diff --git a/public/novels/duriduri/ko-KR/xmlDurandal/catalog_list.xml b/public/novels/duriduri/ko-KR/xmlDurandal/catalog_list.xml index 54603d3c..a7c30e65 100644 --- a/public/novels/duriduri/ko-KR/xmlDurandal/catalog_list.xml +++ b/public/novels/duriduri/ko-KR/xmlDurandal/catalog_list.xml @@ -14,7 +14,8 @@ ch9 ch10 ch11 - ch12 + + ch12 ch13 ch14 ch15 diff --git a/public/novels/duriduri/ko-KR/xmlDurandal/ch12.xml b/public/novels/duriduri/ko-KR/xmlDurandal/ch12.xml index d469dc94..d67eeefb 100644 --- a/public/novels/duriduri/ko-KR/xmlDurandal/ch12.xml +++ b/public/novels/duriduri/ko-KR/xmlDurandal/ch12.xml @@ -2,440 +2,446 @@ - - - - - - - シェイクスピア一行が「葬式会場」から戻ると、レイラの指示の下、船員たちがカレドニア号の上陸地点に簡易的なステージを作り終えていた。 - 赤髪の船長が部下たちを集め、何か演説をするようだ。 - - - - - コホン。 - 知っての通り、君らの船長は格式張った話が好きじゃない。 - 物語の中ではアントニーに話術だけでシーザーの仇をとらせたが—— - ——輝かしい独裁者や暗殺者に比べたら、そいつは歴史の悪を背負うピエロに過ぎない。 - おっと、話を戻そう。今回の航海の目的をこれより伝える。 - 我々の目的地はユカタン半島だ。そこでとある宝石、いやパーツと言っても良い、そいつで世界を救う武器を作る。 - 無論、いつものように航海中はあらゆる儲け話を探してきてやるぞ。 - 普通ではそう辿り着けない新大陸なら、そういった話もきっと多いだろう。 - - - - - ……だが、我々が慣れ親しんできた旧大陸を出立する今—— - ——船長として、伝えておかなければならないことがある。 - それは、これから過去に例を見ない長距離航海を続けることになる我々の動機だ。 - 大西洋を抜け、太平洋を渡り、我々は数多の大陸の土を踏むことになるだろう。 - その我々の目的は、金銭や栄誉よりも勝るものだ。 - - - - - 君たちは「カレドニア号」の海賊でありながら、「国王一座」でもある。これは私がいつも言ってきた言葉だ。 - ——この言葉は昔の家業に未練があるからとか、いつか皆に演劇をさせたいから言っていたわけではない。 - ——この言葉の真意は、 - この世こそが最高の舞台であり、素晴らしき生を謳歌した人間は皆、最高の役者だということだ! - - - - - 我々は海賊だ。海賊の価値観は単純明快、ただ一言「自由」だ。 - 海の上では、面倒くさい法律に縛られることはない。すべてを奪い、すべてを分かち合い、生きたいように生きる。 - しかし——そんな日々は、この先続かなくなるだろう。 - それは何故か?我々の首を締める鎖があるからだ。しかも、それは刻一刻と締め付けてきている。 - その見えない鎖は、すでに異郷の守り神を数々絞め殺してきた。 - その神々の名は—— - イングランド、 - スコットランド、 - アイルランド、 - フランス、 - オランダ、 - ドイツ、 - スカンジナビア、 - ポーランド、 - ボヘミア、 - ハンガリー、 - ワラキア、 - ブルガリア、 - セルビア、 - アルバニア、 - ギリシャ、 - イタリア、 - そしてイベリア。 - - - - - ……君たちの中には、これらの共通の呼称を知っている者もいるだろう。 - 「ヨーロッパ」と。 - いつだったか、神々の加護のもとヨーロッパの人々は自由で裕福だった。 - その場所こそ本当の桃源郷、黄金の地であった。 - ——でも、今はどうだ? - 我々が地中海を航海する際に見た通り、そこは高い壁に隔たれ、荒れ放題だ。誰も辿り着けない、誰も住めない地となった。 - その発端には、とある伝説が語られてきている—— - - - - - 「秋分の日、皇帝がアムステルダムから上陸した」と。 - 今となっては、その「皇帝」が誰なのかわからない。だが、彼が国を治める手段は、我々の知るどの統治者とも違った。 - 老人たちはそれをこう語った。「異郷の皇帝はしもべたちを引き連れ街を歩く。すると、奇妙なことが起きた」 - 「その行列を見た人の半数が、何故か行列に加わってしまうのだ。まるで自分が最初から皇帝のしもべだったかのように」 - 「皇帝のしもべたちは食べず、飲まず、寝ない。ただただ自分たちの皇帝にはべり、私たちの知らない言語で唄を歌いながら、前へ前へ進軍する」 - 「そうして山を越え、川を越え、大陸の中央にある古城跡に辿り着いた」 - 「皇帝が何をしたのかは分からない。ただ、あの廃墟からいきなりエネルギーが満ち溢れ、壁が合わせ鏡のように無限に広がっていった」 - 「その壁は世界中の火や雷を纏っているかのようだった。触れたものは人間であろうが、動物であろうが、植物であろうが、皆蒸発していき白い灰となった」 - - - - - 君たちの先祖が経験したことだ。 - 一世紀後、誰も手出しのできない壁がヨーロッパ全土を食らった。 - ——5年前のジブラルタルの悲劇は、皆知っているであろう。 - これから我々にどんな災厄が降りかかるのか、誰も想像できない…… - ……誰かがその全てを滅ぼす天災を打ち破り、「皇帝」とやらの手から世界を奪い返すまでは。 - - - - - だが、諸君!海賊として、世界を奪うことほど心を沸かせるものはないだろう! - 我々が年老いた頃、子孫たちが羨ましがる冒険をしようじゃないか! - もちろん、私は軽い人間ではあるが、無謀な戦などしない。 - 今、我々の目の前には、世界を作り変えるほどの武器を手にする機会が巡ってきた。 - さあ、鉄仮面で正体を隠したトラベラー、異世界の博士よ!三十年前、次元を跳躍した時の数奇な運命を語る時だ! - - - - - 船長の指差す先で、「鉄仮面」が仮面を外し、はじめて全員に素顔を晒した。 - その手に持たれているデュランダルは、空気を読んだのか武器本来の姿に戻っている。 - - - - - どうもなのです。 - 私の名はエルヴィン・リアーナ・シュレーディンガー。訳あって、今まで正体を隠してきていたなのです。 - 船長直々のご指名とあらば、この機に話しておこうと思うなのです。 - ここにいる大多数の人間とは違い、私は自分の意志でかつていた世界を去った人間なのです。 - そこにいる新入りの戦乙女二人のように。 - より正確には、彼女たちとは同じ世界の出身であり、同じ組織に属していた者なのです。 - ……数十年も前の話なのですが。 - 当時、私はあるアクシデントに遭ったなのです。 - そのせいで、物理的に存在する「安定性」を失ってしまったなのです。 - 結果、虚数エネルギーが暴走し、粒子のユニタリー性が失われた—— - あの世界の住人は、その現象をこう呼んでいたなのです。 - 「量子化」と。 - 実体が消え、意識が朦朧としていったなのです。最終的に「量子の海」の底へと落ち、エネルギーの最下点の世界、その狭間に囚われる…… - - ……はずだった。 - 世界の外の深淵をゆっくりと沈んでいく中、運良くこの聖剣に触れたなのです。 - その時の聖剣は魂が抜けていて、ただの金属同然だったのです。それに対して、私は肉体を失った魂。 - そのおかげで、自分の存在の安定性を取り戻せたなのです。この剣も、私との接触により本来の力を取り戻したなのです。 - そして、私たちは充分なエネルギーを得て、この深淵からの脱出を試みようとしたなのです。 - しかし、私たちは本来いた世界から離れすぎてしまっていた—— - ——元の世界へ跳躍するための「目印」が、もうどこにもなかったのです。跳躍先を指定することができず、「どこ」へ出るかもわからない状況に陥ってしまったなのです。 - ……で、結果はご覧の通り。私たちは不完全な状態で「ここ」に辿り着いたなのです。 - 私は、別に運命というものは信じていません。でも、この歪んだ世界には、この剣にしかできないことがあると確信しているのです—— - ——そう、人類を脅かす災厄の壁を断ち切るという使命が。 - - ……船長、「偉大なアフリカの星」をお借りしても? - -

