばかりだ。 壁時計が静かに11時を報せる。ここ一帯の治安の良さは全英でも一番だ。だが、怒ったまま帰ってこない소녀を思うと安心して眠ることもできない。青年は夜が更けていく中、玄関ホールで帰りを待つことにする。 @@ -51,20 +51,20 @@

どこかの主教様がハロウィンをとても重視しているものだから、本部では毎年盛大に飾り付けをしなきゃいけないって聞いたことがある。……そう、同封した写真はこっちの今年の飾り付けだ。

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ついでにいうと、今月から僕の実験室はおめでたいことに、僕一人きりになった――というわけで、見ての通り写真も自撮りするしかないのだ。

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ついでにいうと、今月から나の実験室はおめでたいことに、나一人きりになった――というわけで、見ての通り写真も自撮りするしかないのだ。

最近返事がないが、きっと新たな出会いによって生活が活気に満ちているのかな?大西洋の往復、とても楽しんでいたと聞いている。だが、北米支部の評判は、本部ではずっと芳しくないんだ。もし、両者の間に何か面白くないことがあったのなら、首を突っ込まないことだ。……なかなか溝が深いらしいから。

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……くく、僕も馬鹿だな。神々の喧嘩が、僕たちになんの関係があるというのだ。どうだっていい。ロンドンの天気はどうか知らないが――ウィーンは今日、月がきれいだ。こんな月、滅多に見られない。酒の力も借りて、今日は普段あまり話さないことを話すとしようか。僕はただ話すだけ、君はただ聞くだけ、大したことじゃない。

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……くく、나も馬鹿だな。神々の喧嘩が、나たちになんの関係があるというのだ。どうだっていい。ロンドンの天気はどうか知らないが――ウィーンは今日、月がきれいだ。こんな月、滅多に見られない。酒の力も借りて、今日は普段あまり話さないことを話すとしようか。나はただ話すだけ、君はただ聞くだけ、大したことじゃない。

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君が読書好きなのは知っている。だが……考えたことあるかい?崩壊との抗争の中で、僕たち人類が何度挫折し、悲惨な損失を被ってきたのか。一体何が劣っているが為に、毎度毎度崩壊に先手を奪われ、立ち向かうことに疲弊してしまうのか。

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君が読書好きなのは知っている。だが……考えたことあるかい?崩壊との抗争の中で、나たち人類が何度挫折し、悲惨な損失を被ってきたのか。一体何が劣っているが為に、毎度毎度崩壊に先手を奪われ、立ち向かうことに疲弊してしまうのか。

若しくはこう言ったらいいだろうか……なぜ、いつもいつも同じ過ちを繰り返してしまうのか。

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歴史を振り返れば、人類は確かに進歩をしている。そして、その流れが妨げられたこともない。でも、僕が見てきたのはその流れの先頭に立ち、誰の助けもなく孤独に、傷だらけで、そして時には味方が原因で敗北を喫し、戸惑い苦しむ人たち。彼らは、強靭な精神力を持っていても物質的には脆弱だ。その精神は長い時間をかけて受け継がれ、やっと誰もが認める最高の宝となる。

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歴史を振り返れば、人類は確かに進歩をしている。そして、その流れが妨げられたこともない。でも、나が見てきたのはその流れの先頭に立ち、誰の助けもなく孤独に、傷だらけで、そして時には味方が原因で敗北を喫し、戸惑い苦しむ人たち。彼らは、強靭な精神力を持っていても物質的には脆弱だ。その精神は長い時間をかけて受け継がれ、やっと誰もが認める最高の宝となる。

前に聖女カレンの話をしたことがあったね。でも……その偉大な人格に反して、ごく普通(カスラナの血統は確かに普通ではないが……絶対的定義では他の人たちと違いはない)の소녀の体がどんなに脆く、小さかったか――俗人に死刑を告げられ、崩壊獣なんかに、あんなにも簡単に命を奪われてしまうとは。

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そんな道理があるか?


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僕たちの生きる世界がこんなにもロジックに反し、等価交換の原理を軽視するなんて!

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나たちの生きる世界がこんなにもロジックに反し、等価交換の原理を軽視するなんて!

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カレンの短い一生の境遇を、僕は永遠に忘れたりしない。

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カレンの短い一生の境遇を、나は永遠に忘れたりしない。


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僕は確信している。人類の最大の敵は崩壊なんかじゃない、僕たち自身だ。

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나は確信している。人類の最大の敵は崩壊なんかじゃない、나たち自身だ。

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――僕たちはあまりに脆く、英雄は全ての人を救おうとも救えない。僕たちはあまりに脆く、英雄の志を疑ってしまう。僕たちはあまりに脆く、目の前の小さな利益の為に本当の正義を顧みない。僕たちはあまりに脆く、互いに脅し合っては束の間の平和を得て、「秩序」だの「倫理」だの立派な言葉を並べ卑劣な心を隠す。

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――나たちはあまりに脆く、英雄は全ての人を救おうとも救えない。나たちはあまりに脆く、英雄の志を疑ってしまう。나たちはあまりに脆く、目の前の小さな利益の為に本当の正義を顧みない。나たちはあまりに脆く、互いに脅し合っては束の間の平和を得て、「秩序」だの「倫理」だの立派な言葉を並べ卑劣な心を隠す。

-

聖女……彼女が聖女たる由縁は、本質的には僕たちと変わらない脆い存在であるにもかかわらず、彼女は、彼女だけは、僕たちと違い、自分の脆さを恐れなかった。その心の奥底から湧き上がる勇気は、僕たちにとってまさに太陽の様な存在だ。