注釈:

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「偉大なアフリカの星」は、カリナンダイヤモンド(Cullinan Diamond)の別称。史上最大のダイヤモンド原石であり、3106カラット(約621.2g)もある。

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イギリス王室が1907年、そのダイヤモンドを入手後、9つの大きな石と96個の小さな石にカットした。その中で最も大きいもの(530.2カラット)が王笏に飾られており、次に大きいもの(317.4カラット)が大英帝国王冠に飾られている。

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- - - - おいおい?まさか、それで試し切りするつもりかい? - - - ……どうせ売る気もないものなのです。 - - - …… - - ……はあ、わかった。どんな貴重な原石でも、いずれはカットされるものだからね。 - - その代わり、綺麗に切ってくれよ? - - - - - 十分後、ナスほどの大きさのダイヤモンド原石が船長室から運ばれてきた。 - その大きさは驚異的だが、粗い表面を見る限り、ダイヤではなくガラスではないかと疑ってしまう。 - ——ただ素手で触れば、軽やかで、手のひらの温度にすっと馴染む質感が、世界でもっとも純粋な結晶であることを実感させる。 - 皆がダイヤに夢中になっている中、シュレーディンガーは聖剣を岩礁の中央に突き刺した。 - 柄を握る右手が紫色に光る。剣にエネルギーを注いでいるようだ。 - 「準備できたなのです。」そっけない口調で、背後にいる人物へと左手を差し出す。「ダイヤをこちらへなのです。」 - 世にも希少な石を握る様は、まるで大工が鉋を、陶工が粘土を手にしているかのようだ。 - その石を岩礁に刺した聖剣の刃に当て、軽く、だがしっかりとした手付きで動かしていく。それはパンにマーガリンを塗るような動きだった。 - シュレーディンガーが宝石を掲げてみせると、「マーガリンを塗った」断面が滑らかに、そして透き通る結晶となっていた。 - 船員たちが息を呑む中、シュレーディンガーはじゃがいもの皮を剥くように、宝石をくるっと回して、聖剣で表面を綺麗にしていく。 - 最後に、削り終えた宝石を静かに船長に返した。 - 「本業じゃないので、石のサイズを極力小さくしないことくらいしかできなかったなのです」 - 「……価値が落ちたりしなければいいなのですが」 - 無表情のまま岩礁から聖剣を引き抜くと、光は消えていった。 - 彼女はいつの間にかできていた人だかりを抜け、元いた場所へと戻る。 - - - - - - いや、シュレーディンガー博士、見事なパフォーマンスだった! - - 「偉大なアフリカの星」が真っ二つにされるんじゃないかとヒヤヒヤしたよ! - - - あなたが弁償を求めるような人でなければ、そうするのもやぶさかではなかったなのです。 - - ……それより、そこの戦乙女のお二人さん——さっきから何か言いたげなのです。 - - どうぞ、言ってみてくださいなのです。 - - - …… - - その…… - - あ、あなたはまさか、かの有名な「生きていながら死んでいる」のシュレーディンガーなんですか? - - - ……はい? - - - ……ビアンカ様は「生きていながら死んでいる猫」と言いたかったのだと思います。 - - - ……ああ、あれなのですね。 - - あなたたちにとって、私のイメージとはそんなくだらない思考実験なのですか。 - - - ……え? - - く、くだらない?「シュレーディンガーの猫」はとても有名なんですよ? - - - あれは単なるパラドックスに過ぎないなのです。 - - まあ、有名になった理由もわからなくはないなのですが。 - - …… - ………… - - まあ、その話は置いておくのです。過去の話をしている場合ではなかったなのです。 - - 私の過去については、好きなように解釈してくれて構わないなのです。今重要なのは、この世界の問題を解決することなのです。 - - - (……) - - - ……実は、ある仮説がひとつあるのです。確証はありませんが、それを先に伝えた方が良さそうなのです。 - - - ……? - - - その仮説とは、私たちが今いる「世界の泡」には、寿命があるかもしれないというものなのです——しかも、「正規」の世界よりもずっと短い可能性があるのです。 - - もしそうなら、急がなければいけないなのです。 - - 「壁」の所有者が外部に興味を示さないことを見ると、彼らは外の世界を不要に思っている可能性があるなのです。 - - - それって…… - - - もちろん、ただの憶測なのです。それを肯定する証拠もなければ、否定する証拠もないなのです。 - - もしかしたら、「壁」の中の人は外の世界を行き来してるなんてことも考えられるのです。 - - - - はははっ!そんな結論の出ない話よりも、外の天気を気にした方が良いんじゃないかな? - - - 天気?嵐でも来るんですか? - - - いやいや、そういう意味じゃない。 - - これから行くところは熱帯地だ。そんなところで、今みたいな厚着は適さないだろ? - - こんなこともあろうかと、この船長様が新しい服を用意しておいた—— - - ——さあ、試着したまえ! - - - ……? - - ちょ、ちょっと、服を投げないでください!こんなところで着替えられるわけないじゃないですか!それに、この服—— - - - 問題ないさ、男どもは追い出せばいいだけの話だ。 - - - …… - - - ご心配なく、ビアンカ様。私が壁になって差し上げます。 - - - - ……リタ!そういう問題じゃありません!! - - - - - えっと、こ、この服……サイズは大丈夫でしょうか? - 問題ございません。お似合いですよ、ビアンカ様。 - ……リタは黙っていてください。それより、そこの人!その服、今までとほぼ同じじゃないですか! - 私?私は船長だからね。ひと目でわからないと船員たちが困るじゃないか。 - あっ、船内が暑い時は、皆水着で仕事するように。 - ……何、言ってるんですか! - 先に言っておくのですが、私は例外なのです。 - シュレーディンガーさんは、体温の調節がいらないからね。 - ——とにかく、せっかくのスタイルだ。見せなければもったいないだろう?「戦乙女」なら、可憐で、可愛い服を着るべきだ。 - へ、変なことを言わないでください!それに戦乙女のことを何か誤解して——あっ!リタ!む、ううっ…… - サイズは問題なさそうですね。では、次はスカートを…… - - - - - - ほう、似合ってるじゃないか。 - - - ……そ、そうですか? - - - ええ。特にそのリボンがとても可愛らしいですよ。 - - - …… - - - 皆満足したところで、「生配信」を開始しようか。 - - - ……な、生配信ッ!? - - - ……無線ビデオ通話のことなのです。 - - この前、カレドニア号とアレクサンドリア港との間で通信チャンネルを設置するよう言われたなのです。 - - ——こんな風に。 - - - トゥルルル…… - - はい、シュレーディンガー博士。皆さん、もう大西洋の上ですか? - - - そうなのです。シェリー会長は取り込み中でしょうか。 - - - 書斎に籠もっていますが、お呼びしましょうか? - - - いや、大したことじゃないんだ。ジミーを呼んできてほしい—— - - ——この中で誰の新衣装が一番かわいいか、判定してもらおうじゃないか。 - - - ……ちょっと! - - ……ふふ。はい、少々お待ちを。 - - - ……ジミーさん!船長たちがお呼びです! - - - - - 紀元前13世紀のある日、トロイ郊外のイダ山で、天界の女王ヘラ、智慧と戦の神アテナ、愛の神アフロディーテは「最も美しい女神へ」と刻まれた黄金のリンゴを王子パリスに渡した。 - 「ハンサムなジミー・パリス王子よ、誰がこの大きくて華麗で、高価な黄金のリンゴに相応しいか、教えておくれ」 - 「私はヘラ・シェイクスピア。この黄金のリンゴをくれたら、世界でもっとも富ある男にしてやろう」 - 「パリス様、私はアフロディーテ・ロスヴァイセ。黄金のリンゴを頂けたら、あなたとあなたの恋人が永世別れることない加護を与えましょう」 - 「ふん、そこの間抜け面のあなた!黄金のリンゴはこのアテナ・アタジナに渡せばいいんです!そうしたら最新の武器と戦闘技術を授け、無敵の大英雄にしてあげます!」 - ——コホン、失礼。すべて作り話なのであしからず。 - 外部世界は今、2012年3月5日——量子の海のいかなる泡の中であろうと、女神たちが色恋沙汰で争うことなどないだろう。 - ……しかし、巡り巡って、太陽が再び水平線から昇る頃、カレドニア号のある船員の命を脅かす争いが巻き起こるのであった。 - - - - - 翌日、ユカタン長期暦12.19.19.17.18、2-燧石—— - -

注釈:

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この日付の前半(12.19.19.17.18)は長期暦で、後半(2-燧石)は260日周期で繰り返すツォルキン(Tzolk'in、干支に似ている暦)である。

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マヤ人の長期暦は20進数を基本とする数字で日付と年代を表す。1日であるキン(k'in)、20キンの「月」であるウィナル(winalもしくはuinal)、18ウィナルの「年」であるトゥン(tun)、更に20トゥンを1カトゥン(k'atun)とし20カトゥンを1バクトゥン(bak'tun)とする単位で構成される。さらに、計算のためにバクトゥンより大きな単位も存在し、20バクトゥンを1ピクトゥン(Pictun)、20ピクトゥンを1カラブトゥン(Calabtun)、20カラブトゥンを1キンチルトゥン(Kinchiltun)、20キンチルトゥンを1アラウトゥン(Alautun)とした。

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p.s.現実世界の2012年12月21日を長期暦で表すと13.0.0.0となる。これは「世界の終わり」を意味した。

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- - - - これが最終通告だ。 - - 神の教えを拒否し、野蛮な方法で「新しい紀元」とやらの到来を祝うのであれば—— - - 神聖なる祝日の停戦条約を破り、暴力的な方法を持ってして、先進的な文化を貴様らに受け入れさせる。 - - - ふん、連邦の化け物ども、信仰なきヤツらめがッ! - - 「神聖なる祝日の停戦条約」だと?ご先祖様が残したものを、もう忘れたのか。 - - - 無礼な!蛮族ごときが、大司祭の教えを学ばずして、よくそんなことが—— - - - ——よせ。 - - もはや言葉に意味はない。 - - 金星の神々は永遠に、その野蛮な風習を呪うであろう。 - - - 待ってください、戦はダメです。お祖母様、連邦の将軍さん! - - - ……うん? - - - 待て、ここまできたら、口でヤツらを帰らせることなぞできん。 - - - - へえ。 - - - ……何者だ? - - - 言っても、ご存じないかもしれませんが—— - - ——暴力を振るう輩に、暴力で制裁を加える戦乙女です! - - そして、うちの船長から一言あるそうです! - - - こほん。心の豊かさは人生の豊かさだ——どうか怒りを鎮めてくれないかな? - - うちの船が、偶然このタイミングで上陸したんだ—— - ——ここは私に免じて、しばし休戦にしないかい? - - -
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\ No newline at end of file + + + + + + + 셰익스피어 일행이 「장례식」에서 돌아왔을 때, 「칼레도니아호」의 선원들은 라일라 갑판장의 지시에 따라 상륙 지점에 임시 연단을 세워두고 있었다. + + 붉은 머리의 선장은 부하들을 불러 모아, 곧 연설을 시작할 듯했다. + + + + + 흠흠. + 모두 알고 있겠지만, 여러분의 선장은 허세 가득한 연설은 즐기지 않습니다. + 물론, 이야기 속의 어떤 인물은 세 치 혀만으로 안토니우스로 하여금 카이사르의 원수를 갚도록 만들지만—— + ——하지만, 그 영광스러운 독재자나 암살자들에 비하면, 그녀는 그저 역사에서 악의 축에 속한 광대에 불과할 뿐이죠. + 그럼, 본론으로 들어가겠습니다. 여러분들의 선장은 먼저 분명히 말해 두려 합니다. + 우리의 현재 목적지는 유카탄 반도로, 세상을 구하기 위해 필요한 무기를 완성시키려 보석을, 아니 그 부품을 찾으려 합니다. + 언제나 그렇듯, 선장은 이 여정 중에 그대들을 부자로 만들 방법을 찾아낼 것입니다. + ——신 대륙, 평범한 이들은 올 엄두조차 못 낼 이곳이라면, 모두를 부자로 만들 기회는 충분히 넘치겠죠. + + + + + ……그리고, 오늘, 정겨웠던 옛 대륙을 떠나는 이때—— + ——그대들의 선장으로서, 모두에게 숨김없이 분명하게 알려줘야 할 것이 있습니다. + 앞으로 왜 우리가 이 전례 없는 장거리 항해를 해야 하는지에 대해서 말이죠. + + 그렇습니다. 우리는 대서양만 가로지를 게 아니라, 태평양까지 가로질러, 4개 혹은 5개의 대륙에 우리의 발자취를 남기게 될 겁니다. + ……그리고, 이 일에는 돈과 명예를 아득히 뛰어넘는 커다란 목적이 있죠. + + + + + 다들 알다시피, 선장은 그대들이 단지 「칼레도니아호」의 해적일뿐만 아니라, 「국왕극단」의 배우임을 항상 강조해왔습니다. + ——여러분, 이건 선장이 예전 직업을 그리워해서, 혹은 그대들에게 연기를 익히게 해 언젠가 무대에 내보내려고 그러는 게 아닙니다. + ——여러분, 선장이 하고 싶은 말은, + + 이 세계라는 커다란 무대에서, 여러분 하나하나가 각자의 멋진 삶을 연출하고 있는 최고의 배우라는 것입니다! + + + + + 우리는 해적입니다. 해적의 가치는 간단하죠, 한 단어로 말하자면, 「자유」. + 이 넓은 바다 위, 우리를 구속할 법이 없는 이곳에서, 우리는 모든 걸 빼앗고, 모든 걸 나누고, 살고 싶은 대로 살아갑니다. + ——하지만 이제 이런 날도 끝이 다가오고 있습니다. + 왜냐고요? 