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少なくとも僕は……彼女とは違い、脆く臆病者だ。

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聖女……彼女が聖女たる由縁は、本質的には나たちと変わらない脆い存在であるにもかかわらず、彼女は、彼女だけは、나たちと違い、自分の脆さを恐れなかった。その心の奥底から湧き上がる勇気は、나たちにとってまさに太陽の様な存在だ。

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少なくとも나は……彼女とは違い、脆く臆病者だ。

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僕たちは皆、「恐怖」と言う名の原罪を背負って戦々恐々としながら人生の答えを探している。

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나たちは皆、「恐怖」と言う名の原罪を背負って戦々恐々としながら人生の答えを探している。


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聖女は僕たちを嘲笑うことなどしない。けれど、自分たちがこうやって生きていると意識する度、どうしても自分を叩き殺したくなるんだ。

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聖女は나たちを嘲笑うことなどしない。けれど、自分たちがこうやって生きていると意識する度、どうしても自分を叩き殺したくなるんだ。

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考えてみてくれ。もし、もしも僕たちが、皆この脆さから解放されたとしたら、「自分は脆い」という心の底に深く根差した恐怖を根こそぎ払拭できるとしたら……その時、創造される新たな文化はどんなに寛容で、どんなに自信と活力に満ちていることか!そしたらあの「崩壊」も、きっと僕たちの前ではちっぽけな存在だろう?

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考えてみてくれ。もし、もしも나たちが、皆この脆さから解放されたとしたら、「自分は脆い」という心の底に深く根差した恐怖を根こそぎ払拭できるとしたら……その時、創造される新たな文化はどんなに寛容で、どんなに自信と活力に満ちていることか!そしたらあの「崩壊」も、きっと나たちの前ではちっぽけな存在だろう?

そんな世界こそ、自分たちの聖女を守ることができる。

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そんな世界こそ、聖女によって守られる価値がある。

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もしも、もしもカレンがもう一度世界で輝きを放つことができるなら、今度こそ、小さすぎる僕たちのせいで苦しむことはない。

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もしも、もしもカレンがもう一度世界で輝きを放つことができるなら、今度こそ、小さすぎる나たちのせいで苦しむことはない。

久しぶりにワインを飲んだせいか、今日はちょっと酔いが回り過ぎてしまった。この手紙も君からしてみれば、訳の分からない、めちゃくちゃな文章でしかないだろう。……だとしても構わない。これまではずっと組織の一員として話してきたが、今日はごく普通の研究者として独りよがりの愚痴を言わせてもらうよ。

@@ -222,16 +222,16 @@ ああ、それはまた別よ。 테슬라は仕方ないといった様子で肩をすくめた。 - プランク教授は理論研究者よ――私の今の研究だと、プランク教授の下じゃ卒業できないわ。 + 플랑크教授は理論研究者よ――私の今の研究だと、플랑크教授の下じゃ卒業できないわ。 - しかも、ボサ頭の奴……ここ最近はエイダを使った仮想テストしかやらせてくれないんだもん! + しかも、ボサ頭の奴……ここ最近は에이다を使った仮想テストしかやらせてくれないんだもん! 1、2回寝室を吹っ飛ばしたくらいで、そこまでする? あ、そうだ。 - エイダが誰か知らなかったわよね? + 에이다が誰か知らなかったわよね? - ……エイダなら今日会ったよ。 + ……에이다なら今日会ったよ。 ふ~ん――となると、もうあれの分析は終わったってこと? @@ -254,7 +254,7 @@ 丸々1ヶ月よ、分かってんの!? - そんなに長くエイダが使えないなら、長期休暇も同然……違う? + そんなに長く에이다が使えないなら、長期休暇も同然……違う? ははははは!休みよ、休み!遊び放題の日々が待ってるわ! diff --git a/public/novels/ae/xml/characterData.xml b/public/novels/ae/xml/characterData.xml index 0cc23749..431c9f4a 100644 --- a/public/novels/ae/xml/characterData.xml +++ b/public/novels/ae/xml/characterData.xml @@ -14,7 +14,7 @@ - + @@ -39,9 +39,9 @@ - - - + + + @@ -85,9 +85,9 @@ - - - + + + @@ -100,7 +100,7 @@ - + @@ -132,11 +132,11 @@ - - - - - + + + + + @@ -145,43 +145,43 @@ - - - - - - - - - - - - - - - - - + + + + + + + + + + + + + + + + + - - - - - - - - - - - - - - - - - + + + + + + + + + + + + + + + + + @@ -197,30 +197,30 @@ - - - - - - + + + + + + - - - - + + + + - - - - - - + + + + + + @@ -233,40 +233,40 @@ - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + - - - - - + + + + + @@ -320,21 +320,21 @@ - - - - - - - - - - - - - - - + + + + + + + + + + + + + + + @@ -349,14 +349,14 @@ - - - - - - + + + + + + - + @@ -364,14 +364,14 @@ - - - - - - - - + + + + + + + + @@ -389,44 +389,45 @@ - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - + + 「」 + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + - - - - - + + + + + - - - - - + + + + + @@ -435,15 +436,15 @@ - + - - - - - - + + + + + + @@ -461,59 +462,59 @@ - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + - + - - - - - - - - - - + + + + + + + + + + @@ -529,198 +530,198 @@ - - - - + + + + - - + + - - - - - - - - + + + + + + + + - - - - - - - + + + + + + + - - - - - - + + + + + + - - - - - - - - - - - - - - - - - + + + + + + + + + + + + + + + + + - - - - + + + + - - - - - - - - - - - - - + + + + + + + + + + + + + - + - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + - - - - - - - - + + + + + + + + - - + + - + - + - - + + - - - - - - - - - - - - - + + + + + + + + + + + + + - - - - - - - - - - - - - - - - - - + + + + + + + + + + + + + + + + + + - - - - - - - - - + + + + + + + + +