그건 우리의 목에 감긴 올가미가, 시시각각 우리의 목을 조여오고 있기 때문입니다! + 이 보이지 않는 올가미에, 이미 수많은 이국의 수호신들이 죽어갔습니다. + 죽은 그들의 이름은 바로—— + 잉글랜드, + 스코트랜드, + 아일랜드, + 프랑스, + 네덜란드, + 도이치, + 스칸디나비아, + 폴란드, + 보헤미아, + 헝가리, + 왈라키아, + 불가리아, + 세르비아, + 알바니아, + 그리스, + 이탈리, + 그리고 이베리아. + + + + + ……그렇습니다, 그리고 다들 이들이 하나의 이름으로도 불려졌다는 것을 잘 알고 있을 겁니다. + 「유로파」. + 오래전, 크고 작은 신들의 보호 아래, 유로파의 사람들은 자유와 번영을 누리며 평화롭게 살아갔습니다. + 그곳은 우리에게 있어 진정한 도원향, 이른바 황금의 땅이었습니다. + ——하지만 지금은 어떤가요? + 지중해를 지나갈 때, 항상 보아왔을 겁니다——높은 벽 너머의 광활한 황무지, 그 누구도 발을 들일 수도 없고, 그 누구도 거주할 수 없는 그곳. + 그리고 이 비극의 시작은 한 전설로부터 시작되었습니다—— + + + + + 「가을 어느 날, 암스테르담에 황제가 상륙했다.」 + 지금은 그 「황제」가 누구였는지 알 수 없습니다. 하지만 분명한 건, 이 자의 통치 방법이 이전의 왕, 시장, 그리고 사제들과는 현저히 달랐다는 겁니다. + 노인은 말했습니다. 「이국의 황제는 수하들을 데리고 길거리에서 위용을 과시했다. 그리고, 이상한 일이 일어나기 시작했지.」 + 「그를 본 사람 중 절반이 자신도 모르게 처음부터 황제의 하수인으로 태어났기라도 한 마냥 그를 따르기 시작했어.」 + 「황제의 수하들은 먹지도, 마시지도, 잠을 자지도 않았다. 그들은 그저 황제를 둘러싸곤, 알 수 없는 언어로 노래를 하며, 계속 앞으로 나아갈 뿐이었어.」 + 「그런 식으로, 산을 넘고, 강을 건너, 대륙 중심에 있는 고대 도시의 폐허에 이르렀지.」 + 「여기서 황제가 무슨 일을 했는지는 아무도 알지 못해. 하지만 폐허가 갑자기 에너지로 충만해지더니, 거울 같은 벽이 점점 커지기 시작했어.」 + 「그 벽은 마치 온 세상의 모든 불꽃과 번개를 담고 있는듯하였어. 모든 사람, 동물 그리고 식물들은 그것에 닿자마자 하얀 먼지가 되어 증발하듯 날아가 버렸지.」 + + + + + ——그대들의 선조들 때 일어난 일입니다. + 한 세기 후, 이 파괴 불가능한 벽은 이미 대륙 전체를 집어삼키고 말았죠—— + ——특히 5년 전, 지브롤터까지 완전히 삼켜졌다는 참담한 소식을 다들 잘 알고 있을 겁니다. + 이다음 우리에게 어떤 불운이 닥칠지는 모르지만…… + ……우리는 반드시 이 모든 것을 부숴버리려 하는 재해에 맞서 싸워, 그 「황제」의 손아귀에서 우리의 세계를 되찾아야만 합니다. + + + + + 모두들! 이 세계를 훔쳐냅시다! 해적으로서, 이보다 더한 목표가 어디 있을까요? + 시간이 흘러 우리들이 노인이 되었을 때, 우리의 자손들은 이 모험을 그 무엇보다도 부러워할 겁니다! + ……모두들, 그대의 선장은 언제나 가볍고 생각없는 것처럼 보이지만, 그렇다고 준비도 없이 전쟁을 치르지는 않습니다. + 제가 하고 싶은 말은, 지금, 이 세계를 구할 수 있는 무기를 손에 넣을 절호의 기회가 우리들의 눈앞에 있습니다! + 나오세요, 철가면 뒤로 모습을 숨긴 여행자이자, 다른 세계에서 온 학자! 지난 30년간의 차원을 넘나드는 전설과도 같은 경험을 모두에게 얘기해 주세요! + + + + + 선장이 가리킨 방향에서, 「철가면」은 처음으로 맨 얼굴을 드러냈다. + 그녀의 손에 들린 성검 듀란달도 이에 호응해, 무기 본래의 모습을 유지하고 있었다. + + + + + 다들 안녕하시냐는 것이에요. + 제 이름은 에르빈·레아나·슈뢰딩거라는 것이에요. 모종의 이유로 진짜 신분을 숨긴 점, 사과드린다는 것이에요. + 어쨌든, 선장의 부탁도 있으니, 이번 기회에 얘기해 드리려 한다는 것이에요.
+ 대부분의 여러분들과는 달리, 저는 제 의지로 제가 살았던 세계, 우주를 떠났다는 것이에요. + 네, 최근에 합류한 두 발키리들과 비슷하다는 것이에요. + 더 자세히 말하면, 그들과 저는 같은 세계에서 왔고, 저 역시 그들과 같은 조직에서 일해 왔다는 것이에요. + ……하지만, 그것도 이미 수십 년 전의 얘기라는 것이에요. + 그때, 저는 어떤 위기 상황에 휩쓸렸다는 것이에요. + 그때, 일련의 사고로 인해, 물질적 실체로서의 「안정성」을 잃고 말았다는 것이에요. + 허수 에너지가 폭주해, 입자 단일성을 잃어버리는—— + 그 세계의 사람들은 이 보기 드문 현상을 이렇게 불렀다는 것이에요. + 「양자화」. + 실체가 사라지고, 의식이 흐려지며, 결국 「양자의 바다」 밑바닥까지 떨어지게 되었다는 것이에요. 그렇게, 아무런 에너지도 거의 남지 않은 세계의 틈 사이에 갇혀버리게 되는…… + + ……원래대로라면 그런 결말일 수밖에 없었다는 것이에요. + 하지만, 천천히 심연 아래로 가라앉던 중, 천만다행으로 우연히 이 성검이 손에 닿았다는 것이에요. + 당시, 이것은 그저 영혼을 잃은 금속 덩어리에 불과했고, 저 역시 실체 없이 떠도는 유령에 불과했다는 것이에요. + 하지만, 저는 이 검을 통해 제 존재를 안정시킬 수 있었고, 그 검 역시 저를 통해 원래의 힘을 되찾을 수 있었다는 것이에요. + 결국, 우리는 심연에서 「도약」하기에 충분한 에너지를 모으는데 성공했다는 것이에요. + 그러나, 그 시점에선 이미 우리는 원래의 세계에서 너무나도 멀리 떨어져 있었고—— + ——심연 위에 우리의 위치를 알 수 있는 「표식」도 남겨두지 못한지라, 「어디로」 도약할지 장소를 특정하는 건 불가능했다는 것이에요. + ……그 결과는 지금 보시는 바와 같다는 것이에요. 우린 불안정한 상태로 「이 세계」에 이르렀다는 것이에요. + 저는 운명을 믿지는 않지만, 이 왜곡된 세계에, 이 검만이 해낼 수 있는 임무가 있다고 확신한다는 것이에요—— + ——바로 우리를 위협하는 저 재앙의 벽을 무너뜨리는 임무. + + ……선장, 잠깐 「아프리카의 별」을 빌려도 되냐는 것이에요. + +

주:

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「아프리카의 별」은 Cullinan Diamond의 별칭입니다. 인간이 찾아낸 가장 큰 다이아몬드로 3106 캐럿이다(약 621 그램).

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대영제국 정부가 1907년에 다이아몬드를 얻은 후, 세공인이 9개의 큰 조각(그리고 수많은 작은 조각)으로 잘라 추가로 가공하였고, 그중 가장 큰 부분(530.2캐럿)은 왕의 홀에, 두 번째로 큰 조각(317.4캐럿)은 왕관 앞쪽에 사용되고 있다.

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+ + + + 어? 너 설마 이걸로…… 칼을 시험해 보려는 거야? + + + ……딱히 내다 팔 생각도 없던 것 같은데, 그렇지 않다는 것이에요? + + + …… + + …………그래, 아무리 좋은 원석이라도 결국은 잘라야 가치가 있으니. + + 예쁘게 잘라주는 거지? + + + + + 10분 후, 가지처럼 큰 다이아몬드 원석이 선장실 밖으로 모습을 드러냈다. + 놀라울 정도의 크기였지만, 그것의 거칠고 흐릿한 표면은 사람들로 하여금 그저 유리 조각에 불과하지 않을까 하는 의심을 불러일으켰다. + ——하지만, 이를 직접 만져본 이들은, 손의 체온이 금새 녹아들어가는 특이한 질감에, 이것이 세상 그 무엇보다도 「순수한」 결정이라는 것을 실감할 수 있었다. + 모두가 이 다이아몬드에 주목하는 동안, 슈뢰딩거 박사는 암초 한가운데에 성검을 가볍게 찔러 넣었다. + 칼자루를 감싸고 있는 그녀의 오른손은 보라색 빛을 내뿜으며, 마치 이 이상한 무기에 에너지를 주입하는 것처럼 보였다. + 「준비가 끝났다는 것이에요.」 박사는 평소처럼 차가운 목소리로 말하며, 왼손을 뒤로 뻗었다. 「다이아몬드를 건네달란 것이에요.」 + 그녀는 이 보물을 가볍게 손에 쥔 채, 마치 대패로 나무를 밀어내는 목수처럼, 혹은 찰흙을 다루는 도공처럼—— + ——바위에 꽂힌 성검의 옆면에 원석을 대며, 천천히, 그리고 흔들림 없이, 빵에 버터를 바르듯, 쓸어나갔다. + ……모두가 볼 수 있도록 박사가 다시 보석을 들어 올리니, 매끄럽고 빛나는, 마치 「버터가 발린듯한」, 결정 단면이 눈에 들어왔다. + 선원 모두가 숨이 막힐 듯한 놀라움에 취해있는 사이, 박사는 감자 껍질을 벗기듯, 담담히 보석을 뒤집거나 돌려가며, 표면에 남아있는 흠집들을 없애갔다. + 작업이 끝난 후, 그녀는 가공된 보석을 조용히 선장에게 돌려주었다. + 「보석 세공은 제 전문이 아니라, 크기를 최대한으로 보존하는 게 최선이었다는 것이에요.」 + 「……가치가 떨어지지 않길 바란다는 것이에요.」 + 박사가 무표정으로 암초에 박힌 성검을 뽑으니, 검의 표면이 뿜어내는 광채가 사라졌다. + 그녀는 저절로 갈라지는 인파를 지나, 눈송이처럼 부서지는 파도를 건너, 다시 연단으로 돌아갔다. + + + + + + 우와, 슈뢰딩거 박사, 방금 연출은 정말 환상적이었어! + + 「아프리카의 별」을 반으로 쪼개버릴까 봐 무지 걱정했는데! + + + 아, 나중에 책임만 안 물으시면, 그렇게 하고 싶었다는 것이에요. + + ……그나저나, 거기 두 발키리 분——뭔가 할 말이 있는 것 같다는 것이에요. + + 털어놓고 솔직하게 말해보는 건 어떻냐는 것이에요. + + + …… + + 그…… + + 다, 당신이 그 유명한, 「죽었으면서도 살아있는」 「슈뢰딩거」에요? + + + ……네? + + + ……아마 비앙카 님은 「죽었으면서도 살아있는 고양이」를 말하려는 것 같아요. + + + ……아, 그거. + + 왜 하필, 저를 보고 떠올리는 게, 그런 지루한 사고 실험 따위냐는 것이에요. + + + ……네? + + 지, 지루해요? 「슈뢰딩거의 고양이」는 굉장히 유명한 비유 아닌가요? + + + 뭐라고 해야 할지…… 그건 그저 「고의적인 오류」에 바탕을 둔 엉터리로 만든 모순에 불과하다는 것이에요. + + 휴우. 그게 왜 유명한지 도저히 이해할 수 없다는 것이에요. + + …… + ………… + + 됐다는 것이에요. 지금은 과거의 얘기 같은 걸 할 때가 아니라는 것이에요. + + 과거의 일은 마음대로 해석하라는 것이에요. 지금 정말로 중요한 건 이 세계의 문제를 해결하는 것이에요. + + + (……) + + + ……단지 몇 가지 의심되는 게 있지만, 아무래도 여러분에게 말씀드리는 게 나을 것 같다는 것이에요. + + + ……? + + + 저는 우리가 있는 이 「세계의 거품」에 수명이 있다고 추정하고 있다는 것이에요——「정규적인」 세계의 수명보다 훨씬 짧은. + + 만약 이것이 사실이라면, 우리는 가능한 한 서둘러야 한다는 것이에요. + + 그 「벽」의 주인이 바깥세상을 대하는 태도를 보면…… 어쩌면 바깥세상은 전혀 존재가치가 없다고 여길 거라 생각되는 것이에요. + + + 그건…… + + + 물론, 이건 그냥 직감적인 추측 불과한다는 것이에요——이를 뒷받침할 증거도, 이에 반하는 증거도 아직 없다는 것이에요. + + 그리고, 어쩌면 「벽」 안의 사람은 밖으로 오고 갈 수 있을지도 모른다는 것이에요. + + + + ……하하하하! 그런 말도 안 되는 얘기는 그만두고, 바깥 날씨나 신경 쓰는 건 어때? + + + 날씨? 폭풍이라도 오는 거야? + + + 아, 아니, 그런 말이 아니라. + + 내 말은, 이번 항해의 목적지가 열대 지방이라는 거야. 거기서도 지금처럼 이중 삼중으로 껴입고 있을 생각은 아니지? + + 하지만 안심하시라, 너희들의 선장이 이미 너희를 위해 준비한 게 있으니—— + + ——와서 다 같이 좀 입어봐! + + + ……? + + 자, 잠깐, 왜 갑자기 멋대로 옷을 떠넘기는 거야? 꼭 여기서 갈아입어야 돼? 그리고, 이 옷들—— + + + 뭐가 문제야? 남자들만 못 들어오게 하면 되잖아? + + + …… + + + 비앙카님, 걱정 마시길. 제가 몸을 가리는 걸 도와드리겠습니다. + + + + ……리타! 그런 문제가 아니라고!! + + + + + 저기…… 이거 상의 사이즈, 진짜 괜찮은 거 맞아? + 어라? 이 스타일은 확실히 비앙카 님에게 잘 어울립니다만…… + ……리타한테 하는 말이 아냐. 거기 너! 왜 네 옷은 갈아입기 전이랑 별 차이가 없는 건데! + 나? 난 선장이니까, 내 모습이 너무 바뀌어버린다면, 선원들이 어색해하지 않겠어? + 아, 선내가 너무 더울 땐, 수영복만 입고 있어도 돼. + ……야! + 미리 말해두지만, 전 예외라는 것이에요. + 무슨 말이야, 박사, 넌 어차피 체온을 조절할 필요도 없잖아. + ——어쨌든, 모처럼 몸매도 좋은데 조금 뽐내는 게 좋지 않아? 「발키리」니까, 예쁘고 귀여운 옷을 입는 게 맞지 않겠어? + 너, 너 지금 뭘 잘못 알고 있어! 대체 발키리가 뭔 줄 아냐고——아! 리타! 으, 읍…… + 음, 사이즈는 문제없네요. 그럼 이제 스커트를…… + + + + + + 우와, 정말 핏이 딱인데! + + + ……그, 그, 그래? + + + 네, 특히 리본 부분이 정말 귀엽네요, 그렇지 않나요? + + + …… + + + 좋아, 다들 만족하는 듯하니, 이제 「생중계」를 시작해 볼까? + + + ……새, 새, 생중계!? + + + ……아마 무선 영상 통신을 말하려는 것이에요. + + 요전에 그녀가 칼레도니아호와 알렉산드리아 항구 간의 통신 채널의 준비를 제게 부탁했다는 것이에요. + + ——이렇게. + + + 치——치——직—— + + 이건…… 슈뢰딩거 박사님? 다들 벌써 대서양에 있는 거예요? + + + 그렇다는 것이에요. 셸리 회장은 바쁘다는 것이에요? + + + 음, 서재에 계세요. 바꿔드릴까요? + + + 아냐, 중요한 일이 있는 것도 아닌데. 그냥 지미나 불러줘—— + + ——지미에게 누구 옷이 가장 귀여운지 물어보자. + + + ……야! + + ……풋. 알겠어요. 잠시만 기다려 주세요. + + + ……지미! 선장님이 부르셔요! + + + + + 전설에 따르면, 기원전 13세기 어느 날, 트로이 외각의 아이다 산에, 하늘의 여왕 헤라, 지혜의 여신 아테나, 사랑의 여신 아프로디테가 「가장 아름다운 여신에게」라고 글이 새겨진 황금 사과를 파리스 왕자에게 건넸습니다. + 「멋진 지미·파리스 왕자님, 이 크고, 화려한, 진귀한 사과에 걸맞은 이는 우리들 중 누구인가요?」 + 「나는 헤라·셰익스피어, 만약 내게 황금 사과를 준다면, 널 이 세상에서 가장 부유한 남자로 만들어주지.」 + 「파리스 님, 저는 아프로디테·로즈와이즈에요. 만약 제게 황금 사과를 주신다면, 당신이 사랑하는 사람과 평생 동안 떨어지지 않도록 축복을 내려드리겠어요.」 + 「흥, 멍청한 녀석, 얼른 황금 사과를 나 아테나·아타지나에게 넘겨! 그럼 최신 무기와 전투 기술을 줘서, 널 무적의 영웅으로 만들어줄게!」 + ——에헴, 위의 얘기는 그냥 해 본 소리야. + 애초에 바깥 세계는 겨우 2012년 3월 5일밖에 안됐고——양자의 바닷속의 어느 거품 세계에서도, 이 여신들이 질투심에 서로 싸운 경우는 전혀 없었으니까. + ⋯⋯하지만, 별들이 움직이며 다시 태양이 바다 위로 떠오를 때, 칼레도니아호의 선원들은 다른 이의 목숨이 걸린 분쟁에 휘말리게 되지. + + + + + 다음날, 유카탄 하얍 12.19.19.17.18, 2-수석—— + +

주:

+

정확히 말하면, 앞의 날짜(12.19.19.17.18)가 하얍이고, 뒤의 날짜 (2-수석)은 「촐킨력」(음력과 비슷하게 260일을 1년으로 하는 달력)이다.

+

+ 마야의 달력은 일련 단위의 숫자를 사용해 날짜와 연도를 나타내었고, 대부분 20이 기준이다. 날짜의 단위는 킨(k'in)으로 시작하여, 20킨은 1위날(uinal/winal), 18위날은 1툰(tun, 360일, 약 1년), 20툰은 1카툰(ka'tun, 약 19.7년), 20카툰은 1박툰(bak'tun, 약 394.3년)이다. 「박툰」 보다 높은 단위들은 거의 쓰이지 않았는데, 픽툰(Pictun, 약 7885년), 칼랍툰(Kalabtun, 약 157703년), 킨칠툰(K'inchiltun, 약 + 3154069년), 그리고 알라우툰(Alautun, 약 63081377년)이 있다. +

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ps. 우리 세계에서, 2012년 12월 21일은 하얍으로는 13.0.0.0.0이다. (이런 식으로, 해당 날짜는 소위 「종말의 날」이라 불리게 되었다).

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+ + + + 최후 통첩을 하러 왔다. + + 만약 교화를 여전히 거부하고, 그 야만적인 방식으로 「새 시대」의 도래를 축하하려 한다면—— + + 신성한 축일 휴전을 깨고, 폭력을 사용해서 강제로라도 너희들이 진보된 문화를 받아들이게 만들 수밖에 없다. + + + 흥. 연방의 요사스러운 것들, 네 녀석들에게 신앙 따윈 없는 모양이구나! + + 그 「신성한 축일 휴전」은 너희 선조로부터 대대로 내려온 건데 벌써 잊어버린 것인가? + + + 무례하다! 대사제님의 사상을 이해도 못 하는 야만인 녀석들, 어딜 감히—— + + + ——더 이상 얘기할 필요도 없다. + + 이미 결심을 내린듯하니, 우리도 행동에 나설 수밖에 없다. + + 너희들의 야만적인 풍습에 금성의 저주가 영원히 내릴지니! + + + 잠깐, 전쟁까지 할 필요는 없잖아요. 할머니, 연방 장군님! + + + ……응? + + + ……아둔한 것. 일이 이미 이렇게 되었는데, 겨우 말 몇 마디로 이들을 돌려보낼 수 있으리라 생각하는 거냐? + + + + 흥. + + + ……누구냐? + + + 후후, 말해도 모를 텐데—— + + ——난 폭력으로 폭력을 막는 게 전문인 발키리예요! + + 그리고 나의 선장이, 당신들에게 할 말이 있다고 합니다! + + + 에헴. 웃으면 복이 온다라는 속담이 있지요——그러니까 다들 화 좀 가라앉히세요. + + 하늘의 뜻에 따라 지금 여기에 막 상륙했는데—— + ——양쪽 모두 제 체면을 봐서, 병사를 물리고 휴전하는 건 어때요? + + + + diff --git a/public/novels/duriduri/ko-KR/xmlDurandal/characterData.xml b/public/novels/duriduri/ko-KR/xmlDurandal/characterData.xml index d76f9b59..c5b37c7c 100644 --- a/public/novels/duriduri/ko-KR/xmlDurandal/characterData.xml +++ b/public/novels/duriduri/ko-KR/xmlDurandal/characterData.xml @@ -483,9 +483,9 @@ - - - + + +